イギリスに留学する息子に日本を知ってもらおうと思い、家族そろって京都、奈良に行ってきた。
息子の出た高校は、修学旅行がなかった。
京都や奈良、沖縄、広島などは家族が連れて行くか生徒個人で行けばよいので、学校がわざわざ生徒を集団で引率して旅行に連れて行くようなことはしたくないという方針だった。
息子は中学、高校と野球をやっていて、休日はほとんど練習か遠征で、家族旅行にもほとんど行けなかったので、今回思い立って出かけてきた。
持参したのは、家永三郎「日本文化史」と、直木孝次郎「奈良」(いずれも岩波新書)の2冊。初めての京都、奈良のガイドにはやや手強すぎた。
↑ 銀閣寺
初日は、正午ころに京都駅に到着。
宿泊する近鉄京都駅ホテルに荷物を預けて、東山方面を攻めることに。
フロントのお嬢さんのおすすめに従って、京都市バス(洛バス)1日乗車券を買って、駅前-銀閣寺-哲学の道-清水寺-参年坂-二年坂-ねねの坂-八坂神社-祇園-河原町-駅前、とバスに乗ったり歩いたりしながら回った。
途中、清水道沿いの五龍閣という洋館で遅い昼食をとる。どういう由緒の建物だったかは忘れてしまったが、京野菜のカレーを食べた。美味しかった。
↑ 五龍閣
参年坂、二年坂、ねねの坂は生まれて初めて歩いた。
いつも(と言っても2、3回しか行ったことはないのだが)は、清水道から登って五条坂から下っていたのだが、近鉄ホテルのフロントのお嬢さんが「ここが一番いい」というので出かけてみたのだが、まさに「すべての事に先達はあらまほしき事なり」で、今回の旅でこの坂道が一番良かった。
↑ 参年坂、二年坂
八坂神社に出たあたりで、日が暮れ、祇園から河原町に出て、バスに乗って駅ビル内のホテルに戻り、初日が終わった。
↑ 祇園、一力茶屋
* カメラを「夕日モード」という設定にしたままだったので、写真が妙にセピア色になってしまった。
2013/3/25 記