シルバーウイークの開けた日の午後(ぼくは毎週シルバーウイークだけど;汗)、家から徒歩5分圏内で楽しんでみた。シルバー世代になって、さらに年を重ね、足が弱った時の予行練習というわけだ、というのは、屁理屈で、ただ、ちょっと疲れ気味だっただけだ。
最近、オープンしたブックオフで、本棚を巡り、池波正太郎のエッセイの文庫本を買い(300円)、同じフロアーのカフェーで、アイスティーを飲みながら、その本を開いた。30分ほど、そこで過ごし、隣りの鎌倉芸術館に向かった。午前中、この情熱的ポスターを観て(汗)、入場券(1000円)を買っておいたのだ。

かまくら銀幕上映会が、ほぼ毎月ここで開催されていて、結構いい映画が多く、何度も観に行っている。この日は”ラ・ボエーム”というプッチーニ・オペラの傑作が映画化されたものである。オペラの映画化といっても、オペラの俳優さんがそのまま出演し、オペラと同様にせりふはすべて朗々とした歌唱である。
ちらしによると、主役のミミ役のアンナ・ネトプレスは、マリアカラスの再来といわれている実力派で、そして相手役のローランド・ピリャソンとのコンビは、今、最もチケットのとりにくい”ドリームカップル”なんだという。ぼくはオペラにはゼンゼン詳しくなく、一度だけ、イタリアへの最初の旅行で、ミラノのスカラ座でオペラを観ただけである。何という題名のオペラ劇だったかも覚えていない(汗)。
ただ、実際の馬が舞台上に出てきたり、たくさんの出演者者、豪華な舞台装置、舞台下の大楽団等にはどぎもを抜かれたものだった。それだけでも、オペラの筋や演じる俳優名が分からなくても、なんだか、とてつもないような演劇を観たようで、強く印象に残っている。それに、観客の、とくにご婦人方の最高級のおしゃれにも目を奪われた(汗)。
オペラが映画化されるのは、もちろんいいのだけれど、当然ながら、映画では前述の舞台装置や華やかな観客を含めた、オペラのトータルな重量感は感じられない。でも、マリアカラスの再来かといわれる女優さんの美声は、何もわからないぼくでも、すごいなと思う、うつくしいソプラノだし、それだけでも十分楽しめた。あまりうっとりして、いねむりもしてしまったけれど(汗)。
パリの貧乏画家と恋におちたミミ。不治の病いがもとで別れ、また最後は一緒に暮らした彼の何もない部屋に戻ってきて、その日に亡くなるミミ。そのラストシーンには泣けてしまった。
5分徒歩圏で、いろいろ楽しめた午後だった。これなら、あと、10年や20年は、楽しめるぞ、と思った(笑)。
最近、オープンしたブックオフで、本棚を巡り、池波正太郎のエッセイの文庫本を買い(300円)、同じフロアーのカフェーで、アイスティーを飲みながら、その本を開いた。30分ほど、そこで過ごし、隣りの鎌倉芸術館に向かった。午前中、この情熱的ポスターを観て(汗)、入場券(1000円)を買っておいたのだ。

かまくら銀幕上映会が、ほぼ毎月ここで開催されていて、結構いい映画が多く、何度も観に行っている。この日は”ラ・ボエーム”というプッチーニ・オペラの傑作が映画化されたものである。オペラの映画化といっても、オペラの俳優さんがそのまま出演し、オペラと同様にせりふはすべて朗々とした歌唱である。
ちらしによると、主役のミミ役のアンナ・ネトプレスは、マリアカラスの再来といわれている実力派で、そして相手役のローランド・ピリャソンとのコンビは、今、最もチケットのとりにくい”ドリームカップル”なんだという。ぼくはオペラにはゼンゼン詳しくなく、一度だけ、イタリアへの最初の旅行で、ミラノのスカラ座でオペラを観ただけである。何という題名のオペラ劇だったかも覚えていない(汗)。
ただ、実際の馬が舞台上に出てきたり、たくさんの出演者者、豪華な舞台装置、舞台下の大楽団等にはどぎもを抜かれたものだった。それだけでも、オペラの筋や演じる俳優名が分からなくても、なんだか、とてつもないような演劇を観たようで、強く印象に残っている。それに、観客の、とくにご婦人方の最高級のおしゃれにも目を奪われた(汗)。
オペラが映画化されるのは、もちろんいいのだけれど、当然ながら、映画では前述の舞台装置や華やかな観客を含めた、オペラのトータルな重量感は感じられない。でも、マリアカラスの再来かといわれる女優さんの美声は、何もわからないぼくでも、すごいなと思う、うつくしいソプラノだし、それだけでも十分楽しめた。あまりうっとりして、いねむりもしてしまったけれど(汗)。
パリの貧乏画家と恋におちたミミ。不治の病いがもとで別れ、また最後は一緒に暮らした彼の何もない部屋に戻ってきて、その日に亡くなるミミ。そのラストシーンには泣けてしまった。
5分徒歩圏で、いろいろ楽しめた午後だった。これなら、あと、10年や20年は、楽しめるぞ、と思った(笑)。
