音楽の喜び フルートとともに

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女友達

2009-05-14 20:59:13 | 子ども

いつもは明るい4年生の女の子。今日は使用禁止の滑り台の上に上がって降りてきません。
先生が3人くらい入れ替わり立ち替わり、降りるように促しますが、降りません。かなり長い間、叱られながらそうしていました。
私は、別の子どもの担当で、そのときはそばに行くことはできませんでしたが、気になっていたので、おやつが終わって、運動場で一人でいるその子が近くに来た時に声をかけてみました。
「何かあった?」
「・・・」
「いつも、ルールを守ってくれるAさんなのに、滑り台に登ってへんだなぁと思ってたんよ」
「・・・」
「何か、嫌なことでもあった?」
「うん。」
「Bさん、Cさんとけんかした。」
いつも一緒に遊んでいる子ども達です。
「仲の良い人とけんかしたら、つらいなぁ。」
「うん。」
「二人と一人になったんだ。」
「うん。」
「それは傷つくね。」
「うん。」
「・・・なあ、先生、私が自殺したら、どう思う?」
「先生は嘆き悲しむとおもうよ。」
「それにすごい傷つくと思うわ。」
「・・・」
「すごい風。先生ちょっとかぜよけになって」
「いいよ。」
私の体に背中をもたれかけて、ぴったりくっついて、そのままじっとして。
「二人でボール遊びしようか?」
「いいよ。」
ボール投げして、「校長先生投げ」「セレブ投げ」「良い子でいなさい投げ」とかふざけた遊びをいっぱいやって。大笑いして。
「先生、今度はしりとりしよう!」
ずっと私にくっついて離れない。
そこに、Bさん、Cさんがやってきて、「さっきは、ごめん。一緒にあそぼ」
「いいよ。」
一瞬にして、三人手をつないで、行ってしまいました。
よかった。今日はうまくいったみたい。