おすすめ度 ☆☆☆
スペイン映画 劇場未公開
ピカソの絵を知っている人には、ある程度の知識はあるだろうが、日本ではあまりなじみがない。
1937年のスペインは内戦状態にあった。政府軍と反乱軍。
これが、他の国を巻き込んで争いになったのが悲劇だ。
政府軍側のソ連、反乱軍側のドイツ他。
その戦争を取材しようと、いろんな国から報道陣が派遣されていた。
政府報道局のテレサ、ソ連人の監視下、記事の検閲を担当。
ニューヨークからやってきたヘンリーは、本を出すほどの売れっ子。
この二人が愛をはぐくみながら、前線取材などを行い、危ない目にあう。
そして、ドイツ軍によるゲルニカの無差別爆撃。
初めて焼夷弾を使った都市攻撃で、街を焼き尽くした。
ちょっと、ゲルニカの爆撃描写があっさり目のため、不満が残る。
国民同士のいがみ合いが他国の介入を許し、悲劇を招いたことは、残念なことだ。
スペインだからこそ描けるテーマなのだが。