『じい散歩』を散歩するだけじゃ楽すぎるので、その日は南池袋で梵寿綱の建築を見た後にトキワ荘マンガミュージアムに行ってみた。まあたくさん歩くことが目的で、この日は(家から駅への往復を含め)総計1万6千歩になった。夕方に文楽を見る日だから、落ち着いてしっかり見る気持ちの余裕がない。もっとも今までに幾つもの文学館、郷土歴史館などに行ってるけど、あまりちゃんと見てないと思う。最近は特にそうで、修学旅行の生徒並みになってきた。いちいち字を追うのが面倒なのである。
駅で言えば、西武池袋線椎名町、東長崎、都営地下鉄大江戸線落合南長崎と三つの駅が近い。今回は椎名町から池袋まで歩こうと思ったので、東長崎まで行った。ミュージアム単体なら、それが一番近いのではないか。だけど、豊島区が作ったいろんな施設が並んでる「トキワ荘通り」をゆっくり見て歩く方が興趣があるかもしれない。東長崎から行くと、突然トキワ荘が出て来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/4c/c080fe510fef501c8044e9160d0c491a_s.jpg)
トキワ荘があった場所に再現したのではなく、そこからちょっと離れた南長崎花咲公園(トキワ荘公園)に建てた。真ん前から写真が撮れると良いんだけど、ちょうど逆光の時間帯で上の2番目の写真みたいな角度じゃないと撮れなかった。(これでもシャープじゃないけど。)3番目の写真は真裏のもので、光的にはここからが良い時間。裏を撮ってる人がいなかったが、何の建物でも裏が面白いことが多い。もっとも2019年から作り始めて、2020年開館だから、まだまだ古い感じが足りない。それは仕方ないことだが、昔のトキワ荘自体も1952年に建てられたものなので、若き漫画家たちが集っていた時代は新築アパートだったのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/62/53ea9991f81a4bacb3cb3cd5c8f964ee_s.jpg)
そう言えばトキワ荘そのものの説明をしていない。様々なメディアを通して、「漫画の聖地」みたいな伝説は多くの人が知っていると思う。手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら超有名な漫画家が若き日にこのアパートに住んでいたのである。部屋の割り振りは上記パンフの中面に載っている。ミュージアムは予約優先になっているが、平日は余裕があって予約なしでも入れると思う。(自分もそうだった。)1階は写真を撮れないが。特別企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」を今やってる(3月24日まで)。2階は当時の部屋が再現されていて、そこは写真が撮れる。
写真を見ると、窓の向こうが見える感じだが実はそれは絵である。今とは風景が違うので昔風の絵を描いている。再現された部屋には生活の様子まで作られたものもあれば、皆で写真が撮れるような部屋もある。僕もついうっかりしていたが、漫画家たちは偶然に集まったわけではない。手塚治虫が売れてきて前のアパートに編集者の出入りが激しくなって、苦情が出た。そこで『漫画少年』を出していた学童社の社長の次男が住んでいたアパートを紹介したのである。手塚治虫が入居したのが、1953年初頭。そうなると学童社に連載を持つ漫画家をそろって入居させれば会社側も便利である。漫画家側からしても、多忙時に手助けして貰えるから仲間がいると都合が良い。まあそういうことで、ここに漫画家が集結したわけである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/81/32bad2662da2055150f06521f28d6a1f_s.jpg)
面白いのは電話ボックス。当時の様子を再現してあるが、もちろん使えるわけじゃない。公園にはキレイなトイレや売店もある。好きな人には一杯見どころがあるんだろうけど、そろそろ先を急ぎたい自分はさっと通り過ぎてしまった。そこから歩いてトキワ荘通りを椎名町方面(山手通り方面)へ歩く。少し行くと、有名な中華料理店「松葉」がある。ここは若き漫画たちがいつも食べていたところで、藤子不二雄の漫画によく出てくる。ところで、ホンモノのトキワ荘はこの「松葉」の道を隔てたちょっと奥にあり記念碑がある。こんなに近いんだから、良く行くはずである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/cf/7c81e198096fa6af94de6d15e867c48b_s.jpg)
通り沿いにはトキワ荘マンガステーション、トキワ荘通りお休み処、昭和レトロ館など、いろんな昭和レトロっぽい施設が出来ている。マンガステーションではトキワ荘関係の漫画家の作品をただで読めると書いてあった。しかし、平日午後にそうそうヒマな人はいないだろうから、どこも閑散としていて入りにくい。僕も外から写真を撮って、今日はオシマイとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/75/1e11cfbc3da5f1c808b1d8493186285f_s.jpg)
最近池袋東口に「アニメ東京」という施設が出来た。その他アニメ関係のお店が集中している。好きな人はそっちも回ると良いんだろうけど、池袋駅まで歩いて終わり。まあ、一度は行ってもいい施設だろう。正式には「豊島区立」が付く。
駅で言えば、西武池袋線椎名町、東長崎、都営地下鉄大江戸線落合南長崎と三つの駅が近い。今回は椎名町から池袋まで歩こうと思ったので、東長崎まで行った。ミュージアム単体なら、それが一番近いのではないか。だけど、豊島区が作ったいろんな施設が並んでる「トキワ荘通り」をゆっくり見て歩く方が興趣があるかもしれない。東長崎から行くと、突然トキワ荘が出て来る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/97/07e077637530d48b9a3cbbb8770cb378_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/bd/b596673b9796a62f77bfde0a8992dc76_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4b/1d/a67789a2dd67206f9433e97e9f9362fd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/4c/c080fe510fef501c8044e9160d0c491a_s.jpg)
