還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

桂駅周辺散策

2024年11月15日 | 近郊・日帰り
京都市桂に、結婚して3年間住んでいました。その後3回引っ越し、現在は滋賀県南部に住んでいます。

長女は桂で生まれ、1歳になる直前に宇治に引っ越しました。その桂を離れて44年になるのですが、長女が5歳か6歳くらいの時に、生まれたところを見たいと言ったので、1度車で桂を訪ねましたが、それきりこちらの方に来ることはありませんでした。

それからもう40年近くなります・・・・
一度住んでいた辺りを歩いてみましょうという話になり、麗らかな天気の日に桂を訪ねました。

JR京都駅で地下鉄に乗り換え烏丸四条駅で下車、歩いてすぐの阪急京都線烏丸駅で乗車、桂駅で下車。まず西口に出て、ここから歩きます。

桂駅西口

駅舎は橋上駅舎に改築され、東口も西口もバスロータリーが広く取られ、アーバンライクな駅に変貌しています。駅ビルは5階建てでたくさんの店が入っています。

それで東側も西側もだいぶ立ち退きが発生したはずで、よく食べに行ったおたやんといううどん屋は無くなっていました。

ほかにも洋菓子の「タカラブネ」や「お菓子のコトブキ」もありません。もっともこちらの方は会社自体が無くなってしまいましたが・・・

話を戻してまず、桂駅の西側にあった(←過去形)、ニチイ桂店のあった場所に向かいます。
その場所にはドラッグストアとかマンションが建っていました。

次に向かったのは、長女が生まれた産婦人科のある病院です。気温は20℃ほどなのですが、だんだん暑くなってきて服を1枚脱ぎました。

建て替えられたので、懐かしさはあまりわいてきませんが感慨はありますね。面会時間を過ぎても粘っていたので、看護師さんに追い出された記憶があります。当時27歳でした。

その次は、桂離宮の側を通って桂川河川敷に下りました。

水辺より上流を見る


水辺より下流を見る

向こうに見える橋は桂大橋です。橋の両側に以前は無かった歩道があります。架け替えられたのか、拡幅して歩道を付けたのか?

河川敷に戻り橋の方向に歩く


橋のたもとで堤防に上がります。

桂大橋西詰に設置の常夜燈

以前は桂大橋を通る道が、京から山陰地方に向かう街道(山陰道)でした。今は少し北に架かる西大橋を通ります。

常夜燈を囲む石柱には桂橋と刻まれています。グーグルマップでは桂橋と表示されていますが、桂大橋です。

昼を少し過ぎたので、近くの「中村軒」で軽い昼食。そして和菓子を買いました。

続いて・・・

下桂交差点

新しくできた片道2車線の広い道路が南北に通ってできた交差点。この辺り昔の面影は全くありません。

愛宕山常夜燈

この道は愛宕山に向かう街道だったのですね。愛宕山常夜燈は西京区だけでも33か所に設置されているそうです。

桂地蔵寺

京都の六地蔵巡りの1つですが、住んでいた20台半ばの頃は神社仏閣にはほぼ興味が無く、70代になった今、こうして歩いてみると新たな発見があります。

その後、毎週買い物に行っていたショッピングセンターを訪ねましたが、建て替えられて、違う名前のスーパーになっていました。

これで考えていたところは大体回ったので、桂駅に戻り帰宅しました。

よはのつき~湖畔を彩る竹・ヨシあかり

2024年11月05日 | 近郊・日帰り
9月14日から開催されている、「よはのつき~湖畔を彩る竹・ヨシあかり」を見に行きました。

開催場所は大津市内に5か所ありますが、そのうち2か所を訪問。

まずは、大津港会場から



向こうに見えるのは琵琶湖ホテル

移動して、なぎさ公園(打出浜)

三日月


一部拡大



石場の常夜燈を囲んでいます。


とても細かな細工ですね。

打出浜はその昔船着き場で、常夜燈は灯台の役目でした。

またもっと昔は紫式部が石山寺に参拝するときに打出浜から船に乗ったそうです。式部の父藤原為時が越前に国司として赴任する際にも父娘でここから、琵琶湖最北端の塩津まで船に乗っています。

このあかりプロジェクトの「よはのつき」は、式部が詠んだ
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲隠れにし 夜半(よは)の月かな

