

「 こ、工場長、た、大変です 」 |
「 どうしたんだ 」 |
「 賞味期限なんですが 」 |
「 いいから早く説明しろ 」 |
「 (2007年のはずが)2006年で印刷してしまいました 」 |
「 何個くらい印刷したんだ 」 |
「 全部です 」 |
「 う~ん、印刷、う~ん、し直すしかないな 」 |
「 見学客に改竄作業だと思われてしまいます 」 |
「 じゃぁ今日の見学会は中止せざるを得ないな 」 |
「 何か隠してると思われないでしょうか 」 |
「 ・・・・・ 」 |
実はこの船の中に入ったことがある。この船の中で使ってるソフトウェアが今一つ動かないって話が来た。誰もそんな調査になんて行きたくなかったけどその時にこの船に乗ってみたいってことで手を挙げたのが俺。派遣社員だから出張とは無縁ってのもあったかな。
結果はというと代替手段があったのでこのままでヨロシということで調査は子供のお使いで終った。就役が1982年だっていうから行ったのは南極に行く直前だったようだ。時間的に余裕があったら直せってことになったんだろうなぁ。
船が停泊してたのは川崎港だったかなぁ。兎に角目の前で見る船は大きいもんだと外でもキョロキョロ。勿論船の中でもキョロキョロ。自分が作ったソフトでないこともあって完全な物見遊山モード。この船とはそんな縁があったのだ。
この観測船は氷を砕きながら航行出来る砕氷船でもある。この船が引退するのは実は地球温暖化で砕氷能力は要らない、なんてことはないよね。でも次の船の砕氷能力はどのくらいにするんだろう。だけど22世紀には砕氷船なんてのは無くなってるかもしれないなぁ。
何百回もゴルフ接待されて何もお返しをしてない(本人談)前防衛次官が衆院に続いて参院で証人喚問された。質問が1つ言い終ると議長が 「 モリヤ証人 」 と言う。そして回答するとすかさず質問者が手を挙げる。議長は 「 ××君 」 と言う。質問してから答えるまで5秒か6秒かかる。
1つの机で差し向かいにやり取りするってのは出来ないもんだろうか。数日前に少しの時間も待てなくなった話を書いた。この証人喚問、呼ばれてから話をするまでの時間は5秒以上かかるんだけど、この間がじれったい。でも色々出てきたからまぁいっか、って良くないよ。もっと時間を効率良く使って欲しい。