気ままに

大船での気ままな生活日誌

横山大観と近代日本画の巨匠たち展 (春のぶらり東京#5)

2015-03-28 09:25:30 | Weblog

今回の”春のぶらり東京”のテーマは枝垂れ桜見物であったが、その間、美術展も野間、三菱、都美、三越と四つほど観ている。まず、はじめは、椿山荘のすぐ隣りにある講談社野間記念館。椿山荘に訪れたときには、必ず、寄ってしまう美術館。そして、その心地よさに、必ず、酔ってしまう美術館。今回もそうだった。

横山大観と近代日本画の巨匠たちというタイトルで大観、栖鳳、玉堂ら近代日本画の巨匠たちの作品が所狭しと並んでいる。何度も観た作品が多いが、いつみても、まるで春風に吹かれてみいるたいな気分。

大観の六曲一双の屏風絵、”千与四郎”が入り口のところで待っている。これだけで、まず、大きく深呼吸してしまう。全面に描かれた緑の木立から清浄な空気が流れてくるみたい。若き日の千利休が紹鴎に庭掃除を命ぜられたが、塵一つない庭は風情がないと、木々を揺すり、葉っぱを落とした。これに紹鴎は感心し、彼を弟子にしたという。その伝説が画題だ。


そして、この部屋には、さらに大観の絵が二つあるほか、玉堂、観山、栖鳳、映丘、木村武山、小茂田青樹とビッグネームが並ぶ。それだけでありがたく思ってしまうが、それぞれ、いい絵ばかり。ちらしに載っている絵しか紹介できないのが残念。

大観 春雨

竹内栖鳳 古城枩翠 皇居のお濠の石垣、そして垂れ下る黒っぽい緑の松の大木。小舟は藻刈船。

川合玉堂 渓村秋晴 これぞ玉堂の風景画といったところ

松岡映丘 池田の宿 太平記 巻二“俊基朝臣再び関東下向の事”に取材している。日野俊基は、後醍醐天皇につかえ倒幕計画に参加するが、元弘の乱の時、捕らえられ、鎌倉に護送される途中の池田の宿。ここは、梶原景時が平重衡を鎌倉に護送中に泊ったところでもある。そこを朝立ちする場面である。悲しげな風情が、背景にまで及んでいる。この翌年、(ぼくもよく行く)、源氏山・葛原岡で処刑された。日野俊基の墓もここにある。

さらに大観”葵”、下村観山”竹林賢人”、木村武山”光明皇后”、小茂田青樹”四季花鳥”、”荒木十畝”秋江水禽図”など

二室の土田麦僊の襖4枚分の大きさの””が圧倒的だ。左に白木蓮、右に椿、そして中央には白い梨の花。草花の咲きみだれる中、母子が遊んでいる。ここからも、やさしい春風が吹いてくる。


そして、この部屋には、上村松園の惜春之図と十二か月図 、山川秀雄、深水らの作品などが楽しませてくれる。

三室には速水御舟の梅花馥郁 紅梅のうねるような枝が印象的

ここには、さらに清方の五月雨、安田靫彦の春雨、観山の寿老、古径の平重盛など。そして、野間コレクションご自慢のいろいろな画家による”十二か月図”。

すばらしい展覧会でした。

 

玄関前の枝垂れ桜が見頃を迎えていた。

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吾妻山 富士と桜と菜の花と

2015-03-27 22:05:33 | Weblog

今朝、富士山がとてもきれいにみえたもんだから、よし、今日の散歩のテーマは、富士と桜でいこう、と決めた。そして、候補にあがったのが、二ノ宮の吾妻山。初春に紹介したように、ここからの富士の眺めは最高だし、菜の花とのツーショットは、しばしば新聞記事になるほどだ。ぼくも、毎年のようにブログ記事にしているのだが、ひそかに考えていたことがある。それは、菜の花畑の向こうにある桜の花の咲く頃に、富士と桜のツーショットを撮ることであった。

近所の桜も、早いものは三分咲きくらいになっているし、吾妻山の桜も、もう少し進んでいるのではと思った。さすれば、念願の富士と桜が撮れる!それに、春は富士山のきれいに見える日は数えるほどしかない。今日がチャンスと、早々と出掛けたのでござんす(汗)。

さて、どうだったか。

富士山は、これ以上ない姿。雲ひとつない青空だし。

おっ!まだ菜の花は残っている!


