MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

小田急線のLED蛍光灯~優先席部分に注目

2012-11-26 | 小田急グループ

昨日MAKIKYUは所用で都内へ出向く機会がありました。
(本当はもっと遠くまで行く予定もあったのですが…)

その際には、駅構内の案内等で東京メトロ千代田線で人身事故により、表参道~霞ヶ関間運休(両側で折り返し運転)が告知されており、この区間を通る予定だったために、別のルートを考えなくては…と思っていました。

その時MAKIKYUは、庶民の味方とも言えるお手頃運賃もあり、都心方面へのアクセスとしては最も愛用している東急東横線の横浜駅に居り、丁度試運転列車が発着する所だったのですが、その時ホームで「只今東横線綱島駅にて人身事故が発生しました」「東横線・みなとみらい線全線で運転を見合わせます」という案内が入ったものでした。

都心方面へ向かう電車に乗り込む前だったのが不幸中の幸いといった所で、改札の有人通路で係員に入場した乗車券の扱いを尋ねると、「振替乗車票は出ませんが、他社線振替の場合は振替の旨を伝え、東急線で入場した乗車券を係員に提示して下さい」との事でした。

そのため東急線で入場した乗車券を利用し、日頃余り利用機会の多くない他私鉄と、地下鉄の別ルート乗継利用へ振り替えたもので、このルートだと通常運賃は随分高くなるものの、時間的には却って早いという逆転現象が起きたものでした。
(振替で利用した他私鉄は、最近座席の座り心地が芳しくないと感じる車両が増えているものの、高速運転では昔から定評があり、少々割高な運賃は、実質的に快特料金込みなどでは…と感じる程です)

乗車予定の区間で人身事故による遅延や運休に遭遇する事は時折あるものの、立て続けに…というのはごく稀な事、ホーム柵やホームドア整備の進展に期待したいもので、その後も更なる予定変更があり、昨日はどちらかと言うと無駄足に近い外出になってしまいました。

少々前置きが長くなってしまいましたが、その一方で都心方面からの帰路に小田急線を利用した際には、小田急ではまだ数少ないLED蛍光灯を装備した車両に、初めて乗車する機会に恵まれたもので、余りついてない事が多い昨日にしては、最大の収穫と感じたものです。
(その後もMAKIKYUの完全な不注意ですが、大和駅で出場用のPASMOと間違い、うっかり乗り換えの相鉄線乗車券を改札機に投入してしまい機械が回収→窓口係員の方に申し出て改札機から取り出して頂くという手間をおかけするなど、よくもここまでおかしな事が続くな…と感じたものです)

このLED蛍光灯を装備した車両は、最近更新されたばかりの8000形4両編成で、通常の蛍光灯を装備した8000形更新車6両編成と併結した10両編成の急行で当たったのですが、LED蛍光灯の特徴とも言える青白く明るい光は、外から見ても併結している8000形をはじめ、他車両とは別物である事がはっきりと分かるものでした。

装備しているLED蛍光灯自体は、一般の蛍光灯と同じ形状で、従来型蛍光灯の台座に差し込むタイプでしたので、板状などのLED蛍光灯とは異なり、さほど目新しさはないと感じたものでした。


最近になって小田急が導入・更新した通勤型車両では座席モケットやつり革だけでなく、化粧板や床材なども色彩を変えており、一部の他者でもこの動きが見られますが、小田急のLED蛍光灯装備車両ではこれに加え、優先席部分の蛍光灯だけ黄色味を帯びた電球色としているのが大きな特徴です。

これは国内他者をはじめ、鉄道車両へのLED蛍光灯導入がかなり進んでおり、人身事故対策にも絶大な威力を発揮するホームドア・ホーム柵導入もかなり進んでいる大韓民国(韓国)の鉄道でも…と感じたものです。

蛍光灯の2色使い分けは、化粧板や床材などと異なり、座席モケットやつり革などと同様に差し替えも容易で、この区画で携帯電話OFFを
呼びかけている事も踏まえると、優先席部分を視覚的に分かり易くするためにも、なかなか良い取り組みかと思いますので、今後この様な照明色使い分けはもっと拡がっても…と感じたものでした。