トキワ荘があった場所に再現したのではなく、そこからちょっと離れた南長崎花咲公園(トキワ荘公園)に建てた。真ん前から写真が撮れると良いんだけど、ちょうど逆光の時間帯で上の2番目の写真みたいな角度じゃないと撮れなかった。(これでもシャープじゃないけど。)3番目の写真は真裏のもので、光的にはここからが良い時間。裏を撮ってる人がいなかったが、何の建物でも裏が面白いことが多い。もっとも2019年から作り始めて、2020年開館だから、まだまだ古い感じが足りない。それは仕方ないことだが、昔のトキワ荘自体も1952年に建てられたものなので、若き漫画家たちが集っていた時代は新築アパートだったのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/dd/29f7d6e608297acee3c97b0e94c6e3d7_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/62/53ea9991f81a4bacb3cb3cd5c8f964ee_s.jpg)
そう言えばトキワ荘そのものの説明をしていない。様々なメディアを通して、「漫画の聖地」みたいな伝説は多くの人が知っていると思う。手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら超有名な漫画家が若き日にこのアパートに住んでいたのである。部屋の割り振りは上記パンフの中面に載っている。ミュージアムは予約優先になっているが、平日は余裕があって予約なしでも入れると思う。(自分もそうだった。)1階は写真を撮れないが。特別企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」を今やってる(3月24日まで)。2階は当時の部屋が再現されていて、そこは写真が撮れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/b2/085a0b8207e8761d97aabf79a0ba58ac_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/74/42/4efd4a37495ae97a3132b2f8e998fb5f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/b3/80db86b0440da44693730a3824e54668_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/02/ba/d77310f50d99ea392b28051c3b7d12af_s.jpg)
写真を見ると、窓の向こうが見える感じだが実はそれは絵である。今とは風景が違うので昔風の絵を描いている。再現された部屋には生活の様子まで作られたものもあれば、皆で写真が撮れるような部屋もある。僕もついうっかりしていたが、漫画家たちは偶然に集まったわけではない。手塚治虫が売れてきて前のアパートに編集者の出入りが激しくなって、苦情が出た。そこで『漫画少年』を出していた学童社の社長の次男が住んでいたアパートを紹介したのである。手塚治虫が入居したのが、1953年初頭。そうなると学童社に連載を持つ漫画家をそろって入居させれば会社側も便利である。漫画家側からしても、多忙時に手助けして貰えるから仲間がいると都合が良い。まあそういうことで、ここに漫画家が集結したわけである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/2f/a7f1b8d4b49d910424c12af9a8e67017_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/72/f2d8943ac8f1ff47bf6ff7576e7451ef_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/81/32bad2662da2055150f06521f28d6a1f_s.jpg)
面白いのは電話ボックス。当時の様子を再現してあるが、もちろん使えるわけじゃない。公園にはキレイなトイレや売店もある。好きな人には一杯見どころがあるんだろうけど、そろそろ先を急ぎたい自分はさっと通り過ぎてしまった。そこから歩いてトキワ荘通りを椎名町方面(山手通り方面)へ歩く。少し行くと、有名な中華料理店「松葉」がある。ここは若き漫画たちがいつも食べていたところで、藤子不二雄の漫画によく出てくる。ところで、ホンモノのトキワ荘はこの「松葉」の道を隔てたちょっと奥にあり記念碑がある。こんなに近いんだから、良く行くはずである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/4c/251a23f0744f0c5fafecf37da67e7b3c_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/f7/6addca8c426556e2c05c87b338b2555b_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/cf/7c81e198096fa6af94de6d15e867c48b_s.jpg)
通り沿いにはトキワ荘マンガステーション、トキワ荘通りお休み処、昭和レトロ館など、いろんな昭和レトロっぽい施設が出来ている。マンガステーションではトキワ荘関係の漫画家の作品をただで読めると書いてあった。しかし、平日午後にそうそうヒマな人はいないだろうから、どこも閑散としていて入りにくい。僕も外から写真を撮って、今日はオシマイとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/fc/36e16cf381f5069a17d6dbae1e835f52_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/2d/1159904d3404c02cbf3803536bce35d2_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/75/1e11cfbc3da5f1c808b1d8493186285f_s.jpg)
最近池袋東口に「アニメ東京」という施設が出来た。その他アニメ関係のお店が集中している。好きな人はそっちも回ると良いんだろうけど、池袋駅まで歩いて終わり。まあ、一度は行ってもいい施設だろう。正式には「豊島区立」が付く。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます