お祭り好きなら、諏訪大社の御柱祭(おんばしら)は一度はみてみたい。しかし、それは毎年ではない、隔年でもなければ、3年毎でもなく、何と、寅と申の年だけ、7年毎!次回というと、あと2年待たねばならない。
その下見というわけではないが、諏訪湖花火大会の折りに、JR下諏訪駅に近い、諏訪大社・下社秋宮に参拝した。諏訪大社には、上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮の四宮があるそうで、ずっと昔、訪れたが、どちらの社であったか覚えがない(汗)。多分、ここではないだろうか。
鳥居をくぐって、まず、樹齢八百年のご神木、”根入の杉”が迎えてくれる。手前、左の柵に囲まれている大樹。
そして、青銅製では日本一という狛犬を従えた三方切妻造りの神楽殿。巨大なしめ縄にも驚かされる。出雲大社に次ぐ大物だとか。
その奥に御社殿。二重楼門造りの拝殿と左片拝殿及び右片拝殿が横に並ぶ。
そしてその四隅には、御柱が立っている。御柱祭の正式名称は”式年造営御柱大祭”というそうだ。宝殿の造り替え、また社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年程の樅の巨木を曳建てる神事。ぼくらがテレビニュースでよく観るのは、山から切り出された、御柱が坂を下る”木落し”の場面。命知らず男たちが、御柱に乗って、誘導する。2年後、大観衆の一員になれるかどうか(汗)。でも、見学に行った人の話では、御柱というより人を観に行ったようなもの、らしい。
御柱のひとつ。
これは宝殿の御用材
これは酒樽(笑)。ぼくが愛用している”真澄”も。酒蔵も近所にあった。
諏訪は、中山道の宿場町でもあったし、ゆっくり歩きたい街。ぜひまた。御柱祭の前に。