*昨年、法姉・瀧澤さんが、『到知』を5冊送ってくれました。
本棚に積んでうっかり忘れていたのですが、先日、取り出して読みました。
昨年の『到知』5月号で、
JT生命誌研究館館長・中村桂子さんと
ふじ内科クリニック院長・内藤いずみさんが対談しています。
対談の中で、内藤いずみさんが、
大坂大学名誉教授の柏木哲夫さんから教えてもらったという
「主流」と「本流」の考え方を紹介しています。
*柏木哲夫さんについて知りたいと思って、区立図書館から次の二冊を借りてきました。
『宗教・いのち・国家』島薗進対談集 (株)平凡社
『気持ちのいい話?』鷲田清一対談集 (株)思潮社
2月の読書は、柏木哲夫さんにフォーカスしようと思います。(笑)
*wikipediaで柏木哲夫さんの項目を調べたところ、次の言葉を見つけました。
「人は死を背負って生きている」と述べる。つまり生と死の関係というのは、
ちょうど一枚の紙の表に生があり裏側に死が裏打ちされているようなもので、
(しばしば人は生と死を別々に考えがちだが)本当は常にひとつで、
ちょっと風が吹けば紙は裏返り死があるような関係、と述べ、
死に直面してから突然あわてて死について考えるのではなく、
普段から自分の死についてよく考えておくとよいとし、
(毎日では多すぎるであろうから)せめて最低限、
一年に一度、
自分の誕生日には自分の死についてよく考えたり心の準備をしておくことを人々に勧めている。
*仏教では、「生死」を(せいし)と読まず、(しょうじ)と読みます。
カウンセリング研究会【くりのみ】では、少し前に、道元禅師の『正法眼蔵・生死』の読んだものです。
*ボクが、「生死」について考えるようになったのは、半世紀前になります。
紅顔の美青年?(笑)の頃でした。
先師・五十嵐正美先生が、良寛さんのお話をしてくれたことがあります。
併せ、道元禅師の『正法眼蔵』の薫読も勧めてくれました。
貞心尼さん
「生き死にの 境はなれて住む身にも さらぬわかれの あるぞ悲しき」
良寛さん
「うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ」
*先師からいただいた「種子(シュウジ)」に、報恩感謝であります。