いつもと、ちょっと違うコースでの横浜山手洋館めぐり。ガイドさん付き、昼食付きの2時間ほどのミニツアーです。
石川町南口から、あれあれ、いつもぼくらが向かうコースに向かいます。しかし、途中から違う道へ。地蔵坂通りから乙女坂へ。ここは、はじめてのぼります。何故、乙女坂か。この坂の上にふたつの女学校があり、通学時間には乙女がいっぱいになるからだそうです。この時間帯は”むかし乙女”でいっぱいでしたが(笑)、数人の正真正銘の乙女も見かけました。横浜共立学園と横浜女学院があります。
共立学園は、明治4年の設立の日本最古のミッションスクールのひとつ。昭和6年に建てられ、現在横浜共立学園同窓会館として使用されている、山手214番館(旧スウェーデン大使館)が現存しています。マンサール屋根(袴越屋根)が特徴的だそうです。
そこから、イタリヤ山へ。ここはいつも観ている洋館。大正と明治の建物が並んでいます。ブラフ18番館。大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅で、戦後はカトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されていたとのこと。
外交官の家。JMガーディナーの設計で、明治43年、渋谷区南平台に外交官内田定槌邸として建てられたもので、平成9年にここに移築復元されました。
はじめて知ったのですが、この洋館には当初は和風家屋も繋げていたそうです。その面影がちらりと。
窓の文様もハイカラ。
イタリヤ山をあとのして、山手の尾根を歩く道。ただの道ではありません。むかしの横浜の市電通りの石を並べているそうです。
途中の一般住宅にもマンサール屋根の洋館風住宅が。
素敵な住宅。
日本最初の洋式公園でテニス発祥の地である、山手公園をみて(ここはたびたび紹介しているのでパス)、脇道へ。
これも一般住宅。市の、なんとか指定住宅の候補になっているらしい。こんな素敵な洋館があちこちでみられるのは楽しいことです。
やっぱり表通りだけではなく、裏道も歩かないとだめだなと思いました。楽しい山手散歩でした。
昼食は山手十番館のランチ。馬車道十番館の系列だそうです。レストランと山手資料館の間にある建物の、横浜生まれの川上澄生の版画がたくさん飾られている部屋で、講師の先生のお話を聞きながら、おいしいお弁当をいただきました。
川上澄生の版画
昼食後、隣りの資料館も見学しました。