MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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島鉄フェリー~天草へ向かう航路

2008-02-03 | 船舶[日本国内]

今日「MAKIKYUのページ」では長崎県南島原市にある口之津駅と、隣接するバスターミナルに関して取り上げましたが、ここからは熊本県天草諸島の鬼池に至るフェリーも運航しており、このフェリーも口之津を発着する鉄道や路線バスと同じく島原鉄道が運航しています。

天草というと鉄道路線から離れ、離島(熊本方は橋で繋がっており、熊本市内から天草の本渡へは直通の快速バスも多数運行されています)だけあって行き難い場所というイメージがありますが、島原半島南部を走る島鉄の鉄道(3月末で廃線)や路線バスの車窓からは天草諸島を望むことができ、島原半島と天草諸島は海を挟んで比較的近い位置にあります。

MAKIKYUが12月に島原半島を訪問した際には、時間の関係もあって天草諸島までは足を伸ばしておらず、それどころか天草自体が未踏の地という状況ですが、口之津からは天草の鬼池まで片道僅か30分・運賃360円で行くことが可能で、写真の「フェリーあまくさ」ともう一艘の船が両岸を同時発着するダイヤが組まれ、概ね毎時1本程度(平日と休日でダイヤが変わり、最終の出航が早いですので要注意です)が運航されています。

全国版の時刻表にも一応運航時刻は掲載されていますので、この航路をご存知の方も多いと思いますが、このフェリーを活用すれば天草諸島と島原半島の両地域を周遊するにも非常に便利かと思いますし、MAKIKYUも機会があれば「SUNQパス」(九州内の一般路線・高速バスフリー乗車券:島原・天草なら北部九州版で周遊可能です)でも使って未踏の天草を訪問し、このフェリー(運賃はSUNQパスとは別途必要ですが…)にも乗船したいと思っています。


口之津駅とバスターミナル~鉄道駅は忘れ去られたような感が…

2008-02-03 | 鉄道[九州・私鉄等]

  

12月にMAKIKYUが、3月末で路線の約半分が廃線となる島原鉄道(島鉄)を訪問した際には、諫早~口之津(Kuchinotsu)間を島鉄のバスで移動し、口之津から鉄道線に乗車したのですが、口之津は島鉄の鉄道駅とバスターミナル(口之津営業所)があり、またバスターミナルは海に面し、天草へ向かう島鉄フェリーの発着場にもなっているなど、この一帯(南島原市)の交通の要衝となっています。

バスターミナルと鉄道駅は通りを挟んで向かい合っており、鉄道とバスやフェリーとの乗り継ぎも容易ですが、バスターミナルは乗車券販売(バス・フェリー)などを行い、係員が常駐しているのに対し、鉄道駅はすぐそばとはいえ島鉄ではポピュラーな存在といえる箱型建物がバス車庫内に建っているだけ(バス車庫内に駅舎が存在するのは、首都圏でも関東鉄道寺原駅などの事例がありますが…)で終日無人、また駅構内も2両編成の列車が停車できる程度のホーム一本のみという状況です。

この一帯の交通の要衝にある駅にしてはかなり質素な感があり、鉄道が走る島原方面ですら昼間は並行バス路線(これも島原鉄道が運行)の方が至便な状況ですので、まるで鉄道の存在が忘れ去られたかの様な感がありますが、この地を初めて訪問したMAKIKYUは少々驚いたものですが、この忘れ去られたかの様な駅に列車がやってくるのも来月末まで、その後この一帯の陸上を走る公共交通機関は路線バスのみという状況になってしまうのは寂しいものです。

写真は口之津駅の駅舎と駅構内、通りを挟んで向かいに位置するバスターミナルで、口之津駅に入線中の列車(この列車は加津佐行)にも注目です。