還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

動悸

2011年08月28日 | 日記
動悸って、一般的には
自分の心臓の拍動を自覚すること
を言うんですよね。
術後、動悸を感じることが多くなりました。起きているときはそんなことはないのですが、夜ふとんに入って数分程度、心臓のドキドキを感じることが多かったのです。
と言ってもべつに不整脈があるとか頻脈とか、そんなことは全くなくて正常な洞調律なのですが、それを感じていたのです。

たんに心拍を感じるだけ・・・・いささかナーバスになってたんですかね?
でもまあ、徐々に感じなくなってきていたので、気にすることはないと…最近はほとんど忘れた状態でした。

ところが金曜日の夜に久しぶりに感じた動悸はなんだか変でした。期外収縮なんだろうか?
正常な心拍の間にもう一発脈拍を感じるような、そんな感じ・・・
それで心臓の上に手を当てて心拍を確認してみると、ごく普通に脈打っておりおかしなことは一切ありません。気のせいなのでしょうか?
ちょっと狐につままれたみたいでしたが、やがて動悸を感じなくなったのでそのまま寝てしまい、昨日の昼はそのことを思い出すこともありませんでした。
あれはなんだったのだろう。

昨夜は動悸を感じませんでしたので、今度の診察の時に先生に聞いてみようと思います。

そろそろ1年

2011年08月28日 | 日記
早いもので、後2週間あまりで術後1年になります。
いや、ほんとに掛け値無しに早いです。

術後半年経過後は、時系列で記事を書いていないのですが、体はもうあらかた回復したのでとりたてて書くほどのことはないわけです。

また写真を撮ろうと思いますが、手術創はさらに白くなり、目立たなくなってきました。
下のほう三分の一辺りがまだ少し赤いですが、ここも白化進行中…
それと最近気づいたことがあります。
それは何か・・・・・それは、爪がよく伸びるようになってきたのです。
なんだ、爪か? しょうもなっ。

はぁ、重箱の隅をつつくような話なんですが、爪なんです。
よく伸びるようになったといっても、術前と同じペースに戻ったというべきなんですが、実は術後はものすごく伸びなくなっていました。
入院後、手術の前日に爪をしっかり切って術後に備えたのですが、10日後の退院まで結局爪は切りませんでした。
術後何日か経ってから妻が爪切りを持ってきてくれたのですが、指をよく見ると案外伸びてなかった・・・・

退院後も爪を切るのは2週間毎ぐらいで、毎週切るようになったのは今年になってからだったと思います。その頃でもまだそれほど伸びは良くなかったのですが、最近ようやく、以前のように伸びるようになってきて、やっと指先まで回復したのか・・と、ある意味感心しました。

仕事中、家から電話が・・・・

2011年08月25日 | 雑記帳(その他)
朝の9時前、携帯が鳴ったので取り上げてみると発信元は「自宅」
何か事件かと思いきや、リビングの天井に4~5センチの小動物がいるとのこと。
イモリかな、ヤモリかなと電話の向こうで言ってます。

特徴をあれこれ言ってみたらどうもヤモリらしい。普通イモリは家の天井などにはへばりつかないし、逆にヤモリは年に数回は家に侵入してきます。

それで今日は、残業せずに速攻で帰宅しました。天井を見上げてみると朝とほとんど同じ場所にヤモリがいるのですが、よく天井から落ちないものだ…
軍手をはめて脚立に乗ってそぉっと手の中に閉じこめました。
このヤモリ、まだ子供で動作も全然俊敏じゃなく、いとも簡単に捕まってしまいました。
大人のヤモリだと結構逃げ回るのですが。。。

ヤモリは家守とも書くぐらいなので、家の守り神です。
そのまま道を挟んだ向こう側の公園まで連れて行って放しました。
こんな餌も何もないところに来るなよっっっっと。
安全は安全なのかもしれませんが。

しかし、いつどこから入ったのか?

えっと、それとクラッシュしたHDDですが、データは100%助かると連絡がありました。
先日買ったHDDを送ってそれにデータ移行してもらう予定です。

定年まであと4ヶ月…

2011年08月21日 | 日記
7月13日に「定年まで残り5ヶ月強になりました」という記事を書いて1ヶ月と1週間が経過しました。つまり定年まで残り4ヶ月になったわけです。
刻一刻、ヒタヒタと・・・(笑)

この1ヶ月の動きは目まぐるしいものがありました。
・娘2人が続けておよめさんになった
それぞれ交際期間数年を経ての新生活スタートとなりました。

・1階和室の畳の表替え、和室すべての襖張り替え
二女が出ていったので、占領していた1階和室が空きました。その和室の畳表替えと襖張り替えを実施、合わせて2階和室の襖張り替えも実施。2階和室の畳表替えは一昨年に済んでいます。
前住んでいた家の時は襖張り替えは自分でやりましたが、そんなにきれいに出来るわけでもないのでいつもお世話になっているリフォーム業者さんに依頼しました。
これで娘夫婦に泊まってもらえます。
というか、お盆に二女夫婦が泊まりに来てくれました。
今まではお盆休みには妻とよく旅行しましたが、これからはスケジュールを空けとかないといけないかも。