から取られているようです。

高島市今津町でラリーイベント

2024年10月15日 | 近郊・日帰り
滋賀県高島市今津町にある高島市今津総合運動公園で開催された、トヨタ主催のラリーチャレンジ2024を見に行きました。

このラリーチャレンジは年間13戦ありますが、第11戦が高島で開催されました。

1週間くらい前の新聞の折り込み広告でこのイベントを知りました。今までラリーを身近で見たことがなかったのですが、高島市なら2時間もかかりません。興味津々です。

電車やバスで行くのは難しく、一般来場者のためにグラウンドが駐車場に開放されていました。

ラリーのSS(スペシャルステージ)は、本来の駐車場にクッションドラムが数カ所設置されて、タイムレースが行われました。
スラロームやぎゅいんと回ったりするのですね。速い車はタイヤから煙が出ていました。





一段落したあと、近くにいたスタッフに聞いてみたところ、SSはここだけではなくて林道でもやっていて、YouTubeで見られますよ、と説明を受けました。

次にイベント会場に移動しました。子ども向けの車がらみのゲームや先ほど聞いた林道でのSSのパブリックビューイング、外はキッチンカーがずらり。

天気がすごく良くて暑くなったのでかき氷を食べました。その後JAFが所有するシートベルトコンビンサーによる、時速5kmでの衝突体験を体感しました。

「たったの時速5キロ」の衝突ですが、いやいやこれがバカにできないもので、かなりの衝撃がありましたね。

驚きました。

イベント会場で見た車


というわけで帰りはいつにも増して安全運転。
渋滞も激しいものがありました。なので所々近道を利用しました。

10年ぶりに大原

2024年06月19日 | 近郊・日帰り
5月上旬にKBS京都テレビで放送された「京都浪漫 悠久の物語」の
第145回 新緑の大原を歩く~悲運の皇子伝説を訪ねて~

で、古民家レストラン「わっぱ堂」が紹介されました。

京都浪漫は、主に京都または周辺の寺社、伝統工芸や歳時が紹介される番組で、番組開始時から見ています。

大原は京都市の北部に位置しちょっと遠いですが、このレストランに行こうと・・・

大原を訪れるのは2014年8月以来なので、ほぼ10年ぶりになります。
しかしまあ10年って・・・・あっという間です。

店の近くに車を停めて、地図を頼りに店に向かいます。
※事前に予約済み

外観

築130年になる古民家レストランです。
~お好きな席にどうぞ~

松花堂弁当

野菜は全て大原で収穫されたもの

これは豆ご飯

ほかに、味噌汁もついてきます。
大変美味しくいただきました。

会計の時、京都浪漫を見てこの店を知ったことを伝えました。

店の前の道

寂光院への参道です。

朧の清水

わっぱ堂のすぐ近くです。大原観光保勝会のHPにおいて
寂光院への参道の途中にある泉。建礼門院(平徳子)が寂光院にお入りになる道すがら日が暮れて、月の明かりでこの泉に姿を映されたという。

と説明されています。

その寂光院まではこの場所から500m、約10分の道のりです。
建礼門院が寂光院に入ったのは1185年9月のことで、今を去ることおよそ840年になります。

景色を楽しみながら駐車場まで歩き、「里の駅大原」に立ち寄り、地元で採れた野菜、夕食用に弁当などを買って、カーナビの指示はまるで無視して帰りました。

漏刻祭

2024年06月11日 | 近郊・日帰り
2週続けて近江神宮に出かけました。
6月2日の流鏑馬に続いて、時の記念日である6月10日に行われる漏刻祭を見ました。

近江神宮の祭神は天智天皇で、神社の創建は1940年です。
天智天皇は大津に遷都され漏刻(水時計)を作られました。そして時報開始日が現在の6月10日に当たると言うことで、6月10日が時の記念日に制定されたそうです。

残念ながら、その漏刻は遺跡としては残っていません。遺跡として残ったのは明日香村にある水落遺跡で、大津京の漏刻より10年ほど前だそうです。

漏刻祭は11時開始

時計献納(11時半頃)

各メーカーの時計新製品を神前にお供えします。

舞楽奉納(11時50分頃)



