気ままに

大船での気ままな生活日誌

秋の月がいっぱい

2019-11-09 20:55:03 | Weblog

こんばんわ。

秋の月がいっぱいです。

ほんとは、つるうめもどき。大巧寺にありました。

ほととぎすも境内のあちこちに。

ツワブキも。

蔦もさらに赤くなりました。

本物のお月さまは、だいぶ膨らんできました。あと三日で満月。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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名勝八景/憧れの山水 出光美術館

2019-11-09 09:16:38 | Weblog

おはようございます。

三菱一号館美術館から日比谷公園に向かって歩いていると、出光美術館の前に出た。時間も暗くなるまでたっぷりあるしと、名勝八景展へ。なかなか良かったですよ。最終章で思いがけず、いつか見たことのある華麗な”吉野瀧田図屏風(桃山時代)に出会ってびっくり。これを見ただけで、もとをとった感じ(笑)。

第1章がお馴染みの瀟湘八景で、それに関連した紙本墨画が並ぶ。まず、玉澗(南宋末期)の”山市晴嵐図”(重文)。素人目にはわからないが、室町将軍、豊臣秀吉、松平不昧など、当代一級の権力者や茶人の手を経てきた名品とのこと。ちらしに採用されている目玉作品。瀟湘八景のうちの一景である。山里が霞に煙ってみえる風景。

伝周文の瀟湘八景図屏風。雪舟は周文の弟子筋にあたる。

八景とは、瀟湘夜雨平沙落雁煙寺晩鐘山市晴嵐江天暮雪漁村夕照洞庭秋月 遠浦帰帆。

雪村、久隈守景の瀟湘八景図屏風、探幽・安信の画帖も見ることができる。

第2章は、名勝として知られる西湖。ぼくも20年ほど前に訪れているので風景は頭に入っている。

元信の西湖図屏風

ほかに山楽、鴎斎 の作品も。

第3章閑雅なる名勝 /文人たちのいるところ。「名勝」となるには、文人たちが文章や絵画に描き、継承していくことが欠かせない。ここでは、文人たちの描いた景勝地。

玉堂の雙峯挿雲図 

芦雪の赤壁図屏風

そして、第4章は日本の名所。我が国でも、瀟湘八景にならって、鎌倉時代に景勝地金沢(横浜)に金沢八景の名がつけられた。西湖の白堤や蘇堤にならって金沢の内海に瀬戸堤を築いた。不忍池は小西湖と呼ばれたし、小石川後楽園も西湖堤がある。

冒頭に述べた吉野瀧田図屏風(桃山時代、作者不詳)はここにある。


ほかに、宇治橋柴舟図屏風(江戸時代) 、須磨・明石図屏風(土佐光起)、近江八景画賛 (仙厓)など。

すばらしい展覧会でした。

出光美術館から見た皇居の風景。木々の紅葉がはじまっている。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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