真夏の暑さだった土曜日、久しぶりにうらわ美術館へ行きました。
(うらわ美術館は、JR浦和駅から徒歩7分くらいのところにある
浦和ロイヤルパインズホテルと同じ建物の3階にあります。
美術館らしくはないのだけれど、簡潔でひっそりした感じが結構好きです。)
6月27日(日)までの、「再発見!クレパス画」 身近な画材の可能性
をみてきました。
パンフレットの説明によると、クレパスは、大正14年に、「クレ」ヨンと「パス」テルの
良い所を備えた描画材料として、日本で生まれたそうです。
安価で発色がよく、また色を重ねることもでき、紙への定着性にも優れて
いるため、急速に学校教育の場で、広まったとのことです。
そのクレパスを使った作品、168点で構成され、展示室の隣では、自由参加の
創作コーナー(もちろん画材はパステル)があり、来館者(おもに子ども)によって
描かれた絵が壁一面に貼られていました。
この展覧会を知ったのは、新聞のアート欄の紹介を読んだからなのですが‥。
クレパスという言葉の響きは、ちょっと懐かしい気持ちを誘いますますよね。
と同時に、パステルも、私の中では、なんかちょっと青春?の香り漂う言葉なのです・笑。
高校時代の選択授業で、美術を選んだのですが、初めて油絵を描いた時(たぶん高1)に、
その時の美術担当の、若い方の先生(思いっきりあごひげあり)に、色の使い方を
ほめられ、パステル画をやるといいかもね、と言われたのでした。
音楽ダメ、書道いや、と消去法で選んだ美術選択が、それ以来とても好きに
なったのは言うまでもありません。
まあ、そんな私の思い出はさておいて。
168点のクレパス画は、人物・風景・抽象など、テーマごとに分けられ、
多数の著名な方のクレパスによる作品を見ることができました。
私がおもしろいなあと思ったのは、チケットにも印刷されている脇田和「青い頭巾」と「小ども」。
(脇田和は、絵本『おだんごぱん』で絵を描いている、わきたかず だったのです。
ちっとも気がつきませんでした。)
クレパス開発に尽力した、山本鼎「西 瓜」、熊 谷守一の「裸婦」。
それと、猪熊玄一郎の作品‥5点ありましたが、どれもよかったです。
(新宿のオペラシティアートギャラリーで、猪熊玄一郎展が、7月4日(日)まで
開催されています。行かれないかも、と少し弱気になっていましたが、
ぜひ行こう、という気持ちになりました)
うらわ美術館の、次の展覧会は7月10日(土)~9月5日(日)
荒井良二 スキマの国の美術館
(大人対象のワークショップもあるみたいです。館内ポスターに書いてあったのですが
HPにはまだ載っていないようでした。)
その次が、9月11日(土)~10月31日(日)
ウィリアム・モリスーステンドグラス・テキスタイル・壁紙・デザイン です。
観覧済のチケットを次回に見せると(1年以内、ひとり1回限り)、団体料金で
みることができる「リピーター割引」があるそうです。