し、しかし、菜の花の向こうの桜木はまだ開花していない様子!でも、ユキヤナギは見事に咲いている。富士と菜の花とユキヤナギ、これはぼくにとっての初ショット。


ユキヤナギと富士山

でも、なんとか、富士と桜を撮らねば、ここまで来た甲斐がない。手前にソメイヨシノの大木が二本ある。いずれも、開花したばかりの花がいくつかみえる。これを入れれば、一応、義務を果たすこになる。

そして、桜の花を入れた富士山を撮る!どうでしょうか。

という方のために、これではどうでしょうか!

八百長はいけませんね。新印象派の点描を試してみました。

のんびりと富士山と菜の花を眺めて、山を降りた。


山道にはレンギョーがまっ盛りだった。

山の麓には、満開の枝垂れ桜が。

吾妻山での富士山の眺めに満足したので、小田原まで足を延ばし、フジ丸で、久しぶりに、おいしいお刺身で昼酒をした。いい気持ちになって大船に帰ったら、原節子桜の向こうで、上弦の月が微笑んでくれた。



 

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本覚寺の枝垂れ桜 妙本寺、浄智寺、円覚寺の桜

2015-03-27 08:51:54 | Weblog

おはようございます。今朝は富士山がみえ、素晴らしい春の朝を迎えています。さて、昨日の午後に訪ねた鎌倉の桜の開花状況をお知らせしたいと思います。

3月26日 鎌倉の桜

本覚寺の枝垂れ桜 満開となりました。本堂が改修中で、さびしい背景だなと思っていたら、途中で、新郎新婦を乗せた観光人力車が現れ、色を添えてくれました。

近くの妙本寺へ。
ここにも観光人力車の案内人さんとお客さんが。

日蓮さんの前の桜はもう五分咲きくらい!

遊んでばかりいないで、たまにはおべんきょうしなさい!めっ!

海棠が一輪。中也と秀雄。

北鎌倉に戻って、浄智寺へ。タチヒガンはどうか。咲きはじめたところだった。

円覚寺の桜はまだまだだったが、ハクモクレンが青空に映えていた。

ここのミツマタは上品に咲いていた。

新緑に目を奪われた。

真民さんの詩に心を奪われた。

さて、これからぼくは、何処へ出かけるでしょうか? ヒントは富士と桜です。夕刊をお楽しみに!では、行ってきまぁす。

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六義園の枝垂れ桜は三分咲き (春のぶらり東京#4)

2015-03-26 18:03:48 | Weblog

遅い朝食をとって、ホテル近くの講談社野間記念館の展覧会をみて(これは次回に感想文を)、山手線で目白から駒込へ。もちろん行先は六義園。そこの枝垂れ桜は、ぼくの”旧友”で、毎年、ご挨拶を欠かしたことはない。

3月25日 六義園 枝垂れ桜

前日の小石川後楽園の枝垂れ桜が、まあまあだったので、もう大丈夫だろうと訪ねたのだ。通常、締まっている染井門が、さすがに桜の時期には開いている。

そして、しだれ桜開花状況の案内板が。3分咲きとある。もう少し、開いているかと思ったが、ちと、残念也! 

塀沿いに、正門近くにある枝垂れ桜まで、歩いて数分。そして、枝垂れ桜が目の前に現れる。えっ!これで3分咲き?と疑うほど、咲いている!うれしい誤算。ご覧ください、この華やかな咲きっぷり。

正門側から入ったように編集して(笑)。

すばらしい!

少し横から観る

内側から観る

でも、よくみると、まだ蕾がいっぱい。あと数日で一気に満開か!


もう一度、満開のときに行かねば!

そのときは、コブシの大木も、もう少し、花をつけているだろう。

次回から展覧会編に移ります。

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椿山荘の桜と壁画 (春のぶらり東京#3)

2015-03-26 16:26:41 | Weblog

宿泊先の椿山荘庭園の桜もなかなかのものだった。河津桜やおかめ桜は終わりかけていたが、陽光桜、啓翁桜、東海桜、雅桜などが満開になっていた。

陽光桜

啓翁桜

東海桜

雅桜

越の彼岸桜も。

もみじの若葉は、”紅葉”だった。

黒文字の花は緑だった。和菓子の楊枝につかう。

高見の見物しているのは尾長鳥。何をみてるの?