・会社に再雇用申込書を提出した
会社側としては後任の手当もしてないし、簡単に人を回したりできないので再雇用制度を申し込んで欲しいという主旨の話を聞いていたので、盆明けに申込書を提出しました。
希望勤務地、希望業務、特技など書くようになっていました。

・外付けHDDがクラッシュした
とんでもないことになりました。データ復旧サービス会社にHDDを送り、一次調査をしてもらいましたが、なんと、レベル4の物理障害とのこと。
レベル4の逆流なら即手術ですよ…と、無理に弁膜症につなげてみる
オマケにバックアップしていたMOのドライブも故障してしまっているし。
MOのメディアはこっそり会社に持ち込んで読み出して、USBメモリに落とすという方法もあるにはありますが、会社が許可したもの以外は接続できない仕組みになっているので多分うまくいきません。セキュリティがものすごく厳重なのです。
それで、結局すべてのデータをサルベージしてもらうよう依頼しました。
果たして何%のデータが拾えるか。。。費用もかかりそうです。
週末には新しい外付けHDDを買ってきたのですが、今度はRAID構造にしました。
RAID1のミラーリングHDDです。
静音ファン付きで静かだし、温度もあまり上がりません。壊れたHDDはヒートシンクボディという触れ込みのものでしたが、夏はボディがものすごく熱くなっていたので今から考えると基本的な設計というかコンセプトに問題があったのかもしれません。

グーグルが2007年に公表したHDDの寿命データというのがあるらしいのですが、3カ月以内と5年経過後に故障率が上がるそうです。バスタブカーブですね。
それから一般的にHDD故障前にはドライブモーターから異音が出る、読み書きに時間がかかる、ヘッドの動く音が大きくなるなどと言われていますが、実際にはHDDの半数は突然死するんですって。
私のHDDはまさに突然死でした。がっかりです。
PCももう5年経ちますので、そろそろ買い換えを検討した方が良いかも。

外付けHDDが故障?

2011年08月14日 | 雑記帳(その他)
ちょっと困ったことになりました…

今日の昼過ぎ、外付けHDDがPC本体から認識しなくなってしまいました。
メールソフトにエラーが出たので変だなと思ったら、外付けHDDがPC上から消えています。
PCを再起動してもダメ
USBを抜き差ししてもダメ
USBソケットを変えてもダメ
妻のPCにつないでもダメ
…です。
我が家のデータセンターなのに。
写真はカメラ本体にかなり残しているし、妻のPCにもダブルで保存しているのが結構あるので、それはまあまあ良いとして、表とかデータベースとか文書データが読めない状態です。メールはソフトをバージョンアップするまで別のドライブに残していたので最近のデータが読めません。
ブログは書きためた原稿などはないので、それは問題有りません。
多分インターフェース基板が悪いのじゃないかと思うのですが、不運なことにメーカー修理対応も完了されてしまっています。
困ったな。
データバックアップは定期的にMOに取っていたのですが、そのMOもドライブが認識されない・・・・ストレージがダブルで故障?

明日もう一度コールドスタートでやってみてそれでもダメなら、ネットでレスキュー業者を探して直してもらおうと思います。

お盆の墓参り

2011年08月13日 | 近郊・日帰り
盆休みに入りました。
昨日は3月以来、5ヶ月ぶりに四国に帰り、墓参りしてきました。
淡路島を通って帰るのですが、淡路島に辿り着くまでのルートがいくつかあります。お盆は激しく渋滞するので今回は(2回目ですが)舞鶴若狭自動車道を経由してかなり遠回りしました。
このルートですと渋滞には巻き込まれませんが、時間的にメリットがあったのか少し微妙ではあります。
正攻法ですと名神→中国道→山陽道、ややひねってみると名神→京滋バイパス→第二京阪→近畿道→阪神高速湾岸線というルートも考えられます。

実家到着後まず扇風機を回収、次に2箇所のお墓の掃除とお参り、最後に従兄の家を訪ねました。
3月の墓参り後に訪ねたときは外出されていて会えなかったのですが、4月に体調を崩しそのまま亡くなりました。齢90でした。
ご遺族の方と1時間あまりお話ししましたが、中学で同級生だったいとこ半は仕事に出ているとのことで、会えませんでした。

自分が還暦になると親戚回りにも高齢の方達が増えていて、これから何度会えるのか、考えてしまいます。
体でどこか悪いところ無いか?、と聞かれましたが、心臓を患って手術したことは言わないでおきました。
よけいな心配をかけるだけなので。

