MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

ターボジェットで活躍するジェットフォイル

2012-11-19 | 船舶[日本国内]

数日前「MAKIKYUのページ」では、佐渡汽船の両津航路で活躍するジェットフォイル「ぎんが」について取り上げ、MAKIKYUは他にも今年に入ってから東海汽船のセブンアイランド3艘をはじめ、韓国旅行でお馴染みのJR九州高速船「BEETLE」や共同運航を行っている未来高速「KOBEE」にも乗船しており、今年は随分ジェットフォイルに乗船する機会が…と感じています。

このジェットフォイルを、世界で最も多く保有している事業者は、香港~澳門間などで高速船を運航するTurboJET(噴射飛航)で、一事業者でジェットフォイルを2桁艘保有している事例は、世界中を探しても他に類がない程です。


MAKIKYUが7月に中国を訪問した際には、香港~澳門間でこのTurboJETのジェットフォイルに乗船する機会もありました。


TurboJETのジェットフォイルは、MAKIKYUが乗船した金星(Santa Maria)をはじめ、各船舶共に赤・黒・白の3色の装いで統一されており、見た目は船名標記などを除くと、どれも似た様な印象を受けます。
(よく見ると船体毎の個体差などもある様ですが…)


船内設備もMAKIKYUが乗船した金星では、普通位と称するノーマルシート以外に、豪華位と称する上級座席も設置され、JR九州高速船「BEETLE」のグリーン席と同様に、1階前部に設けられています。

乗下船も「BEETLE」や「KOBEE」と同様に、1階前方からの乗下船となっており、客室設備は2クラス制となっているジェットフォイルが
大半を占めています。


普通位の座席は、JR九州高速船「BEETLE」と共同運航している未来高速「KOBEE」を連想させる雰囲気(「KOBEE」の中には、TurboJETから売船された船舶が存在する事を考えれば、当然の事なのかもしれませんが…)で、初めて利用する航路と言う雰囲気は余り感じなかったもので、ジェットフォイル自体も日韓航路などで乗り慣れている事もあり、居住性なども概ね見込み通りと言った所でした。

また香港~澳門間はかなり頻繁に高速船の往来があり、TurboJET以外の事業者が運行する船舶も多数存在する他、TurboJETだけでもジェットフォイル以外に様々な種類の種類の高速船を就航させています。

澳門からの帰路は、わざとジェットフォイルとは異なるタイプの高速船が充当される便を指名買いし、乗り比べてみたものでしたが、こちらに関しても近日中に別記事で、追って取り上げたいと思います。