きれいなお姉さんたちを観てたんですね。今日は、近くの早稲田大学の卒業式。着付けを椿山荘でしていました。

椿山荘といえば、椿なのに、桜にばかり目が入って、ひとつも写真を撮っていなかった(汗)。その代り、若冲さんの羅漢さんは一枚だけ撮っていたので載せます。京都、石嶺寺裏山の五百羅漢さんの一部がここにいるのです。以前のブログで紹介していますので、ご覧ください。

ホテル内は田村能里子画伯の壁画作品でいっぱい。2年半前に、京都の天龍寺の塔頭、宝厳院の襖絵を観て以来のフアンとなりました。どうも、ぼくと同じ学年らしい、十歳は若い!ぼくもそう(笑)。 はじめの出会いを記事にしてます。

ロビーの壁画、”花いかだ”

以下、レストランへ向かう通路の壁面などに。

お皿の絵柄にも。能里子皿。

これは能里子作ではなく、狩野元信作です。四季花鳥図屏風(複製)

二年振りの宿泊だったが、中国語圏の客の急増にはびっくり。事前レクチャーがあるのか、レストランでもスパでもマナーに問題がなかった。むしろ、日本人の熟年女性四人組の、食事中の大声おしゃべりにはみな眉をひそめていた。事前レクチャーが必要なのは彼女らかも(爆)。

ロビーも桜が満開!

(つづく)

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小石川後楽園の枝垂れ桜 (春のぶらり東京#2)

2015-03-26 10:29:20 | Weblog

新宿御苑の千駄ヶ谷門から出て、JR千駄ヶ谷駅へ。電車で飯田橋へ。神楽坂の老舗のお蕎麦屋さんで昼食を済まし、そこから小石川後楽園まで歩く。15分ほどで到着。ここのお目当ては、園内にある数本の枝垂れ桜。さて、どうだったか。

3月24日。小石川後楽園。

正面の馬場桜(枝垂れ桜)。まずまずの花をつけていました。五分咲き程度かな。

渡月橋側の枝垂れは、手前が五分咲き程度。その向こうは開花したばかり。

反対側から観ると

別の道にも

カタクリもみつけた!

東京ドームもこんにちわ!

十分、楽しめた後楽園の桜散歩でした。

そして、小石川後楽園の門を出てすぐのところ。今年一番の椿をみつけた。たくさんの花をつけ、おまけにふたつの咲き分け。お見事!

加えて、ほとんどの花が痛んでいない。これもまた珍しい!

地下鉄有楽町線の飯田橋から一駅、ホテルの最寄駅、江戸川橋へ。神田川沿いを歩く。そこの桜並木(ソメイヨシノ)が早くも、二、三分咲き程度に!ただ、上流側のは咲き始めだった。

(つづく)

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新宿御苑 枝垂れ桜と白木蓮 (春のぶらり東京#1)

2015-03-26 09:01:14 | Weblog

家内の希望で、一年に一、二度、都内のホテルに泊まることにしている。ことしはぼくの誕生日に合わせて二泊。ホテル生活も快適だったが、”ぶらり東京”も、あちこちで桜が咲きはじめて、最高の気分。まず、新宿御苑へ出掛ける。ここは、3月初めの早咲きの桜からはじまって、4月中旬の八重桜まで、いつ行っても、桜を観ることができる。今の桜は、枝垂れ桜、陽光、高遠小彼岸など。そして、巨木の白木蓮がお見事。

3月24日 新宿御苑

新宿門を入ってすぐの白木蓮

その近くのキブシもお見事。こんなりっぱなキブシ、みたことない!木の武士だ(笑)。


そのまた隣りの陽光がまっ盛り!

日本庭園にも巨大な白木蓮がそびえていた。期待していた、寒桜系はもう葉桜になっていた。

松の影の見事さについパチリ。

日本庭園を離れて、中の池の畔を歩く。修善寺寒桜も、もう、ほとんど青葉になっていた。

そして、その山側に、満開の桜が。高遠小彼岸という品種。ここは、もともと信濃高遠藩内藤家の下屋敷があったところ。ゆかりの桜。

そして、下の池に架かる橋のたもとに、この日一番の見所、枝垂れ桜が!向こう岸の(今はまだ蕾の)紅枝垂れの満開時に合わせてくるときが多いので、ここの見頃は、なかなかみられない。

