気ままに

大船での気ままな生活日誌

京都紅葉三昧(3)常寂光寺

2010-11-28 22:37:42 | Weblog

去年、神奈川近代文学館で、女性初の芥川賞作家、中里恒子生誕100年を記念した展覧会があった。そのとき、彼女の原作を映画化した、吉永小百合主演映画”時雨の記”が上映された。北鎌倉に住む、うつくしい未亡人が、彼女の結婚式のとき受付をしていた妻子ある男(渡哲也)に偶然出会い、恋愛関係に入る物語だが、その重要な場面に、紅葉のうつくしい、嵯峨野の常寂光寺が現れるのである。この寺には、藤原定家の時雨亭跡があるが、その未亡人は定家の歌集をいつも手元に置いている、という伏線が敷かれている。

まさに、紅葉のうつくしい時期に、ぼくはこの寺を訪れて、ふとその映画のことを思い出したのだった。残念ながら、うつくしい北鎌倉の未亡人は連れていなかったけれど(爆)。

本堂

鐘楼

多宝塔(重要文化財)

時雨亭跡はみつからなかったけど、うつくしい紅葉はあちこちに。

(つづく)

 

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豊ノ島、優勝逃す 残念無念

2010-11-28 18:38:36 | Weblog

本割りで、稀勢の里を逆転で破り、14勝1敗。よし、いいぞ。いつもは、ご贔屓の稀勢の里に、よく負けてくれた、と讃えたぼく。八百長でもなんでもいい、今回だけは、豊ノ島に勝たせてあげたかった。あんな程度のことで十両に落とされ、這い上がってきた、豊ノ島。優勝させて、マスコミやら相撲協会やら、調査会やらのあほ野郎どもの鼻の穴を開かせてやりたかった。婚約者もそんな気持ちだっただろう。

そして、白鵬と琴欧州戦。なんとも情けない、琴欧州。ぜんぜんやる気のない相撲だった。豊ノ島とは、稀勢の里と同様、十両時代からの三羽ガラスではなかったのか。何としてでも、白鵬を破り、援護射撃してあげねばならないのだ。そんな気迫がぜんぜん感じられない。

そして、とうとう優勝決定戦。なんとしてでも勝ってくれ。心から願っていた。支度部屋で気を入れる豊ノ島。

そして、決定戦。あああ、するりと優勝が逃げていってしまった。白鵬も、もう何度も優勝してるんだから、一度くらい負けてやれよ、と言いたい。全く気のきかない男だ。こういうのをバカ正直というのだ。横綱ともなれば、一個人のことを考えるのではなく、相撲界全体のことを考えなければならないのだ。豊ノ島優勝であれば、大相撲の経済効果ははかりしれなかっただろう。これでは、八百長礼賛かな。

残念無念の千秋楽であった。あんまり悔しいので、余計なことまで言ってしまったようだ。許してたもれ。そうそう、ぼくの九州場所星取り予想の結果は、明日、心が落ち着いてから報告します。

 

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京都紅葉三昧(2)大河内山荘

2010-11-28 11:41:36 | Weblog

天龍寺の裏門を出て、いかにも嵯峨野らしい風景、竹林の間の道を5分も歩くと、、お目当ての大河内山荘の前に出る。はじめての訪問で楽しみにしていた。

 

大河内伝次郎といえば、丹下左膳。物まねがしやすく、コロッケより前の世代、桜井長一郎のお得意ネタのひとつだった。”姓は丹下、名は左膳”。むかしの俳優さんは、今とは桁違いの大金持ちだった。田中絹代だって、鎌倉山に豪邸を構えていた(今はタレントが大金持ちで、みのもんたさんがここに家を建てているらしい)。大河内伝次郎は京都の小倉山の麓に山荘を建てた。

みかけによらず、敬けんな仏教徒でもあり、はじめに山中に持仏堂を建てたのが始まりである。

そして、大河内山荘の中心、大乗閣が出来上がった。ご自身も庭園師、建築家にまかせず、一緒になって造ったというから、趣味の域を越えている。姓は丹下、名は健三だったのである(笑)。

庭園内のあちらこちらに紅葉が配してある。

また、なんといっても眺めがいい。見晴らしのいい場所にいくと、向かいの嵐山もみえ、その中腹に、角倉了似がつくった大悲閣もみえる。芭蕉も漱石もぼくも(笑)訪ねたところだ。和装の若夫婦(未婚か不倫かわからないが)もみていた。

反対側には京都の町が一望できる。遠くは比叡山までみえる(この写真には入っていない)。市内の、徒然草ゆかりの双ヶ丘もみえる。

いい処だった。また訪ねてみよう。今度はぜひ、”女流阿房列車”の酒井順子さんも乗ったトロッコ列車で来よう。

 

 

 

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京都紅葉三昧(1)天龍寺、宝厳院

2010-11-28 10:46:28 | Weblog

11月26日(金曜日)、”いい風呂”の日に温泉地ではなくて、京都に向かっていた。小田原からの新幹線の中で、いつものように、直前にその日の予定”車中八策”を考えた。嵯峨野と醍醐寺はすぐに決まった。どちらを先にするか。この列車は12時すぎに京都に着く。ということは、1日目は半日しかない。もうひとつの醍醐寺は、そのほか、南禅寺に回り、哲学の道の通り沿いの、寺々に寄りながら、銀閣寺まで歩きたいと思ったから半日では無理だ。2日目は、午後6時半の新幹線だから、ほぼ1日行動できる。とすると半日コースは、嵯峨野だということに決まった。で、お昼も車中ですませた(いつもは新幹線乗り場内の松葉のにしん蕎麦だけど)。

京都駅から、山陰線で嵐山嵯峨野という駅まで行き、そこから歩いた。本当はトロッコ列車に乗りたかったけど、ななななんと、5つ先の列車まで、予約で満席だったのでしょうがなかったのだ。まず、天龍寺に。ここは紅葉の季節に一度来たことがあり、本堂の庭園もさることながら、そこの塔頭のひとつ、宝厳院の庭園がすばらしい。以下、天龍寺本堂と宝厳院の紅葉をおみせします。

まず、宝厳院の紅葉から観た。

天龍寺本堂庭園

 そして、いかにも嵯峨野らしい竹林を抜けて大河内山荘に向かった。

 

 

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