女人舞楽・原笙会(にょにんのぶがく はらしょうかい)による舞楽
今年の演目は「春庭花」

献花

内拝殿前に生けられた献花、写真は向かって右ですが両側に献花されます。
滋賀県花道協会の流派持ち回りで、今年は池坊です。

その後、時計業界関係者などによる玉串奉納、各種団体や個人に対する表彰が行われ、最後に宮司の挨拶がありました。

午後には古代火時計の実演点火があったと思いますが、それは見ずに帰りました。

近江神宮の流鏑馬神事

2024年06月03日 | 近郊・日帰り
近江神宮で6月第1日曜日に行われる、流鏑馬神事を見に行きました。

前日HPで
 明日6月2日、雨がちの予想になってきていますが、微少の雨であれば流鏑馬は開催予定です。最終判断は明朝午前10時までに行います。

そして当日の9時半には
 本日6月2日、雨がちの予想ですが、降っても少雨と考え、流鏑馬神事は開催することになりました。ただし雨の状況により、時間短縮その他通常どおりの開催とはならない場合があります。

と案内があったので、これは見に行かねば・・・念のため傘は用意しました。

曇りがちですが時折日差しもあり、比較的涼しい天気でした。

行進中(天長地久の式)

馬場末から馬場元に向かっています。
前から神職、諸役そして馬に乗った射手
射手は5人でうち女性が1人でした。
射手と馬の紹介がありまして、馬の名前は2頭覚えましたが、射手の名前は頭に残りませんでした^^;;;
旗印は白が源氏、赤が平家を表しています。

的の種類は3つで、式の的、板的、土器(かわらけ)の的

式の的はこれです

神事に使用されるのはこの式の的です。

まずこの式の的で騎射が行われます。式の的の次は板的が用意されます。テレビニュースで放送されるのはこの板的が多いですね。





最後に用意される的は土器の的、競射です。
土器の的は小さいので、射手の腕の見せ所となります。





板的も土器の的も鏑矢が当たると、乾いた大きい音がします。

なお、その後の天気が不安定とのことで、土器の的に当てる競射は1度で終了となりました。

流鏑馬はテレビのニュースで見たことはありますが、生で見たのは初めてです。目の前を馬が全速力で走り、馬上から射手が的を射るわけで、大変迫力がありました。

葵祭

2024年05月17日 | 近郊・日帰り
京都の三大祭りの1つである、葵祭の平安行列を見に行きました。
5月15日。
家を出るのが少し遅れ、電車に乗るのがまた遅れ、地下鉄今出川駅で降りて、行列が通過する場所に着いたのが11時20分頃。

すでに、半分くらい過ぎた後でした。

この行列のことを正式には「路頭の儀」と言います。
葵祭の儀式の1つですが、ニュースになるのはこの路頭の儀ですね。

命婦

花傘を差し掛けられているのが命婦(高級女官)です。

斎王代

葵祭のヒロインです。輿から十二単の裾を垂らしていますが、これは平安時代の貴族女性の習慣だそう。

牛車

牛を引く狩衣姿の少年は牛童と呼ばれます。

去年は雨で1日順延されましたが、今年は曇が多く日差しもあまりなくて、良かったと思います。

帰り道、大きな道標を見ました。

大原口道標

慶応4年4月に設置された、高さが1.68mある立派な道標です。場所は寺町今出川の北東交差点。

東方面は
下かも、吉田、真如堂、比ゑい山、黒谷、坂本越とそれぞれ目的地までの距離も示されています。下部には寄進者の名前が刻まれています。

同様に他の三方向も行き先と距離が刻まれています。慶応4年は西暦1868年なので設置後156年になります。

びわ湖の春 音楽祭2024

2024年04月28日 | 近郊・日帰り
びわ湖ホールで開催されている、びわ湖の春 音楽祭2024 のロビーコンサートを聴きに行きました。
※料金は無料

京阪びわ湖浜大津駅で降りて、ホールまで最短コースを歩きました。最寄り駅は石場駅なのですが、少しでもウォーキングの足しにしようと思い歩くことにしました。

ロビーコンサートの内容
小林沙羅(ソプラノ)
園田隆一郎(ピアノ)
フォスター:夢路より
プッチーニ:金色の夢
レオンカヴァッロ:『道化師』より「鳥の歌」
アンコール
フォーレ:夢の後に

山中惇史(ピアノソロ)
ヘンデル(山中惇史編):アフェットゥオーソ
J・S・バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
アンコール 子犬のワルツ

演奏を楽しんだ後、駅まで琵琶湖岸を歩きました。

連休初日の湖岸はツツジが満開です。

キリシマツツジ




隣にツツジ


ドウダンツツジ

花は目立ちませんが秋は紅葉がきれいです。

噴水装置

この噴水は大津港沖合の「びわ湖花噴水」とは別のもの?

