
雨がしとしと降っていたが、11時前に止んだので、それにイチローの試合も中止になってしまったので、今日10時オープンのブックオフをのぞきに行った。こんな天気なのに、すごい人出だった。駐車場に入れない車が列をなしていた。
店に入ると、オープン記念にティシュを一人に1箱宛て配っていたので頂いた。レジには長い列ができていて、15分は待ちそうな感じだったので、また別の日に来ようかなと思ったが、オープンの日に買うのに意味があると考え直して、本を買うことにした。
ひとつは、昨日、縁あって手に取った、城山三郎の日記スタイルの本と決めていた。まだ売り切れてはいなかった。題名がなかなかいいなと思った。”どうせあちらへは手ぶらで行く”。帯には、”これからは鈍々楽(どんどんらく)で生きる/そうかもう君はいないのか最終章”との説明が。
またぱらぱらとめくり、昨日のブログに書いたページを捜した。勘違いしていて、その部分は日記の中ではなく、”勲章について”というタイトルの巻末付録の中にあった。人の日記帳をのぞくのは、だれでも面白いもので、ブログがこれほど盛んになるのも、当然のことだろう。もう、すでに読み始めているが、そのうち紹介しようと思う。値段は約半額(650円)であった。
もうひとつは、岩波文庫の、荷風センセイの”濹東綺譚”を買った。むかし読んだことはあるが、すっかり忘れていて(汗)、もう一度読んでみたいと思っていたのだ。先日、吉田秀和さんのエッセイを読んでいて、彼が荷風文学を非常にほめていたのも、理由のひとつである。本をぱらぱらめくると、木村荘八さんの挿絵がふんだんに入っていて、これも楽しめそうだ。値段は200円(もとは260円)だった。
というわけで、今日のオープンの買い物は850円也と、ランチ代くらいだった。レジの長蛇の列に入ろうとしたが、念のため、近くにいた係の人に聞いたら、レシートが不要であれば、簡易レジがあります、そこなら即座にできますとのことだった。本当に即座にできた。みんな知らないのだろう。それとも、領収書が必要な人が多いということか、”鈍々楽で生きている”ボクには、わからない。
隣りの、イトーヨウカドーに寄り、ワイフから頼まれた、お昼の温麺用のてんぷらを買って、家に戻った。


オープン記念ティシュ

