気ままに

大船での気ままな生活日誌

松坂16勝、野茂に並ぶ

2008-08-30 20:51:43 | Weblog
松坂、強打者揃いのホワイトソックスを8回零封、見事、自己最多16勝をあげました。そしてそれは、あの野茂投手のドジャース時代の日本人最多勝記録に並んだのです。いずれはと思っていましたが、とうとうやってくれました。

でも、両チームの打撃力の差を考えれば、松坂には20勝してもらわなければ、野茂の16勝に並んだとはいえないでしょうね。とハッパをかければ、松坂大輔投手、やってくれるでしょう。

と、いうわけで、ボクはテレビで松坂の勝ち投手を確認してから、うきうき気分で午後から浅草に向かいました。もちろん浅草サンバ(大汗)。

。。。

松坂投手、16勝おめでとう  


浅草サンバは明朝、詳しく報告しますね。おやすみ
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狩野芳崖展&莫高窟壁画模写展

2008-08-30 06:46:00 | Weblog
今朝未明も雷様が大暴れでした。お天道様、何を怒っていらしゃるのでしょうか。さて、今日はコロー展のあとに訪れた芸大美術館の展覧会についてご紹介します。

芸大美術館でふたつの美術展が開催中でした。ひとつは敦煌の莫高窟壁画を芸大大学院の学生さんが模写した絵の展示です。何年にも渡り、地元の台東区が学生の奨学目的にこれらを買い付け、コレクションにしているものの中から選ばれています。

模写といっても、さすが芸大生、まるで実物を観ているような迫力でした。壁画の古びた色、はがれかけた様まで忠実に表現しています。この夏、祇園祭の帰りに京都国立博物館で開催されていた、杉本哲朗の”アジャータ・シーギリア壁画模写展”も観てきましたが、そのときもすごいと思いました。なめかしいインド古代仏にはついうっとり(汗)。莫高窟壁画にも前期のものはインド仏教の影響を受けていますので、くねくねした、色っぽい仏画もあり、またうっとり(大汗)。

模写。臨写ともいいますが、もうひとつの展覧会、”狩野芳崖/悲母観音への軌跡”においても、狩野芳崖の臨写が展示されていました。木挽町の画所で修行しましたが、同日入門の橋本雅邦が”臨写を以て始め、臨写を以て終わる”と書き残しているように、臨写は最高の画業修行の方法なのですね。なるほど、小林秀雄の言葉を思い出します。”模倣は独創の母である、ただひとりの本当の母親である、模倣してみないで、どうして模倣出来ぬものに出会えようか”

狩野芳崖の代表作、”悲母観音”、すばらしかったですよ。観音さまの尊いやさしいお姿、そして子供のあどけない表情が見事に表現されていました。フェノロサに見いだされ技量を磨き、近代日本画の源流となったされる狩野芳崖作品の頂点に立つものです。これを描き上げるまでの数々の下絵も展示されていました。観音様の衣装をつけないヌードデッサン(下図)もたくさんあり、完成までに、絵の部分部分に、実にていねいな、長時間の検討がなされていることに驚きました。

悲母観音 展覧会ちらしから


大鷲(部分) 絵はがきから


名作”悲母観音”の誕生に向けて、下関、江戸、東京と画業の腕を上げてこられた芳崖の作品の数々が、修業時代の臨写や、狩野家系図、デスマスク等の資料と共に観ることができます。とても良かったですよ。
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