豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

オニオン・フィールド その他

2019年08月01日 | 本と雑誌
 炎暑の中、本の断捨離を少しずつ進めている。

 今回は、30歳代だっただろうか、海外の推理小説を読んでいたころの本を何冊か。

 ジョセフ・ウォンボー「オニオン・フィールド--ある警官殺害事件」(早川書房、1975年)
 アメリカ探偵作家クラブ特別賞受賞作品。実際の事件および裁判を60名の関係者へのインタビューによって構成した「事実小説(factual novel)」とのこと。カポーティーの「冷血」に倣った作品らしい。
 「1976年5月16日am.1:52読了」と書き込みがある。こんな夜中に読んでいたのか・・・。
 取っておきたい衝動に駆られるが、この手の本まで残しておいたのでは、断捨離はできない。

 V・ビューグリオシー「裁判--ロサンゼルス二重殺人事件(上・下)」(創林社、1979年)
 1979年アメリカ推理作家協会エドガー・アラン・ポー賞受賞と帯にある。作者は、UCLAのロー・スクールを首席で卒業した元ロサンゼルスの地方検事とのこと。なお、訳者(中村保男)のあとがきに、法廷用語について平出禾氏への謝辞があった。
 「1980年2月1日読了」と書き込みがしてあるが、どんな話だったかまったく覚えがない。

 ドロシー・ユーナック「法と秩序」(早川書房、1978年)
 帯には、「警察官の誇りと腐敗!」、作者は元ニューヨークの警察官とある。これも中身はまったく覚えていないが、悪徳警官ものだったのだろう。ただし、ニューヨークの警察官の三代にわたる物語らしい。
 「1980年4月26日(土)晴れ、まずまずの出来、日立病院で」と書いてある。そうか、この頃、それ以降いまだに続く持病が発症したのだった。

 ジョセフ・ウォンボー「ブルー・ナイト」(早川書房、1975年)
 作者は元ロスアンゼルス市警の警察官。退職を決意した警察官の最後の三日間の行動を描いたらしい。
 「1980年5月8日(木) オニオン・フィールドの方がよかった。最後の感傷がイヤ味だ、日立病院」と書き込みあり。

 ソル・スタイン「法廷の魔術師」(早川書房、1974年)
 これは悪徳弁護士ものらしいが、読んでいない気配。取っておくか・・・。


 2019/8/1 記