久しぶりにひとりで映画を観に行きました。
昨日から始まった『愛をよむひと』です。
偶然に見えるようなことでも、実は、その偶然を呼び込む力が働いていたり、
偶然の中から、(自分にとっての)必然を見つけ出す力が動いていたり。
時々そんなことを思いますが、今日もそれを、なんとなく感じました。
毎週土曜日の午前中は、ピラティスのレッスンに参加しているのですが、
その先生が、今日は用事があってお休みでした。
スポーツクラブに隣接しているショッピングセンター内の映画館を
何気なく検索したら、20日は、誰でも1000円のサービスデー。
『愛をよむひと』は、すこし前に、はらぺこさんが前売り券を買ったという
ブログを読んでいた。
そして、原作の『朗読者』について、hiantaさんの文を読んだ覚えが‥
こんなふうな偶然が重なって、そうだこの映画を観ようと、昨日の夕方に
決めたのです。
けれど、そう決めたにもかかわらず、葛藤のような気持ちが心を塞いで
いるのはなぜだろう、と思い、今『1Q84』を読んでいるからだということに
思い至りました。
その長い小説の世界に、この1週間浸っているのに、他の〈ものがたり〉が
うまく入り込むことができるのだろうか、やめておいたほうがいいんじゃないか‥
そして結論は、映画の中に、〈朗読〉〈カセットテープ〉〈チェーホフ〉の
共通点を見つけて、これは偶然ではないかも、とひとり静かに感動したのでした。
春樹氏の小説は、「2」の方の半分近くまで読みました。
もう少しで終わりが見えてきます。
失われていくものの、あるいは、失われてしまったものの、
物語なのかなあ、この本も、と思います。(肯定的に、です)
でも、失われないものなど、生きている限りは、どこにもなくって、
だから、生きているものは(生きているうちは)、失われてしまったもの
(あるいは人)のことを想うのだろうと、思うのです。
昨日から始まった『愛をよむひと』です。
偶然に見えるようなことでも、実は、その偶然を呼び込む力が働いていたり、
偶然の中から、(自分にとっての)必然を見つけ出す力が動いていたり。
時々そんなことを思いますが、今日もそれを、なんとなく感じました。
毎週土曜日の午前中は、ピラティスのレッスンに参加しているのですが、
その先生が、今日は用事があってお休みでした。
スポーツクラブに隣接しているショッピングセンター内の映画館を
何気なく検索したら、20日は、誰でも1000円のサービスデー。
『愛をよむひと』は、すこし前に、はらぺこさんが前売り券を買ったという
ブログを読んでいた。
そして、原作の『朗読者』について、hiantaさんの文を読んだ覚えが‥
こんなふうな偶然が重なって、そうだこの映画を観ようと、昨日の夕方に
決めたのです。
けれど、そう決めたにもかかわらず、葛藤のような気持ちが心を塞いで
いるのはなぜだろう、と思い、今『1Q84』を読んでいるからだということに
思い至りました。
その長い小説の世界に、この1週間浸っているのに、他の〈ものがたり〉が
うまく入り込むことができるのだろうか、やめておいたほうがいいんじゃないか‥
そして結論は、映画の中に、〈朗読〉〈カセットテープ〉〈チェーホフ〉の
共通点を見つけて、これは偶然ではないかも、とひとり静かに感動したのでした。
春樹氏の小説は、「2」の方の半分近くまで読みました。
もう少しで終わりが見えてきます。
失われていくものの、あるいは、失われてしまったものの、
物語なのかなあ、この本も、と思います。(肯定的に、です)
でも、失われないものなど、生きている限りは、どこにもなくって、
だから、生きているものは(生きているうちは)、失われてしまったもの
(あるいは人)のことを想うのだろうと、思うのです。