おすすめ度 ☆☆☆
韓国映画好き ☆☆☆★
モスクワ国際映画祭で主演男優賞&最優秀アジア映画賞の2冠達成!
軍事独裁時代末期の韓国の暗部を描いたサスペンス。
荒っぽいところはあるが正義感が強く、家族思いの平凡な刑事カン・ソンジン。国家安全企画部による犯人でっち上げに加担していく。
いかにも、韓国らしい、妓生パーティーや、札束の賄賂。
刑事は、やり手だが、耳の悪い妻と、足の不自由な息子を抱え、誘惑に乗ってしまう。
そして彼の親友の記者は、この陰謀に気づくが、逮捕執拗な責めで痛めつけられる。
そして、ソンジンは、企画部の犬と化したことを悔やむが、後の祭り。
だが、民衆の蜂起が軍事政権を倒すのだった。
韓国映画独特の、コミカル面とシリアス面とのうまい配合で、演技が引き立つ。
刑事役をソン・ヒョンジュ、黒幕の国家安全企画部長役をチャン・ヒョクがそれぞれ演じる。