
大学に行ってた頃、バイクに乗ってたということもあって近所の悪ガキンチョと仲が良かった。中学生だった彼らは何処からかバイクを拾ってきたかして無免許で乗り回してた。彼らにとって一番のネックは燃料。ガソリンスタンドには行けないので色々と苦労してた。
画期的だったのは灯油で動かしたってことかな。ガソリンを普通に買える自分としては灯油で動かすなんて発想は無いが兎に角動くのだ。当時俺はバイクに詳しかったとはいえこれ以外にも今でも説明が付かない不思議な現象を幾つも体験した。彼らに教わることもあったし自分で見つけることもあった。
ただ灯油では簡単に動くわけではない。プラグをコンロで焼いといた方が良いなど、それなりのノウハウというか研究成果があり感心した。しかしバイクの寿命は短かった。ピストンに穴が空いたそうだ。こんなことを思い出した窃盗事件だった。こんな会話もした。
「よく分るじゃん」
「石油ストーブの臭いはするし、このずっと続く白い煙」
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