こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

十八夜月による月光彩雲 2023年10月

2023-10-04 | 月、月光彩雲




当地では、日中は快晴であるにもかかわず夕刻から厚い雲で上空が覆われる。このような空模様が中秋の名月の日から続いている。そのため、当方は名月はもとより十七夜まで、月影を眺めることができなかった。ともかく、今回は「ツキ」に見放されたかと思っていたところ、十八夜(今月2日)では雲の切れる時間帯があった。

雲が切れた瞬間、十八夜月による月光彩雲が現れた。彩雲の形と彩りは、月と雲の位置関係に応じて多様に変化した。




満月のときとはひと味違う、デフォルメの構図を想像しながらシャッターボタンを押した




久し振りに、美しい月光彩雲に出会えたかと、当方はレンズを向けながら彩雲を眺めていた。なお、その間、長袖シャッツでも寒さを感じさせる風が吹いていた。


ところで、日の入り後に東の空に昇った木星が雲の切れ間で明るく光っていた(マイナス2.8〜2.9等(国立天文台HP))。月と木星は雲の状態に応じて互いに見え隠れした、あたかも鬼ごっこをしているかのように。





月、木星、そして月光彩雲の組み合わせは、当方にとって「ツキ」が戻ってきたと思わせるほど稀なうれしいプレゼント(光景)であった。




当日の月(月齢 17、月の出 午後7時(群馬))


太陽光を斜めから受けているので、月面でのクレーターが目立つ。


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10月2日午後10時頃、桐生市にて。月光彩雲の撮影条件 ISO感度 1,600-2,500、シャッタースピード 1/20秒、絞り f 値 7-9、ホワイトバランスはオート。月面の撮影 レンズ EF 70-200 mm F4L、RAW → JPG、トリミング。





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