一人、次の三つ道具を使います。
1. 鎌。 片刃中厚鎌がいいと思います。柄は長すぎない方がいいと思います。
2. 手箕(てみ)。箕の形をしたゴミ取りです。
3. 港南土木事務所から支給される、掃除した落ち葉などを入れてゴミとして出す、大きな黄色のビニール袋。
中腰の作業はすぐ疲れます。ビニール袋を大きく広げてシート状に敷き、その上に腰をおろします。右利きの人は、目の前の雑草を右から左へ抜いていきます。
芝生では、左手あるいは指で雑草の葉・茎を掴み、引っ張ります。抜ければ抜きます。抜けなければ右手に持った鎌の先端で、根元をチョンチョンとやります。根を切るのではなく、土をやわらかくするようにします。ズルズルっと雑草が抜けます。抜けなければ鎌を振りおろして先端をグサッと雑草の根元に突き刺します。根の下に鎌の刃が入っていくようにします。雑草がごっそりとれます。芝生が出てきます。
地下茎で繁殖する雑草は、芝生を駄目にするので、茎を土中で切るようにして取ります。炭素同化作用を邪魔して最終的には地下茎も枯らすようにします。これは根気が入ります。
絶え間なく、リズミカルにやります。雑草が抜けるのが面白くて夢中になります。ビニール袋を引っ張って移動していきます。左へ、あるいは前に移動していきます。
芝生がないところは、地面を鎌で削るようにして雑草をとります。一番楽です。土面になってしまうので土の流出、土煙対策を行います。とった雑草で地面をカバーするのも手です。土面を広くしすぎないのも対策の1つになります。
とった雑草は手箕に入れます。手箕がいっぱいになったら、設けた雑草置き場に雑草を捨てます。この雑草は園内で有効活用します。