大満足して、橋を渡り、桜苑へ。ソメイヨシノはまだ一、二輪という風情だった。一週間もすれば、すごいことになる。

その一画に、小彼岸や陽光、そして大島桜が咲き乱れていた。

大島桜



次に訪れるのは、ソメイヨシノのときか、八重桜のときか、遊びの日程の調整をせねば(汗)。

 

 

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麗しき女性たち/清方の挿絵を中心に

2015-03-25 06:25:01 | Weblog

今日は都内のホテルから投稿です。御苑や後楽園のしだれ桜が見頃に入っていますよ。今日は六義園へ。

2,3日前、散歩の途中で寄った、鏑木清方記念美術館の”麗しき女性たち”展の美人さんの絵を載せたいと思います。今回の展覧会は、”清方の挿絵を中心に”ということで、文芸倶楽部の挿絵などのほか、水野年方の弟子時代である、16、7,8歳頃の作品も観ることができる。栴檀は双葉より芳し、見事な絵にびっくり。

そのびっくりはじめから。
まず16歳作の歴史画、”小楠公内侍を救う”。そして、17歳で”肉筆回覧誌(美術くらべー)の内”美人舞の図”、18歳で”肉筆回覧誌(研究画林巻之壱)の内”道成寺”。そして、盲目の三味線弾きの母親と幼い娘が月を見上げている図、”寒月”は19歳の作だそうだ。いずれも写真がなくてご免なさい。

それでは、いよいよ別嬪さんをお出ししましょう。いずれも文芸倶楽部の口絵から

花ふぶき 文芸倶楽部にはじめて描いた口絵


雛段の下

爪紅

松の内(清方・鮨崎英明の合作)


師匠の年方、梶田半古、武内桂舟の作品も。紅葉と桂舟、これほど息の合うコンビはいないと清方は述べたそうだ。

鏑木清方記念館

小町通りから

蜂蜜屋さんのみつろう

東寺のハンサム帝釈天さまが、ざるになっていた。

サクラ、さくら、櫻

ろくでなし猫でござんす。

 



 

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ルーブル美術館展

2015-03-24 05:51:00 | Weblog

国立新美術館で開催されているルーブル美術館展を観に行った。平日(3月19日)だったのに、かなり混んでいて、さすがルーブル展だと思った。とくに、フェルメールの天文学者とティツィアーノの美女の前には大勢の人が群がっていた。

ぼくもこの二作品が今回のお目当。会場内を行きつ、戻りつ、3回はみている。だから感想文も、まず、これらから始めますか。フェルメール天文学者。初来日だというが、3年ほど前にもルーブル美術館で観ているので、もう、何度目かの対面となる。初対面のときのような感動はないが、会えばうれしい旧友みたいなもの。4年ほど前、ブンカムラにきた地理学者と雰囲気がよく似ている。二作品とも、モデルは、微生物を初めて自作の顕微鏡で観察したレーウェンフックではないかという説がある。彼はフェルメールの遺産管財人にもなっている。科学界と美術界における巨人が、オランダの小さな町に、同じ時代に住んでいた奇跡に驚く。そんなことを想いながら、天文学者を観る。

写真は額付きのにした(芸術新潮2008.9)。展覧会の額と違うような気がするのだが。

そして、天文学者と共に、ポスターの写真に採用されている、ティツィアーノの美女”鏡の前の女”。ルーブルに行ったときは、モナリザをはじめ、コロー、アングルなど、ルーブルの美女軍団の中で、目立たなかったが、さすが、ここではピカイチの美女。ぼくの”今年の展覧会美女ベストテン”のベストスリー入りは間違いないのでは!うしろの鏡で後頭部を写している。当時は絵画は彫刻より低くみられていたので、絵画でも立体的表現ができることを示した、という説明があり、面白かった。

途中だが、この展覧会の章立てを示しておく。本展の副題が”日常を描く/風俗画にみるヨーロッパ画の真髄”とあるように、以下のようなくくりの風俗画の展示になっている。因みに”天文学者”は第2章、”鏡の前の女”は第5章に属している。

プロローグ(1)すでに古代において/風俗画の起源
プロローグ(2)絵画のジャンル
第1章 「労働と日々」—商人、働く人々、農民
第2章 日常生活の寓意—風俗描写を超えて
第3章 雅なる情景—日常生活における恋愛遊戯
第4章 日常生活における自然—田園的・牧歌的風景と風俗的情景 
第5章 室内の女性
第6章 アトリエの芸術家

