国立循環器病研究センターHPに、「
地域住民を対象とした10年後心房細動予測スコアの開発」という記事があります。
つまり、今から10年後の心房細動予測確率がわかるという・・ことですが、今後10年間に心房細動になる確率と言うことなのでしょう。。
これによると下記要因毎にスコアが割り振られていて、該当するポイントを加算し、その合計ポイントから、心房細動リスクがいくらかがわかるようになっています。
年齢 30~49歳 0点(男性) -5点(女性)
50~59歳 3点(男性) 0点(女性)
60~69歳 7点(男性) 5点(女性)
70~79歳 9点(男性) 9点(女性)
循環器リスク
収縮期高血圧が140mmHg以上 2点
BMIが25以上 2点
心房細動以外の不整脈 4点
虚血性心疾患 2点
生活習慣・血清脂質
過剰飲酒:1日2合以上 2点
現在喫煙 1点
Non-HDL(130-189mg/dL) -1点
心雑音または弁膜症 8点(30~49歳)
6点(50~59歳)
2点(60~69歳)
0点(70~79歳)
各ポイントの合計がリスクスコアです。
そのリスクスコアと10年後の心房細動発症予測確率は以下の通り。
リスクスコア 0 1-2 3 4 5-7 8-9
発症予測確率(%) 0.8 1 2 3 4 7
リスクスコア 10-11 12 13 14-15 16以上
発症予測確率(%) 9 12 16 20 27
リスクスコアが13以上(確率16%)で「要注意」のようです。
ですが・・・年齢については、現在年齢なのか、10年後の年齢で見るのか、よくわかりません。
Non-HDLとはHDL以外のコレステロールのことで、総コレステロールからHDLを引いた値です。