気ままに

大船での気ままな生活日誌

稀勢の里、涙の逆転優勝!新横綱優勝は22年振り

2017-03-26 22:30:13 | Weblog

こんばんわ。

大相撲春場所千秋楽。誰が、手負いの稀勢の里が本割で照の富士に追いつき、優勝決定戦にまで持ち込み、それにも勝ち、優勝すると思っていただろうか。(実はぼくは14日目の記事で十分可能性はあると看破していた。でもネ、本音をいうと、まず駄目だろうと思っていた。ただ、その日の照の、大関復帰を果たすために真剣に立ち向かってきた琴将に、ひらりと変わって勝ったことで、すもうの神さまの逆鱗にふれ、バチが当たるのでは、という神頼みはあった)。

まさに、その通りになって、全く、稀勢の優勝のゆの字も言っていなかった、解説の北の富士さんもびっくりぎょうてん。こんなこともあるんだねえ、と。そして、ぼくは、同じ状況の千秋楽で、武蔵丸を破り、優勝した鬼の形相の貴乃花を思い出していた。また、なんと、新横綱優勝は貴乃花以来22年振りという。そういえば、今場所の稀勢の土俵上での表情は、現役時代の貴乃花のそれとそっくりで、まるで貴乃花が乗りうつったようだと感じていた。

とにかく、奇跡の逆転優勝!うれしくてうれしくて、晩酌もいつもの倍になってしまった。居眠りする前にこれを書き終えてしまおうと。歴史的な、稀勢の里伝説になるに違いない、今日の一番を記録しておきたい。

本割

いよいよ世紀の対決。場内、大歓声。

稀勢、少し、左に動き、有利な態勢を狙うも、押し込まれ、あわやというところだったが、突き落としで破る。場内、割れんばかりの大歓声。

まさかの勝利で、北の富士さんもどぎまぎ。でも決定戦では無理でしょう、と心の内。ここまで、やれば、もう負けてもいい、怪我を拡げないようにと。そして、優勝決定戦へ。

優勝決定戦

さあ、立ち合いだ。

左手が万全ではない稀勢、中に入られ追い込まれも、土俵際で起死回生の小手投げ。勝った!まさかの逆転勝利。ぼくは、ビデオのとき、いつも写真を撮るが、このときNHKの速報が入り、その字幕入りで、お見苦しいでしょうが、その世紀の一戦の経緯をご覧ください。

稀勢の里、優勝!新横綱優勝は、貴乃花22年振りの快挙!


表彰式 君が代斉唱のとき思わず涙。日本中がもらい泣き。よくやった稀勢の里!

涙の優勝賜杯。

では、おやすみなさい。

いい夢を!

(海老蔵は歌舞伎界一の角界通。成田山新勝寺では稀勢の里と一緒に豆まきをする)


(2016年2月3日、成田山新勝寺にて)

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東慶寺の彼岸桜、満開 妙本寺の海棠、開花

2017-03-26 10:15:28 | Weblog

今日は雨がしとしと日曜日ですが、昨日は絶好の行楽日和。鎌倉も観光客でいっぱいでしたよ。観光ミシュラン三ツ星の東慶寺もたくさんの人が訪れていました。

山門近くの彼岸桜が満開。多くの人が群がっていました。

メジロも群がっていました。

彼岸桜のうしろの花桃も見頃に

粋な黒塀と彼岸桜。

書院庭のハクモクレンは今年はみるかげもない。どうしたのだろうか。その代り、茶室裏のハクモクレンががんばっていた。

本堂前の枝垂れ桜はまだまだ。

岩壁のイワタバコが目(芽)を覚ましてきた。今年もたくさんの花がみられそう。

鎌倉駅近くの妙本寺はミュシュランの星はとっていないが、静かでいいお寺。ここの海棠がどうなったか。

可愛い赤い蕾をたくさんつけていました。濃いピンク色で、この頃の海棠が好き。

よくみると、開花宣言しても良いような花も!

