気ままに

大船での気ままな生活日誌

川上音二郎一座の梅べえたち

2008-02-16 18:18:48 | Weblog
茅ヶ崎の高砂緑地の松籟庵庭園内の梅林が見頃になっていました。ここは昔、川上音二郎さんと愛妾の貞奴さんが別荘として住んだところです。最近、三谷幸喜さん演出の”恐れを知らぬ川上音二郎一座”が、昨秋、日比谷に誕生した新しい劇場「シアタークリエ」のこけら落しとして上演されましたので、ご存知の方も多いと思います。常盤貴子さんも出演するし、ボクも是非観たかったのですが、券がどうしても買えず、あきらめました。

川上音二郎さんは新派俳優として活躍し、時事風刺を交えて歌ったオッペケペー節が有名です。一方、貞奴さんは日本の女優第一号というすごい方です。大変なカップルなのです。当時、尊敬する九代目団十郎さんが、同じ茅ヶ崎に別荘をもっていたことも、ここに来た理由だそうです。

さて、この音二郎一座は、大変バイタリティのある集団で、たとえば、ボストンのトレモント劇場を借りて「ベニスの商人」を上演したのですが、米国の観客が日本語のわからないのをいいことに、すべてアドリブの台詞で、詰まったら、スチャラカポコポコでごまかしたそうです。それでも喝采を浴びたようです。

そんなことを思い出しながら、梅園を回っていましたら、どの梅べえ(母べえのまね)も個性溢れる俳優さんにみえてきました。変わりものがいっぱいで、それでいて全体にまとまりがあり活力がある、そんな梅園一座でした。では写真で紹介しますね。

先ずは、きれいどころの、主演級3大女優さんです。紅梅、白梅、深紅梅(?)。



そして芸達者な喜劇系役者さんたち。



そして梅系ではないのですが、名脇役たち。3番目のカップルは濡れ場専門でいつもくっついています。



そして、音二郎さんと貞奴さんは石になっていました。堂々たる音二郎石、そして艶っぽい貞奴石ですね。3番目のは、お二人でいつも一緒に入る岩盤風呂です。仲がいいですね。





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空色のキャンパス

2008-02-16 10:12:45 | Weblog
逗子の図書館の帰りに、北鎌倉駅で降り、円覚寺に寄りました。境内のところどころ、いい案配にある梅の木の白梅紅梅をゆっくり見物しながら歩いているうち、あれ、ここのお寺の空は広いなと感じました。そう思ってからは、ボクは空ばかりみて、歩いていました。

空だけでもとてもうつくしいですが、そこに、冬木や小枝をみつくろっていただけるとさらに映えますね。



さまざまな冬の枝。モクレンはつぼみがいっぱい。空色のキャンパスに輝いています。



もちろん、今が旬の紅梅、白梅。空色のバックがこんなに似合う花はありませんね。白梅ちゃんは半月のお月様まで囲っていますね。みえますか。



みどりも空色のお友達ですね。



みどりだけでも素敵ですよ、の声に足もとをみると。となりは苔さんにかかる影ですか。



空色キャンパスには冬景色がよく似合います。
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