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横浜神奈交バス・非売品の逸品をGET~モデルはYK1107号車

2010-10-02 | 小田急グループ

昨日MAKIKYUは記事題名の通り、とある事情で非売品の逸品をGETする機会がありましたので、取り上げたいと思います。

「とある逸品」とは神奈川中央交通(神奈中)子会社の横浜神奈交バスが、労働組合結成10周年を記念し、バスモデルでは定評ある京商に特別注文したポリストーン製モデルです。

 
一般市場には出回らない非売品となっており、外箱にも「非売品」の表記がある程ですが、神奈中グループは事業規模やバス台数は国内有数であるにも関わらず、その割にバスモデル自体も余り見かけない現状も踏まえると、希少な逸品と言えます。

また横浜神奈交バスの労働組合結成10周年記念品という事もあり、モデルは神奈中グループの路線バスではお馴染みの黄色い装い(横浜神奈交バスが自社免許路線で運行している一般路線車も、過半数はお馴染みの神奈中カラーです)ではなく、横浜神奈交オリジナルカラーとなっており、LEDの行先表示も横浜神奈交バス表示を掲出している程です。

横浜神奈交バスオリジナルカラーのバスも、徐々に数を増やして現在5台が稼動していますが、モデルはその中でも最新鋭車両などではなく、比較的初期に導入されたYK1107号車となっており、屋根上の換気扇が最近の車でよく見られる小田急グループ標準仕様の丸型(横浜神奈交バスカラーの一般路線車では、YK1107号車以外の4台全てに該当します)ではなく角型となっている点などは、趣味的に見て大いに評価できる所ですが、カード類の取り扱いを示すステッカーが貼られておらず、どの時期の仕様なのか特定できないのは惜しい所です。

ちなみにYK1107号車は今でこそ横浜神奈交バスカラーのバスが増え、さほど目立つ存在ではないかもしれませんが、導入当初は現在全廃となっている神奈中カラーの三菱AEROSTAR M(U-MP218M)が主力を占める中、1台だけの横浜神奈交バスオリジナル車として際立つ存在でした。


以前所用で戸塚に良く出向いていた頃には、その帰りに当時は整理券方式・運賃後払いで案内放送もテープを用いていた緑園都市駅行き(現在舞岡管内の路線は、横浜神奈交バス自社路線に限らず、全ての路線で運賃前払いとなっており、案内放送も音声合成装置を使用しています)にこの車両が充当されるのを見計らってわざわざ乗車した思い出もあります。
(実車の写真は7年程前に撮影したもので、現在は通常「後払い」表示は用いられず、「共通カード取扱車」ステッカーも「バス特」ステッカーに変わっているなど、今では見られない特徴が幾つか存在しています)

YK1107号車は車内に足を踏み入れると、座席モケットがカナちゃん号と同種のキャラクターのイラスト入りモケットになっていたのが印象的で、これも横浜神奈交バスでは唯一の存在というのも注目点ですが、この車両も今ではベテランの部類に入り、横浜神奈交バスも10周年とは、時が経つのも随分早く…と感じるのはMAKIKYUだけでしょうか?