用事を済ませた後、帰りのコースは素直に中国道を通ることにしましたが、事故渋滞に少し巻き込まれただけで、かなりスムーズに帰れました。
この日1日の走行距離は627キロ、走行時間は約10時間でした。
途中眠くもならず、近年まれにみる快調なドライブです。
心臓が元気を取り戻したおかげでしょうか?
長時間運転してもあまり疲れません。
3月の墓参りの時は半分娘が運転してくれましたが、今回は私が100%。しかし家に着いてもまだまだ…
去年の3月箱根に行ったときは宿に着くなり横になり、食事が運ばれてくるまで1時間ほど伸びていました。2日目の後半の運転はもうウンザリで早く着いたらいいのに、とそればかり考えていました。
あの時は「オレももう年」と感じたのですが、それにしても一気にこんなに衰えるかと、不思議ではあったのですが、年ではなかったのですね。
弁膜症から来ていたのでした。
本当は落ち過ぎていた体力が年齢相応に戻ったわけですが、何歳か若返った気分がします。

12回目の外来受診

2011年08月07日 | 手術後の外来診察
8月6日(土)はヴォーリズ記念病院の外来受診日、退院後12回目になります。
この日は、採血、心電図、レントゲン撮影の3点セットです。
心電図とレントゲンは2月以来です。

心電図に気になっていたこと、それは会社の健康診断時にRSRパターンが出たことと、以前ST-T異常が出たことの2つです。
今回の心電図にそれらしいパターンが果たして出ているのか?

幸いなことに、2点とも全く出ていなくて、ごくごく正常な心電図だそうです。
波形を見せていただきましたが、よくわかりませんでした。
血圧は122-68で、これも問題なし。
レントゲンもきれいな写真と言うことでしたが、術前の写真と2枚画面に並べて表示いただきました。


右がbeforeで左がafterです。
beforeの心臓がやや大きいのがおわかりになるかと思います。
beforeの心胸比が44%、afterの心胸比が37%ですから
44→37、つまり7ポイント小さくなったわけです。大きさそのものでいうと15%ほど小さくなりました。術前は20%弱大きくなってがんばって血液を送り出していたわけですが、それでも逆流が大きいために間に合わなくなってきていました。
もっとも心胸比は50%までは病気とは診断されませんので、術前のこの写真では正常と言われていました。
心胸比にはかなり個人差がありますから、レントゲン写真だけでは心拡大、心肥大の診断は困難です。

前回の血液検査の結果表をいただきましたが、少し悪化傾向です。
中性脂肪が大幅に増加、BNPも正常範囲から外れてしまいました。
ちょっと残念。しかし先生は気になさる様子ではありませんでした。

前回の診察時に、拍動によって心臓の大きさがそんなに変わるわけではないと聞いていましたが、実際心横径は変わらないそうです。
レントゲンを撮るとき一杯吸気して止めて撮影しますが、これは呼吸状態で胸郭の大きさが異なってくるため条件を合わせる意味もあるようです。
肺を思い切り膨らませておかないと、心胸比が大きい方向に診断されてしまいますね。

レントゲン写真で心臓は白く映りますが、心臓は筋肉が多いためX線を通しにくいのだそうです。
心臓に比べたら肺は空洞ですから、X線が素通しで黒く映るのですね。
腹部も真っ白、X線は通りにくいようです。
これは、撮影の部位や目的によってX線の強さ、照射時間を変えていると思われるのでいつもいつも肺以外が真っ白に映るのではないと思います。

いろいろ勉強になります。

術後のリハビリ

2011年08月03日 | ワンポイントアドバイス
現在は心臓手術後、早ければ翌日からリハビリが始まります。
設備の整った病院であれば、心臓リハビリというメニューがあります。
術後数日は体のあちこちが痛み、リハビリどころじゃない、ゆっくりさせて欲しいというのが普通だと思いますが、ここで踏ん張ってリハビリに励むと回復が劇的に早まります。

私の場合で、ICUから病室に戻った手術翌日からリハビリが始まりました。正直なところゆっくり寝たかったのですが、歩くだけと言うことでうまく乗せられました。

まあ、それでも寝た姿勢から起き上がるまででも一苦労です。それもリハビリの一つ。
しかし起き上がってしまえば、立ち上がるのはどうってことはありません。
廊下に出て念のため歩行器を使ってナースステーションの前を行ったり来たり、2往復くらい歩きました。この歩く距離を毎日少しずつ延ばします。
まだ体に管がつながっていたりしますので、それの処置に頭を使います。
頭もリハビリ?

心臓リハビリは主にバイク漕ぎですが、心電図をモニタリングしながら行いますので、特に不安になることはありません。
1日1回、30分ほどのリハビリですが、体力に余裕があると感じられたなら、
ベッドではなるべく横にならない
ゆっくりで良いので外(許可された範囲内で)を出歩く
ことをお勧めします。早く家に帰れますし、帰宅した後も楽です。

検査のために手術の1週間くらい前に入院されることが多いと思いますが、体力(特に足)の衰えを防ぐため、院内、院外を歩いてみることもお勧めしたいと思います。