やはり慣れていない車両って苦労するんだなぁ・・・
結果的にうまくいったので良かったけど、もう少し勉強しないとダメだね!
さて・・・
コンタクトブレーカー等のパーツが揃ったので、お客様に90SSを持ち込んでいただいた。
まずは、症状の再確認。
とにかく低回転時が不安定で、アイドリングが続かない。
走り出す時も、かなり回転を上げないとトルク不足。
加速時は、ゆっくりとスロットルを開けていかないと、ストール気味になる。
と言うことで・・・
まずは、コンタクトブレーカーとコンデンサを交換した。
問題は、点火タイミングがわからない。
Fマークが見つからないんだよね。
ローターには、Fマークと思われる刻印があるのだが、クランク側になにもマークらしきものがない?
おそらく真上だと思うが・・・
心配なので、点火プラグを外して上死点を確認してみた。
結果的に、真上がFマークで大丈夫みたい?
コンデンサも交換したんだが、配線はハンダ付けなんだね。(ちょっち面倒)
エンジンを始動させ、タイミングライトで確認してみると、真上で綺麗に点火していた。
でも、まだ低回転域は不安定だった。
感覚的には、二次エアを吸ってるというか、スロットル開度が小さい領域で薄すぎる感じ。
しかたがない・・・
と、キャブレターのオーバーホールを開始した!
ところが!
カバーを外したとたんに、オイルがデロデロ・・・
あいやぁ
クラッチレリーズ部分に、ミッション室から通じているトンネルがある?
これって、キャブレターオーバーホールや、クラッチ調整のたびにミッションオイルが出ちゃうのか?
ディップスティックを見る限り、ギリギリ漏れ出さないレベルが正常なのかもしれない。
って言うことは、たくさん入りすぎてるのか?
オイル量の表示がないのでわかんないけど・・・
んで、キャブレターを確認すると、エアスクリューが2回半程度回してあった。
正規のデータを知らないけど、なんとなく戻しすぎてる気もする。
それとマニフォールドへのクランプボルトが、ユルユルなのが気になった。
キャブレター内は綺麗なもの!
スロージェットの穴が小さいような気もするけど、測定できないもんなぁ
とにかく各部の点検とクリーニングを行って、キャブレターを組み上げた。
最初と異なっているのは、エアスクリューの戻し量だけ?
んで、エンジン始動!
おゝ!
おゝ!
安定してアイドリングしている!
試乗してみると、H3を彷彿させる粘り強い走りができた。
これで十分でしょう!
オーナーさんも、満足してくれたみたいなので、今日のところは作業終了!
まぁ、走らせてみると、ステム周りやクラッチ周りに爆弾が隠れている気がするけど、それは次回?
それにしても、各部の締め付けが緩すぎるのが怖い・・・
個人売買でオートバイを買うのもいいが、とにかく各部の締め付けは点検するべきだと思う。
それとオイルの確認。
今回の不調も、マニフォールドのクランプが弱かったのが関係していたのかもね。
え?
写真が一枚もないって?
んなの、撮ってる余裕ないもん!