音楽の喜び フルートとともに

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音楽であそぼう!5月

2009-05-09 20:59:08 | 音楽で遊ぼう

5月の音楽であそぼう!は、フルートとピアノによるメンデルスゾーンの「春の歌」で幕開け。
Sさんが音を変えてきたのがわかります。さすが!明るい軽やかな春の歌になりました。

5月と言えば、なんでしょう?
いちご、しょうぶ、あやめ、さくら、こどもの日、ゴールデンウィーク
「海に行った。」「ユニバに行った。」「私も」「おばあちゃんちに行った。いとこと遊んだ。」

みんないろんなところに行って楽しかったみたい。
「子どもの日と言えば、何かな?」「こいのぼり」「こんな感じ。」黒板に絵を描いて、
「こいのぼりを歌える?」
「歌えるよ。」
歌って、ベルでこいのぼりを演奏しました。
「み」をしたい人が3人。誰も譲りません。
「こういうときはどうやって決めるの?待っているから3人で相談してね。」
「私、れがいい。」一人が降りました。
残ったのは5年と、1年どちらも黙って座っています。
「話し合ってね。」
「じゃんけんしたらいいのに。」他の子が待てなくなっていいます。それでも黙って向かい合っています。
「じゃんけんはいやや。」一年が言いました。
「じゃんけんでもいいし、何でもいいよ。話し合って決めてね。」
また黙って向かい合って。
「じゃあ、他の音から決めていくね。そのいい人。」
少し経って
から5年の女の子が「私「ど」でいいよ。」笑顔で言いました。
1年生はうれしそう。

この5年の子はその後、自由に楽器を選ぶ時も、1年生の子ども達が、楽しめるようによさそうな楽器を回してあげたりしていました。
一年生も助言を聞いて、うまく遊んでいました。

おもしろかったのは、途中で来た1年生の男の子。どの楽器を薦めても、しません。「楽器をしたくないの?」「うん。」「じゃあ、そこに座って聴いていてね。やりたくなったら、いつでも言ってね。」というと、静かに座ってみんなの様子をみています。
すると、ベルの途中、「しんどなってきた。」はじめから参加していた1年生の女の子が言いだしました。「そうなの、じゃあ、ちょっとそっちで休んでる?」というと、「うん。」と静かに、自分でいすを持っていって、男の子の横に、座りました。しばらく、二人で見ていました。

女の子はしばらくすると途中で、「私は、歌ではいるわ。」と合奏の時に歌で入ってくれました。
男の子は最後まで聞いていて、最後に片付ける時に、ベルを一つづつビニール袋に入れて、箱に入れるのを手伝ってくれました。「ありがとう、助かるわ。とっても上手に片付けられたわ。」というと、うれしそうに笑ってかえって行きました。

音楽で遊ぼうは!クサルのも、怒るのも、泣くのもなし。強制もなし。音楽の時間をたのしむだけ。
楽しみ方は、無限にある。そのことを、子ども達は私に教えてくれます。