昨晩のブログでおみせした月面からの”満地球”の出、どこで見たか。それはね、幕張メッセで開催されている”宇宙博2014”で、です。2008年9月、月周回衛星”かぐや”から撮影されたもの。
こうした上弦を少し過ぎた地球も、ここでみましたよ。
さて、その宇宙博。大きな会場を巡りながら、ぼくは、なんてすごい時代を生きてきたんだなと、つくづく思った。はじめに宇宙開発の歴史がパネルで示されるのだが、”地球は青かった”のガガーリンの有人宇宙飛行が1961年。まだぼくは高校生の頃だった。”わたしはカモメ”の女性初のテレシコワの宇宙飛行が、その2年後。
それだけでも、人類史上画期的なことなのに、何と言っても、1969年。ぼくはもう就職していて、職場の仲間と一緒に、会議室のテレビで、この世紀の生中継で見ていた。あのときの興奮は忘れられない。アームストロング船長の言葉。”一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である”人類、ここに月を踏む”大見出しが踊った、その日の夕刊。
そんな宇宙開発のはじめの頃が示されたあと、NASAと我が国のJAXAの研究の現状と将来計画が、様々な資料や実物大の大型模型などにより、順次、紹介されていく。とにかく、スケールの大きな、すばらしい博覧会であった。写真撮影も可能であったのもうれしい。で、それらをもとに、簡単に紹介したい。
まず、この月面着陸をさせたNASAのアポロ計画関係からいきましょうか。
月ロケット、サターンV 。全長111m。(1/10の模型) 先端の円錐形部分が指令船。 向きを変えて月着陸船とドッキング。引っ張り出してから月に向かう。
ロケットエンジン
アポロ月面車
スペースシャトル”アトランティス”。前部胴体とキャビン(実物大モデル)
コックピットまでリアルに再現されている。!間近でみることができる。
アポロ17号司令船(実物大モデル)と着水時に使用されたパラシュート。パラシュートは、実際に使われた本物!焦げた部分や破れなどもみることができる。
JAXAの活躍
国際宇宙ステーション(ISS)の”きぼう”日本実験棟(実物大モデル)
中にも入れる。さまざまな科学実験がここで行われた。
船外パレット
小惑星探査機”はやぶさ”の実物大モデルがあり、小惑星”イトカワ”から回収された微粒子8月31日までみることができる。ぼくは2010年科博で見ているので、長い行列には加わらなかった。おまけに、はやぶさの写真まで撮り忘れてしまった。それで、科博で撮った”はやぶさ”をここに載せておきます(汗)。
小惑星探査機”はやぶさ”(科博)
小惑星イトカワの名の由来、糸川英夫博士のペンシルロケットから始まる日本の宇宙開発史。
日本初の人工衛星”おおすみ”
そして、未来へ。ドリームチェイサー(シエラ・ネバダ社製) 1/3スケールモデルを展示。旅客機のような宇宙船。ぼくらの次の世代は宇宙旅行!うらやましい!
ぼくはこの新聞記事を、ごく最近まで保存していましたよ。
楽しい幕張宇宙旅行でしたよ、キュリオくん!あんがとね!
いい時代を生きたネ!そうじゃないかえ、皆の衆♪