年金には通常の給付以外に、特別加算的な給付制度がいろいろあり、自分の年金がどれだけになるのか、年金機構のサイトなどでも全部を知ることは難しいです。
:最近知ったこと:
差額加算という言葉だけでは意味が全然わかりませんが、厚生年金保険の加入年数が40年以上ある場合、基礎年金の計算期間(20歳以上60歳未満)が満額受給できる40年(480か月)に足りなくても、厚生年金保険の加入月数に応じて差額を補填する、という意味の加算があります。
私は1971年12月に二十歳になり、1972年3月下旬に就職し2011年12月に60歳定年&再雇用になり、62歳になったばかりの2013年12月末日に退職しました。
この場合、基礎年金を計算する加入月数は477か月(1972/3~2011/11)、厚生年金保険の被保険者期間は502か月(1972/3~2013/12)になります。厚生年金の基礎年金は国民年金と同じ扱いです。
基礎年金は、20歳以上60歳未満の間の加入月数で計算するため最大480カ月となり、480か月保険料を払い続けて満額支給されるわけです。最小は25年でしたがこれが10年に短縮されました。
私の場合は払い始めたのが20歳4か月目で、払い終わりが62歳到達月なので、払い初めの3か月分が足りなくて、基礎年金計算期間は480か月に3か月少ない477か月となります。
それで基礎年金額は、満額×477/480で計算される金額です。
しかし60歳到達後も、退職するまでの2年間厚生年金保険料を払い続け、退職月は2か月分の保険料を払ったので、被保険者の期間は502か月(41年10か月)となっています。
サラリーマンは保険料が給料天引きですが、今月の給料から天引きされる保険料は、前月分として年金機構に支払われることになっているようです。就職したら翌月から天引きされる、そんな形です。
私は1972年3月下旬に就職したので3月から被保険者ですが、天引きが始まったのは4月からなので、4月天引きは3月の保険料、5月天引きは4月分・・・そして、退職した12月は11月と12月の2ケ月分が天引きされました。
さて、このように厚生年金保険被保険者の期間が40年以上なので、満額に3か月足りない基礎年金相当額が厚生年金から補填されます。
補填される金額は
1626×生年月日に応じた率×480-780100×477/480 (円)
で計算され、これが差額加算になります。
1626は、基礎年金満額(780100円)を40年加入の480か月で割った金額で、小数点以下切り上げ
生年月日に応じた率は、生年月日が昭和21年4月2日以降は1
詳しいデータは、定額部分の単価、←年金機構のサイトより。
480は、厚生年金保険加入期間(ただし480か月が上限)
780100は、基礎年金満額
477は、20歳以上60歳未満における厚生年金被保険者月数
480は、老齢基礎年金の加入可能年数×12(私の場合40年×12=480)
これで計算した金額の小数点以下を切り上げた金額が、差額加算額です。実質これで満額になります。年金受給に関しては申請の必要なもの、不要なもの様々ですが、これは申請の必要はありません。
実はこの加算のことをつい最近まで知らなかったので、わずかな金額とは言えなんだか得した気分です。が、少しおめでたいのかもしれません。
:最近知ったこと:
差額加算という言葉だけでは意味が全然わかりませんが、厚生年金保険の加入年数が40年以上ある場合、基礎年金の計算期間(20歳以上60歳未満)が満額受給できる40年(480か月)に足りなくても、厚生年金保険の加入月数に応じて差額を補填する、という意味の加算があります。
私は1971年12月に二十歳になり、1972年3月下旬に就職し2011年12月に60歳定年&再雇用になり、62歳になったばかりの2013年12月末日に退職しました。
この場合、基礎年金を計算する加入月数は477か月(1972/3~2011/11)、厚生年金保険の被保険者期間は502か月(1972/3~2013/12)になります。厚生年金の基礎年金は国民年金と同じ扱いです。
基礎年金は、20歳以上60歳未満の間の加入月数で計算するため最大480カ月となり、480か月保険料を払い続けて満額支給されるわけです。最小は25年でしたがこれが10年に短縮されました。
私の場合は払い始めたのが20歳4か月目で、払い終わりが62歳到達月なので、払い初めの3か月分が足りなくて、基礎年金計算期間は480か月に3か月少ない477か月となります。
それで基礎年金額は、満額×477/480で計算される金額です。
しかし60歳到達後も、退職するまでの2年間厚生年金保険料を払い続け、退職月は2か月分の保険料を払ったので、被保険者の期間は502か月(41年10か月)となっています。
サラリーマンは保険料が給料天引きですが、今月の給料から天引きされる保険料は、前月分として年金機構に支払われることになっているようです。就職したら翌月から天引きされる、そんな形です。
私は1972年3月下旬に就職したので3月から被保険者ですが、天引きが始まったのは4月からなので、4月天引きは3月の保険料、5月天引きは4月分・・・そして、退職した12月は11月と12月の2ケ月分が天引きされました。
さて、このように厚生年金保険被保険者の期間が40年以上なので、満額に3か月足りない基礎年金相当額が厚生年金から補填されます。
補填される金額は
1626×生年月日に応じた率×480-780100×477/480 (円)
で計算され、これが差額加算になります。
1626は、基礎年金満額(780100円)を40年加入の480か月で割った金額で、小数点以下切り上げ
生年月日に応じた率は、生年月日が昭和21年4月2日以降は1
詳しいデータは、定額部分の単価、←年金機構のサイトより。
480は、厚生年金保険加入期間(ただし480か月が上限)
780100は、基礎年金満額
477は、20歳以上60歳未満における厚生年金被保険者月数
480は、老齢基礎年金の加入可能年数×12(私の場合40年×12=480)
これで計算した金額の小数点以下を切り上げた金額が、差額加算額です。実質これで満額になります。年金受給に関しては申請の必要なもの、不要なもの様々ですが、これは申請の必要はありません。
実はこの加算のことをつい最近まで知らなかったので、わずかな金額とは言えなんだか得した気分です。が、少しおめでたいのかもしれません。