気ままに

大船での気ままな生活日誌

サンキューの日に桜桃満開

2017-03-09 23:17:01 | Weblog

こんばんわ。

今朝の散歩で、さくらんぼの木(桜桃)の花を見に行った。二十四節気の啓蟄、三月五日には五分咲き程度だったが、もう満開になっていた、ここ数日で一気に頂点に達したようだ。満開の花をみせてもらいサンキュー!今日はぴったり、サンキュー(三九)の日

桜桃といえば、太宰治の桜桃忌を思い出す。6月19日は、彼が三鷹の玉川上水でみつかった日で(偶然、誕生日)、その頃、故郷、北国ではさくらんぼの季節なので、そう名付けられたという。彼の最後の作品名が”桜桃”だというし、まさにぴったり。実は、ぼくの故郷は三鷹。太宰も10年間、三鷹に住み、行きつけの酒屋さんの跡地に太宰治文学サロンがある。ぼくも、数年前、訪ねている。

桜桃の根本には、クリスマスローズが満開。サンキュー!

寒緋桜も満開。サンキュー!

玉縄桜はもう若葉。サンキュー!

午後、家内と横浜へ。そごうデパートに入る前の桜も満開だった。サンキュー!でも、これは造花です。

そごう美術館に行ってきました。近代日本画、洋画家の作品勢揃い。大満足、サンキュー!

8階では京都老舗会が。名店がずらり満開でした。サンキュー!

楽しい、サンキューの日でした。

(サンキューの日の富士山)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

 

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マティスとルオー展

2017-03-09 08:32:02 | Weblog

おはようございます。

昨年、都美で開催されたゴッホとゴーギャン展もそうだったが、今回の汐留ミュージアムのマティスとルオー展も巨匠たちの友情を軸にしたもので、とても面白かった。

知らなかったが、二人の年齢は僅か二才違いで、おまけに二人ともエコール・デ・ボザール(国立美術学校)のギュスターヴ・モロー教室の生徒だった。抜きんでた実力の二人は、世に出て、画風は両極のように変わるが、友情はつづき、50年に渡り、互いに手紙を出し続けた。その直筆の手紙が二点、初来日するのも、この展覧会の目玉のひとつになっている。

以下の章立てで、両巨匠の作品が並ぶが、随所に、褒めたり、励まし合うふたりの手紙の内容が紹介される。そのせいか、それぞれの絵が互いにに語りかけ、響きあってるようで、面白い効果を出していた。

第1章 国立美術学校(エコール・デ・ボザール)からサロン・ドートンヌへ 1892年~1913年
第2章 パリ・ニース・ニューヨーク 1914年~1944年
第3章 出版人テリアードと占領期
第4章 『ジャズ』と《聖顔》1945年~1956年

第1章:サロンへの出品などを通して、ふたりは、フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれる新しい芸術にまい進する。

マティス スヒーダムの瓶のある静物

マティス モデル

第2章;ニつの世界大戦の時代に入り、ルオーはパリで、マティスは南仏ニースに拠点を移す。また、ニューヨークの画商、マティスの子息ピエールが登場する。

マティス 窓辺の女

ルオー 曲馬団の娘たち

ルオー 窓辺の静物

第3章;出版人テリアードが登場。彼との協働作業がこの時代の柱となる。ナチスによるパリ占領期に彼が発行した芸術誌”ヴェルヴ”等にマティスとルオーが出品する。祖国フランスへの愛を込めた作品が並ぶ。

ルオー 聖ジャンヌ・ダルク (古い町外れ) 救国の少女の姿でフランスを描いた油彩画

マティス ラ・フランス ナチスの侵攻を機に描かれた、祖国への愛を込めた絵画。

ルオー 赤と金色の小姓 ルオーの”気晴らしシリーズ”の油彩画全15点が、世界で初めて一挙公開。これは、そのひとつ。これの作品を原画に制作された美麗な版画集も展示されている。

マティス 室内、二人の音楽家

第4章;晩年、色彩と形態の研究を進めるマティスの作品集”ジャズ”シリーズ。切り紙絵を原画とする20点。一方、ルオーは”聖顔”など宗教的な画題を深化させる。

では、最後に二人の手紙を。

マティス(1869ー1954、84歳没)からルオー(1871-1958、86歳没)への手紙;マティスの知人が開催する展覧会に是非、出品すべきだとルオーに薦めている。同時に、76歳となった自分の身体が思うように動かないことを伝えている。

ルオーからマティスの手紙。ドロップハンマーと言われるほどせわしく働いてきたこと、今、フランスの中南部の古い町、ラ・ブルブールで身体を休めていることを伝える。このとき、76歳。

とても楽しい展覧会であった。

記念撮影用

それでは、みなさん、今日も一日、ラ・フランスで(?)、お元気で。

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