おすすめ度 ☆☆☆
マイルス・デイヴィス好き ☆☆☆☆
PG12 薬にはまったマイルスは、見せたくない。
「死刑台のエレベーター」のあの鮮烈な曲が耳に残っている人には、たまらない映画だ。
特に、ラスト、ハービーハンコックやウェインショーターなど、実際にマイルスと共演した人たちとのコラボが流れると思わず拍手が。
実際1970年後半に空白の5年間があったらしい。
映画は、音楽レポーター、デイブ・ブレイデン(ユアン・マックレガー)が、訪ねてくるところから始まる。これは全くのフィクションらしいが。
そして、録音されたテープをめぐって、ちょっとやくざっぽい人たちとの追っかけあいが始まる。
レポーターとのやり取りとか、銃撃とかカーチェイスとか、普通の娯楽映画風なつくりだ。
ただ、回想シーンではさまる別れた妻との物語などは、実際にあった話らしい。
マイルスを演じるドンチードルが、あまり似てないせいもあって、ちょっと、入り込めないところがある。
まあ、音楽家の伝記映画は、一つのジャンルになっており、あまりはずれがないのがくせになっている。