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宮崎交通の中型ロング車~移籍車両自体が少ない彼の地では…

2010-05-23 | バス[九州本土]

MAKIKYUは数日前所用で秋田県内など北東北へ出向いており、この事もあって「MAKIKYUのページ」更新も数日間停止していました。
(東北関連の記事も、数日中に公開を開始したいと思います)

この間には現在九州南部の宮崎県で、猛威を振るっている家畜伝染病の口蹄疫が更に拡大して非常事態宣言が出され、畜産以外の所でも様々な影響が出ています。

航空会社各社では宮崎発着航空券の特例無手数料払い戻しが発表され、宮崎県内の路線バスの殆どを運行する宮崎交通でも、HPで消毒ポイント通過による遅延が見込まれる事を告知するなど、今回の事態が極めて深刻である事を痛感させられ、早期の事態収拾を望みたいものです。

ところで現在宮崎県内の路線バスの殆どを運行する宮崎交通は、MAKIKYUが2月に宮崎を訪問した際にも、観光特急「海幸山幸」号に乗車するまでの短い時間ながら、土休日限定の「ワンコインパス」を利用し、宮崎市内で乗車する機会がありました。

同社の路線バスは、観光・高速バス車両の転用を除くと、国内4メーカー各社の車両を導入しているものの、宮崎市内でも殆どを中型車が占めており、MAKIKYUが乗車したバス4台も、全て中型車という状況でした。

それも殆どが自社発注車ですので、大都市圏の中古大型車が多数導入されている都市が多い、地方県庁所在地の路線バスにしては異色の部類に入りますが、そんな宮崎でも僅かながら、他社からの移籍車を見かける機会がありました。

写真の日産ディーゼル製車両が、僅かに走る大都市圏からの移籍車両で、MAKIKYUが目撃した限りでは写真の車両をはじめ、同形のナンバー違いももう1台目撃しており、1台だけでなく複数台が稼動していますが、見かける機会は今の所余りない状況です。

この車両は大都市圏では収容力の小ささ故に見劣りしてしまう中型ロング車ですが、宮崎ではこれでも主力を占める中型車に比べると収容力があり、宮崎の一般路線車にしては長い車体長も非常に目立つものです。

中扉4枚折戸に黒逆T字窓なども九州では一般的ですが、宮崎交通では少数派で、バリアフリー対応車という事もあって見栄えは良く、古さを感じないどころか新車の様な雰囲気を感じたのは、手入れの良さで定評ある宮崎交通ならではです。

また今まで大都市圏からの移籍車両を余り導入してこなかった宮崎交通でも、今後この様な車両が増えてくるのか否かも気になったものです。

(お詫び)記事作成時の設定ミスにより、記事公開後暫くの間画像が表示されない状況になっていました事をお詫びします。