大津港に停泊中のビアンカ

ミシガンと並ぶ大型の観光船

ミシガンは出港中でした。

関蝉丸神社下社と長等公園

2023年11月28日 | 近郊・日帰り
久しぶりに滋賀県の紅葉情報を当たってみると、あちこちで今見頃となっています。

ところが、滋賀県に住んでもう30年を超えているので有名どころはほぼ行っています。

そんなわけで、桜の名所でもある長等公園に行ってみようと。しかし紅葉の名所としては長等公園はヒットしません。でも見つけたブログで長等公園の紅葉は知る人ぞ知るといった感じで書かれていました。

さらにすぐ近くに関蝉丸神社下社が鎮座しています。こちらは先月修理が終わったばかりというので、こちらも訪問することにしました。

まず大津駅で下車、関蝉丸神社に向かいます。関蝉丸神社は上社と下社、それに関の付かない蝉丸神社の3座があるのです。蝉丸神社は関蝉丸神社の分社なのですが、3座まとめて蝉丸神社とも言うようです。

蝉丸跨線橋(上関寺トンネル)

京阪電車京津線の下をくぐってJR西日本東海道線の電車が走っています。この辺りの東海道線は複々線で、この煉瓦造りのトンネルは下り用です。上りのトンネルはコンクリート製です。

複線から複々線に拡張するときに、上り側にレールを2本敷設したのですね。ちなみに複々線になったのは1970年です。

ここを過ぎるとまもなく関蝉丸神社下社です。

関蝉丸神社下社の参道

参道の途中に京阪京津線の踏切があります。

飛び出し坊やならぬ飛び出し蝉丸

飛び出し坊やのご当地版です。

10月に修理完了したばかりの本殿

中央の唐門は元々は檜皮葺きだったそうですが、銅板葺に改められています。

参拝後、長等公園に足を伸ばします。近道をして山道を歩くのです。


大津市内の眺望


途中にお寺がありました。

長等公園の紅葉

ちょっとまだら紅葉です。


これは見事ですね。

砥峰高原のススキ

2023年11月02日 | 近郊・日帰り
ススキの群生地としては関西有数の広さを誇る、兵庫県の砥峰高原に行ってきました。

最近の新聞で、奈良の曽爾高原のススキが見頃と紹介されていたのですが、曽爾高原ではなく砥峰高原の方に行きました。

家を8時半に出て、途中のPAでお昼用の弁当を買って到着が11時半。途中渋滞もなくスイスイ走れ、駐車場にもすんなり入れましたが、ほぼ満車ではありました。

ハイシーズンなので、平日にもかかわらず訪問客は多いです。おそば屋さんにも長蛇の列・・・

弁当買って正解でした。

HPによると、映画やドラマのロケ地にもなっているとのこと。
ノルウェイの森、軍師官兵衛、平清盛、燃えよ剣のロケ記念パネルがステージに設置されています。

パネルの一部


先に弁当食べてから遊歩道に向かいます。距離は3.1km、90分のコースとのこと。

遊歩道の横に池があります


少し先から坂になります。

これはリンドウですね

たくさん見ました。

平清盛ロケ地




この高原は元々軍馬放牧用に開発された場所で、その馬を囲うための柵と思われます。

この辺りからしばらくは森の中です。風が心地よい。

ワラビ


森を抜けると結構急坂が続くのですが、しかも土が粘土質で滑りやすく一歩一歩神経を使います。

やっとこさ展望台に辿り着きました。最高地点は過ぎています。そう言えば最高地点という表示はありませんでした。

展望台より

下の方にとのみね自然交流館や駐車場が見えています。自然交流館の隣はおそば屋さんです。建物は1つです。

ちなみに最高地点と自然交流館との標高差は100m以上あります。上がって下がって上がって下がって上がって・・・・最高地点になるので結局トータルで何メートル上がったのかは分かりません。

僧帽弁がだんだん緩んできていて逆流が増えているのですが、大丈夫でしたね。良かったです。

しかし、よほどの健脚でないと90分では歩けないと思います。

さて、下りです。もう下り一辺倒で小さな上りもなかったですね。









駐車場から駐車場までのウォーキング距離は3.7kmでした。でも、坂の上り下りとゴロゴロした道を考慮すると、倍の距離に相当するでしょうか?