毎田周一師の言葉をお届けします。
◆親鸞聖人は浄土系の思想のみを学ばれた。
道元禅師は禅宗系の思想のみを、内村鑑三先生はひとへに基督教系の思想のみを。
人間といふものは個性的なものらしい。
◆個性と個性が会うところに、人類的普遍性が出てくるのだ。
師匠は唯一だ。
プラトンはソクラテスにしか学ばなかった。
◆人と人とが出会ふのは、唯一点で出合うのだ。
それを一句子ともいふ。
閃光ともいふ。
◆人と人との間を人間といふ。
人間存在の本質は関係にある。
そこからも固定した自我といふもののない無我説が成り立つ。
◆真理は単純だとは、単純を求めてゆく処に真理探究の過程があるといふことだ。