これは、まさしく開花!開花宣言!!

伝説の、小林秀雄と中原中也の海棠は、まだまだ、開花にはほど遠かった。

日蓮さんの前の桜の木は開花していた。ちょうど目の辺りに花が咲いて、眼光がするどくなっていた。

そうそうもみじの若葉もきれいになってきました。

ショカツサイの花もだいぶ増えました。

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海老蔵の助六由縁江戸桜

2017-03-26 07:07:14 | Weblog

おはようございます。

先日、歌舞伎座の三月大歌舞伎の夜の部を見に行ってきた。海老蔵の”助六由縁江戸桜”が上演されていたから。歌舞伎十八番の1つで、通称”助六”と呼ばれている名演目だが、実はまだ一度もみていなかった。浮世絵の画題として良く出て来るし、えど博の常設展では”助六”がいつも”上演”されている。最近では、リニューアルした、たばこと塩の博物館で助六の一場面を見ている。海老蔵の父親、十二世團十郎の助六が遊女から煙管をプレゼントされ、もちきれないほどの煙管を手にもち、”煙管の雨が降るようだ”と色男振りを敵役(髭の意休)に自慢する場面。たばこ博物館だからね(笑)。まず、團十郎の、その場面から。今回の筋書、終盤に行ったので、てっきり舞台写真が入っているものとばかり思っていたが、そうではなかったので海老蔵版はおみせできない。



曽我五郎は、花川戸の助六という侠客となって、吉原に出入りして、喧嘩をふっかけている、それは、相手に刀を抜かせ、源氏の宝刀友切丸(ともきりまる)を探し出すためなのだ。三浦屋の傾城揚巻と恋仲になった助六は、吉原で豪遊する白髭の意休(いきゅう)という老人が、この刀を持っていることを知り、奪い返すという物語。

幕が開くと、裃姿の口上(右團次)により、作品の由来等が披露される。正徳3年に、二世團十郎の助六で初演、助六の鉢巻の色が”江戸紫”と呼ばれた最初である、出端(では)で演奏される河東節は、魚河岸の旦那衆の芸で、今も助六上演では、魚河岸会から何人かが舞台に上がる、とくに今年は河東節開曲300年の節目の年でござりまする。

そして、場面は、吉原仲之町、三浦屋の格子先。多くの遊女たちが満開の夜桜を眺めている。そこへ、禿や遣手、若い者を引き連れた揚巻(雀右衛門)がほろ酔い加減でやってくる。花魁道中だ。舞台が華やかな衣装の花魁、遊女たちで”満開”になる。これだけで余は満足じゃ(汗)という、うっとりするような光景である。写真が欲しいところ。

紫の鉢巻をして、蛇の目傘を差した、海老蔵の助六が登場すると、観覧席がどっと湧く。待ちかねた花魁、遊女たちが次々と吸いつけ煙草を差出し、冒頭のシーンとなる。髭の意休(左團次)は悔しがる。

このあと、白酒売新兵衛(菊五郎)実は曽我十郎が現れ、喧嘩ばかりしている助六を諌めにくるのだが、刀狩りの訳を聞き、ナットク。終盤に母の曽我満江(秀太郎)が現れ、事情を知り、怪我あやまちがないようにとお守り代わりに紙衣を五郎に与える。そのあと、意休が出てきてひともんちゃく。ようやく、刀をぬき、それが宝刀友切丸と知る。助六は意休を追って,店に入ろうとする。揚巻にここでは、一目につくと制せられ、助六は帰り道に待ち伏せようと花道を駆けるのだった。

華やかで、素晴らしい舞台でした。さすが海老蔵の助六。最高!

さて、はじめて、舞台写真を二枚ほど買いましたのでご披露いたしまする。

海老蔵の助六

助六(海老蔵) 曽我満江(秀太郎) 揚巻(雀右衛門)

それでは、みなさん、雨も降り、寒い一日となりそうですが、助六や揚巻になったつもりで、今日も一日、お元気で!

 

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