尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

南房総の温泉旅行

2012年01月16日 00時08分11秒 |  〃 (温泉)
 千葉県はあまり温泉がなかったが、近年はいろいろ温泉旅館が増えている。まあ、大体は循環なんだけど、いくつかは「源泉掛け流し」もある。(低温で加熱が必要な所ばかりだけど。)その一つの「安房自然村」の「不老山薬師温泉」というところに行って来た。この土曜日に安くなるプランを見つけたので、急な旅行。ネットで見つけたのが月曜日で、それからの計画だから、自分でも突然でどこに行きたいという考えもないまま。

 宿はともかく、料理は値段以上だったかな。風呂はホテルから外へ出なければいけないんだけど、こんなトンネルをくぐって行く。「メタほう酸、メタけい酸泉」という珍しい泉質で、茶色い湯。大きい方の湯船はこんな感じ。薬師温泉と名付けてるくらいだから効能があるような…。
  

 一日目、早く着いたから少し足を延ばして、野島埼灯台。もう四半世紀前に行ってるけど、灯台大好きなので。前はもう覚えてないし。下の海岸沿いは彫刻公園になっていて、なかなか面白かった。日曜日は自然村の中をハイキング、それから海の方へ出て砂浜を歩く。宿の真下が布良(めら)海岸で、ここは青木繁が昔訪れて名作「海の幸」を描いたところである。記念碑も立っている。布良海岸の向こうには伊豆大島が見える。(中の写真が青木繁記念碑。)
  

 そこから館山市内に戻り、館山城。戦国時代の里見氏の城で、天守閣風の建物は1982年に建てられた「八犬伝博物館」。最上階からの眺めは素晴らしい。
 海沿いに北上して、保田に寄って水仙を見て行く。南房のフラワーラインは2月半ば頃からが一番の観光シーズンだが、今は花も紅葉もなかりけり。アロエと水仙くらいだったけど、ここの水仙は素晴らしく咲いていた。道々に真っ盛りで、観光バスも来てる。伊豆の爪木崎は行ったことがあるが、ここは初めて。駐車場には「水仙トイレ」が。
   

 南房総は家から近いし、千葉県市川市に住んでいた時期もあって、それなりに行っている。山と温泉が好きで、あまり行かない時期もあったけど、最近は時々行っている。宿もいろいろある。高速道路が富浦(ビワで有名)まで通って、房総半島の南部に行きやすくなった。暖かいから、春の花の時期に行くことが多いが、今回はさすがの南房も寒かったな。まあ、面白くて安くて美味しい温泉に行きたい人は、いいんじゃないか。(なお、戦争関係の史跡、頼朝や里見氏関係の史跡、自然や観光施設などいろいろ見所はあるけれど、行ってるところが多い。今回見た所以外にもたくさんの見所があることを付言。)
コメント
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