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神奈中で導入が進む新型運賃表示器

2014-02-03 | 小田急グループ

先月後半はgooブログのアクセス解析お試し期間、通常オプションとなっているこの機能を申し込んでいないユーザーでも、対象期間だけ利用できる様になっていました。
(MAKIKYUは現時点ではアクセス解析機能などが付与されたオプションプランは利用していません)

このアクセス解析では、対象期間における検索キーワードの上位項目が各日毎に表示され、頻繁に上位ランクインするキーワードが幾つも存在する他、日によっては意外なキーワードもランクインしています。

MAKIKYUとしてもメジャーな話題だけでなく、日頃ネット上で取り上げられる機会の少ないローカルな話題なども機会があれば…と思っており、離島や海外関連などのキーワードが上位ランクインすると、記事公開した価値があったと感じますが、これらの他に「神奈中の新型運賃表示器」に関連したキーワードも時折ランクインしていましたので、取り上げたいと思います。

神奈川中央交通(神奈中)は神奈川県では非常に有名な存在のバス事業者で、MAKIKYUが身を置く横浜市内だけでも相当数の路線バスを運行しています。

本体と子会社を合わせた事業規模は、所属台数ベースで国内2番手・首都圏では首位を占めている事も、ご存知の方が多いと思います。

この神奈中に限らず、4月に控えた消費税増税では各地の交通事業者で運賃改定が実施され、首都圏の鉄道・バスではICカード利用時の1円単位運賃導入を実施する事業者も多数存在しますが、神奈中もその一つで、これに関連して昨年末から順次運賃表示器の取替えが進められています。

横浜市内では同じ小田急グループの江ノ電バス横浜などで、既に最近流行のLCDモニターを用いた運賃表示器が見受けられ、整理券方式(運賃後払い)や信用方式(運賃前払いで乗車時に行先を申告)を導入している路線では、運賃が多種に及ぶ事もあってか、LCD2面タイプが主流を占めており、江ノ電バス横浜などが導入している運賃表示器もLCDモニター2面タイプとなっています。


しかしながら神奈中が導入した新型運賃表示器は、LCDモニターの大きさこそ大きめなものの、1画面のみとなっており、神奈川県内では川崎市交通局(川崎市バス)が導入したLCDモニターと割合よく似た雰囲気と感じたものです。

MAKIKYUが横浜市内で目撃した新型運賃表示器は、江ノ電バス横浜で使用している新型運賃表示器と同じLECIP製で、神奈中では従来型も同社製が多く出回っていた事を踏まえると順当な所ですが、営業所によっては異なるタイプ用いられている様で、現在は従来型と新型が混在する状況になっています。

 
新型運賃表示器はLCDならではの特性を生かし、単に次停留所名や運賃を表示するだけでなく、更にその先の停留所名なども表示したり、イラスト入りの注意喚起を行われるなど、従来型に比べると随分進化したと感じます。

また神奈中の従来型運賃表示器では、次停留所名表示は漢字と平仮名が交互に表示「例: 東戸塚駅  ひがしとつかえき」だったものが、新型では英文表示も行われるようになった点も評価できる所で、Higashitotsuka staの様に「駅」は英訳されます。
(事業者によっては「Hakata Eki」の様に日本語の読み方をそのまま表示する事例も結構多く見受けられますので…)

ただ川上小学校前→Kawakami shougakkou-maeなど、駅以外では日本語読みをそのまま表示する事例も見受けられ、4ヶ国語表示で各言語毎に意訳(韓国語表示では「小学校」ではなく、現地流の「初等学校」をハングルで表示するなど)を行っている川崎市バスの案内表示などに比べると…とも感じたものでした。
(川崎市バスは専ら均一運賃区間を運行している一方、神奈中では写真は均一運賃区間運行路線であるものの、多区間路線が大半を占めており、運賃表示機能を重視した事も影響しているかもしれません)


ちなみに写真は全て「東02系統 (秋葉経由)不動坂行」における表示ですが、同系統は今月から不動坂~舞岡間が延伸されており、新型運賃表示器による写真の表示は、日頃同系統を利用する地元の乗客でも、見かける機会はなかった…という方も居られるかもしれません。

不動坂行自体は保土ヶ谷駅発深夜バスの最終便(保06系統)が、東02系統の舞岡延伸以降も残存していますので、その気になれば今でも乗れない・見れない事はないのですが、運行本数や時間帯故に乗車や撮影は…という方も多いかと思いますので…