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韓国の地方都市で活躍するピーナッツ型バス

2012-05-31 | バス[大韓民国]

以前「MAKIKYUのページ」では、ソウル市内の南山(Namsan)を走るピーナッツ型の充電式電気バスに関して取り上げた事(該当記事はこちらをクリック)がありますが、MAKIKYUが2月に訪韓した際には、地方都市でも同種車両の活躍を目撃する事が出来ました。

まず最初に目撃したのは慶尚南道の馬山(Masan)市で、釜山(Busan)から順天(Suncheon)へ向かう際、そのまま釜田(Bujeon)発の直通列車に乗車せずに一旦馬山で列車を下車し、その後を走る馬山始発の順天行き列車に乗車するまでの空き時間に駅前でバスを撮影していた時に目撃したものです。


馬山では何年か前に訪問した際とは、KORAILの駅構内(以前は工事中で凄まじい状況でした)をはじめ、市内バスの装いも変化しており、一旦途中下車した甲斐は充分あったと感じたものでしたが、MAKIKYUが馬山駅前で市内バスの様子を視察した際に見かけたバスは、数多くのバスが走り交う中で1台だけで、特殊な車両だけあって数は余りない様です。

とはいえソウルの様な大都市だけでなく、馬山の様な地方都市でもこの様な新鋭車両が走っている事自体が驚きで、馬山は韓国でノンステップバスが走り始めたばかりの頃にも、ノンステップバスを散見した程ですので、意外と新たな車両を導入する事には積極的な方なのかも…と感じたものでした。


また馬山だけでなく、韓国有数の古都として知られる慶尚北道・慶州(Gyongju)市でも、市外バスターミナルを起終点とし、慶州駅や普門(Bomun)観光団地、仏国寺や仏国寺駅(駅と寺は離れています)などを循環運行する10・11番の市内バスで、ピーナッツ型バスが活躍する姿を目撃しています。

 
慶州のピーナッツ型バスは、装いも南山の充電式電気バスとよく似ており、外観だけでなく車内の座席や降車ボタンまでもが、特異なピーナッツ型にアレンジされている点まで共通しています。

このピーナッツ型バスは、今後どれだけ普及するのかも気になる所で、日本でも同種のバスが営業運行で用いられる事はないものか…と感じたものでした。

(追記)当初ソウル市の南山で走っている充電式電気バスと同形状の車両であるため、電気バスとして取り上げていましたが、この記事で取り上げている車両は韓国では一般的な天然ガス車両となっている模様です。
(ご指摘ありがとうございます)