おすすめ度 ☆☆☆
難病もの好き ☆☆☆★
NFLニューオーリンズ・セインツ現役時代に輝かしい功績を残したスティーブ・グリーソン。選手生活を終えたあと、難病を宣告される。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)。運動ニューロンが侵され、筋肉を動かそうとする信号が伝わらなくなり、筋肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせ細ってきます。吸引すら困難になります。
そんな時、妻が妊娠。
生まれてくる子のため、なすべきことは何か?
そこで、ビデオレターを始めます。やがて、子が生まれ、祝福します。
妻は育児と、夫の介護で大変です。
やがて、介護スタッフも付き、ビデオを撮影するメンバーも加わります。
そして5年間、息子の成長と病気の進行が並行して進んでいきます。
言葉も出なくなりますが、字を目で追うだけで入力できるツールのおかげで、会話が成立します。
スティーブは、妻と子供と積極的に外へ出かけます。
この撮影された膨大な映像を、アレンジしできたのが本作品です。
だんだん、やせ細り、物事の自由が利かなくなる状態が克明に描写されていきます。
しかし、スティーブの家族への愛、妻の献身的な介護。生きるという強い意志が見て取れます。
各国の映画祭で、賞を得ています。