先日、
利き手のことを書きました。利き手についてはわかりやすいですが、足の方は、何をもって利き足と言うのか、よくは知りませんでした。いろいろ調べてみると、利き足の反対の足のことを軸足と言います。
軸足・・・・?
kotobankによると、スポーツなどで、軸のように自分のからだを支えるほうの足。と書いてあります。
軸足で体を支え、利き足で素早く正確に動作をする、という感じになります。
サッカーでは軸足で踏ん張り、利き足でボールを蹴る。軸足でしっかり体重を支え体をぶれないようにして、利き足で自在にボールをコントロールする。
走り幅跳びでは踏み切るとき、軸足で地面を蹴り利き足を思い切り振り上げる。
両足をそろえて体を前に倒したとき、倒れ込むのを防止するため足が出ますが、その足が利き足。
階段やエスカレーターを下り始めるときは、利き足からステップに乗せると体の安定が図れる。
上りの方はどちらの足から乗せても、ほとんど変わりません。
体を支える関係で、利き足より軸足の方が力が強いらしい。なお、利き手と利き足には特に相間は無いそうです。
私自身を振り返ってみると利き足は右です。利き手は左ですが・・・・
手は左利きなので左腕が太く握力も強いですが、足は左の方が筋肉が良く付いています。といっても3%程度なので自覚はありません。足は手より左右のバランスが大切で、3%でもバランスが悪いと指摘されています。
閉眼片足立ちをやってみると、左で立つと20秒、右では10秒とあまり自慢できる値ではありませんが(年齢的には平均)、軸足の左で立つ方が安定性は良いようです。知らず知らず軸足で体を支えているのですね。ちなみに若い頃は左右とも2分以上びくともしませんでしたが、今は立った瞬間から足がガクガクで、姿勢を保つのに必死です^^;;;
階段やエスカレーターで下りるときは、右足から出す方が安定する感じがします。
利き足も手と同じで、右利きが多いと言われています。フィギュアスケートで左回りにジャンプをする選手が多いのも、利き足の右を振り出すからですね。陸上のトラック競技も野球の走塁も、スピードスケートも左回りです。
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目や耳にも「利き」があるらしいです。
目は照準を合わせる方が利き目になりますが、日常的にも利き目の方でしっかり見ているらしく、疲れやすく、また視力も悪くなりがちなのだそうです。一眼レフカメラは右目でファインダーを覗くのに適した構造ですが、目も右利きが多いためとのことです。
耳については、ささやき声などが聞き取りやすい耳が、利き耳になるらしいです。電話の際、受話器を当てる耳が利き耳とも言えますが、左耳で聞き、右手でメモを取るというやり方がとてもなじみやすいので、左右の耳にあまり差が無いと左で聞くようになりますよね。したがって後天的な要素が大きく、必ずしも左が利き耳とは言い切れないと思います。