余り寒くならないうちに、もう一度琵琶湖の湖西を歩こうということになりました。
今回考えたのは、安曇川-近江今津間。
前回のマキノ-近江今津間は駅間距離8kmですが、歩いた距離は9.1kmになりました。
安曇川-近江今津の駅間距離は8.2kmですが、なるべく琵琶湖に沿って歩こうとすると距離は前回より長くなります。グーグルマップでは12.1km、歩行時間2時間28分と出ました。
12kmというと一昨年湖南をウォーキングして、道に迷って12kmも歩いてしまったことが思い出され、かなり厳しいかもと思いましたが、今回は山道では無く平地なのでいざ決行。
ウォーキングイベントでは15kmとか20km、40kmコースというのもありますから、10キロ強くらいは歩けないと!
そして12月3日、好天に恵まれ出発です。安曇川駅近くの道の駅藤樹の里あどがわに車を停め、お弁当を買いに入店すると、野菜をたくさん売っています。スーパーより新鮮で安い・・・・たくさん買ってしまいました。
お弁当とおやつも仕入れ、野菜は車のトランクに入れ、お弁当、お茶、おやつはリュックに入れて背負い、最初は国道沿いに歩き始めました。
約20分後、新安曇川大橋を渡ります。
新安曇川大橋より見た安曇川下流
安曇川は琵琶湖に流入する川では、野洲川に次ぐ2番目に大きい川です。下流には大きな三角州を形成しています。
その後しばらくして国道を離れ、集落や農道を主に歩きます。
電線に留まった多分シラサギ
種はよくわかりません。
くねくねと何度も曲がりそして広い農道に出ました。
ここまで来れば後は琵琶湖まで一直線です。交差点等はグーグルストリートビューで見ていたので迷いませんでした。
琵琶湖畔に出て、と言っても湖は木立が邪魔で全然見えません。これじゃまだ弁当を広げられない、12時はとうに過ぎているのですが、もうちょっと頑張ろう。結局20分歩いても湖畔に出られなかったので、あきらめてお昼にしました。約40分休憩。
再び歩き始め、しばらくいくと湖側に木道が設置されています。
かなり老朽化しています。
木道はそのうち無くなり、石段を登ると県道です。この辺りは6kmにわたって桜が植わっており、さくら街道とも言います。
さくら街道(滋賀県道333号安曇川今津線の一部)
桜が咲くと綺麗でしょうね。
近江今津町に入った辺り、湖岸より北北東を望む
二ッ石大明神
二ツ石大明神の鳥居。沖合100mのところに2つの石があって、渇水の時に現れるそうです。
飛び出し坊や
昔からあるデザインです。若い頃に見かけたのはこの飛び出し坊やばかりでしたが、今はいろいろバリエーションがあります。飛び出しお嬢ちゃんやお婆さんとかも。
目指したヴォーリズ通りに到着
今津ヴォーリズ資料館に入り椅子で15分ほど休憩、その後展示物を見学しました。前回は時間が無くてじっくり見ることができなかったのです。今回はヴォーリズの業績や経歴をじっくり見せていただきました。
そして、見つけたのがこの写真の中央、加島銀行です。
加島銀行は朝ドラヒロインのモデルとなった広岡浅子が、1888年に設立した銀行です。浅子の死後昭和恐慌により1937年廃業。
ヴォーリズ資料館は、1879年設立の元百三十三国立銀行今津支店です。
百三十三国立銀行はやがて株式会社に改組され、その後1933年に八幡銀行と合併し、現在の滋賀銀行となりました。この資料館は内外観ともリフォーム済みだそうです。2階建てでしたが、現在は2階の床を外しているため、天井が高いです。
(ヴォーリズ今津郵便局の会の方から聞きました)
次が旧今津郵便局です。
玄関屋根の鬼瓦
郵便局を表す「〒」をあしらってあります。粋ですね。
この建物は現在
ヴォーリズ今津郵便局の会により管理、運営されています。開館日は土、日の週に2日のため、訪ねた日は閉館日でしたが、たまたま玄関先に会の責任者の方がいらしてご好意により開けて説明してくださいました。訪問ノートに名前と住所を書き、少しばかりの寄付をしました。
近江今津駅に到着
2週間前もここから乗りましたが、行き先は前回と逆の京都行きです。
安曇川駅で降車
近江今津から京都行きの電車の本数は、反対方面行きより倍ほどに増えます。
ここから車を停めた道の駅まで1キロ弱、まだまだ足は元気でした。
これで湖西は志賀-近江舞子、安曇川-マキノ間が「済み」です。
近江舞子-安曇川間を歩くと志賀-マキノ間がつながりますので、次回ウォーキングはこのルートにします。概算で15キロあります。
※2021/11/14追記
この日歩いたルート