おすすめ度 ☆☆★
イザベル・ユペール好き、哲学好き ☆☆☆★
フランスドイツ合作
監督のミア・ハンセン=ラブはまだ30代。大人の女性を描いて遜色ないと評価。ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞。
ユベール扮するナタリーの物語。ユベール64歳にして50代を演じています。
いろいろ事件は起こりますが、普段の生活を淡々と描いているので、退屈します。
おまけに、哲学談義がそこここに出てきて、ましてや字幕に頼るものにとっては、苦痛です。
ただ、そこを慣れてしまうと、中年女の出会う、出会いと別れ、夫、母親、娘、赤ちゃん、ねこ、恋人未満。
なにしろナタリー歩き回ります。
泥沼に足を取られても。
丁度、人生の転機なのか、次々と身辺に変化が、
それは寂しいものではあるが、人生、それを受け入れて前へ進む。
ナタリーのそこはかとない人生が、この映画の魅力です。
音楽と風景と。