もう少し、お気に入りの絵画を続けたいと思う。第5章の中に、もう一人の美女がいる。フランソワ・プーシェの”オダリスク”である。ちょっとエロい絵だが、13歳下の妻がモデルだそうだから。許されるだろう(爆)。この絵は、横浜中華街のトリックアート・ミュージアムでも使われているので、ちょっと紹介しておく。

トリック・アート・ミュージアムのオダリスク。観る場所によって体が長くなったり、短くなったりする。足は額縁から出ている(爆)。

第1章の、 ムリーリョの”物乞いの少年(蚤をとる少年)”も、ルーブルでも観たのを覚えている。ムリーリョの代表作といえば、無原罪のお宿りや聖母子などだが、これも印象に残る作品。足の裏がまっ黒になっているなど細かい描写。

さて、あとはちらしの載っている絵画をいくつか。

プロローグから。 リュバン・ポージャン ”チェス盤のある静物”

第2章から。レンブラントの”聖家族”または”指物師の家族” レンブラントらしい光と影。

第2章から ジャン・バティスト・グルーズ ”割れた水瓶” 

第4章から  カラッチ”狩り”

ジャン・アントワーヌ・ヴァトー ”二人の従姉妹”

  都内のホテルに宿泊中。今日は新宿御苑でも。

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大相撲春場所予想はどうだったか

2015-03-23 10:27:43 | Weblog

大相撲春場所も終わり、ぼくの星取り予想の自己評価をしなければなりません。筆が進みません。なにせ、ぼくの予想は、白鵬大崩れで稀勢の里初優勝だったんですから

大崩れしたのはなんと、稀勢の里の方で、白鵬は6連覇という、予想を全く覆す結果となってしまった。さらに、照ノ富士のここまでの活躍は予想できなかった。もちろん、いずれは大関、横綱を狙う力士だとは思っていたが、(逸ノ城もそうだったように)、新関脇で苦労して、落ちて、また上がってくるだろうと予想した。ところが、新関脇になって、一皮むけて、さらに強くなってしまった。千秋楽、もし日馬富士が勝っていれば、同星決戦で、疲労困憊の白鵬を破って、優勝していたかもしれない。

逸ノ城は予想通り、勝ち越し、三役に戻り、いよいよ来場所は力を発揮するだろう。照逸時代の到来さえ予感させる。それにしても、残念なのは日本人力士。有望力士が怪我で後退したの惜しまれる。とくに、好調なスタートを切った遠藤の休場は大きい。長い目でみて、復活を期待したい。高安も痛めたところを直し、三役に再挑戦だ。

豪栄道の復活も予想したが、これも大外れ。加えて、なんと3大関とも一桁勝利。今年一年、もつかどうかの瀬戸際になってきた。新関脇の活躍により、新旧交代の場所になったといってよいだろう。

以下に、ぼくの星取り予想の成績を示します。近来にない悪い成績(5勝9敗1分)で、荒れる春場所となりました。

。。。。。

左が予想/右が実際の成績です。±1まで、ぼくの〇、それ以外は●、途中休場の場合は△とします。

稀勢の里12勝3敗/9勝6敗●、日馬富士11勝4敗/10勝5敗〇、白鵬10勝5敗/14勝1敗●、豪栄道10勝5敗/8勝7敗●、高安9勝6敗/3勝12敗●、逸ノ城8勝7敗/9勝6敗〇、琴奨菊7勝8敗/8勝7敗〇、照ノ富士7勝8敗/13勝2敗●、栃煌山7勝8敗/10勝5敗●、碧山6勝9敗/5勝10敗〇、宝富士6勝9敗/8勝7敗●、隠岐の海5勝10敗/途中休場△、妙義龍5勝10敗/8勝7敗●、玉鷲3勝12敗/4勝11敗〇、佐田の海2勝13敗/7勝8敗●、鶴竜 全休

ぼくの成績 5勝9敗1分

白鵬、2度目の六連覇。さらなる高みの取り口の進化は落第だった、稀勢の里戦の反省の弁はなかった。

ご褒美に鯛の代わりに黄金のひらめをどうぞ(えのすい)

照ノ富士 今場所一番の男。よくやった。

ご褒美はえいの刺身 えええ!

稀勢の里、千秋楽は白星で、東正大関確保。

ごほうびは、くらげのべりーダンス たまには息抜きも必要。5月場所は、また応援に行くからね。


 

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