気ままに

大船での気ままな生活日誌

原節子桜開花 金魚も花見

2015-03-23 08:37:53 | Weblog

おはようございます。九州や四国地方で桜開花宣言が相次ぎ、関東でもいよいよでしょうか。ぼくは、すでに全国一、早い、大船の開花宣言を3月20日にしています。えへんえへん。そして、今日は、同じ砂押川の松竹桜並木の原節子桜(命名者はぼく)の開花を認めました。そのほか十数本の桜も開花し、ぼくの心はおだやかでなくなりました。世の中に絶えて桜のなかりせば・・の気持ちです。

原節子桜の開花

お喜びの原節子さん

こんなにたくさん花をつけている桜木も

あと一週間で満開!お花見が楽しみですね。

もう金魚はお花見してましたよ。

ほらね。

昨日、えのすいで観ました。金魚の名前はサクラニシキです。

ぼくの開花宣言を聞いて、イルカも大喜びでしたよ!

今日は都内の桜の偵察に行かねば!

 

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舞踏会の手帖

2015-03-22 06:38:28 | Weblog

舞踏会の手帖。1937年のフランス映画だから、ぼくは観たことはないし、ビデオでも視聴したこともなかった。でも、映画史上に残る名画ということくらいは知っていた。鎌倉の川喜多映画記念館で上映されているというので、お彼岸の墓参りの帰路、観てきた。一言で感想をいえば、さすが、名画!でしょうか。約2時間、ひとときも眠らせない(汗)、素晴らしい映画でした。

はじめのシーンが、霧立ちこめる、イタリア北部のコモ湖畔。ここの風景は、ちょっとした思い出があるのでいきなりひきこまれる。ここで一泊したことがあるのだが、スイスに向かう列車の時間の関係で、早朝、ここを出発しなければならなくなったこと。もっと、ゆっくりしたかったことを思い出す。

さて、主人公のクリスティーヌ(マリー・ベル)はコモ湖畔に住んでいるが、主人を亡くしたあと、16歳の時の初めての舞踏会のことを想う。そして、そのときの手帖を頼りに、昔の七人の踊り相手を訪ねて回る旅をしようと思う。

当代きっての名優七人による七つの物語が次々と繰り広げられていく。いくつかのエピソードを並べた、いわゆるオムニバス映画の走りだという。若き日の自分に思いを寄せてくれた男たちの現在はいかに。彼女の結婚を知って、すぐ自殺してしまったものもいれば、神父さんになったり、アルプスのガイドになったり、自身が精神を病む、陰の医者になったりしていた。

クリスティーヌの心に残る、20年前の夢のような舞踏会の思い出に比べて、現実の男たちの生活の落差に失望するのだった。レジメの文章を借りれば、心に美しく描いてきた”過去”への失恋。

コモ湖畔に戻ったクリスティーヌは、残す一人、”本命”の恋人が、実は湖畔の向こう岸に住んでいることを知る。もう、”失恋”はいやと思いながらも、結局、彼を尋ねると、直前に世を去っていた。そして豪邸が今日人手に渡ると、一人残された子供が言う。

さびしい物語でこのまま終わるのかと思ったら。ラストシーンで救われた。まるで春風が心の中に入ってきたみたい。クリスティーヌが、母親として、あの少年を、初めての舞踏会に笑顔で送り出しているではないか。

それぞれの短編が面白いし、それらがつながって、トータルとして人生劇場をしみじみ考えさせる、素晴らしい映画だった。

 

春のお彼岸に必ず咲く、お寺のバイモ(編笠ユリ)の花


大銀杏とお地蔵さん

 

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春場所14日目 天晴れ、照ノ富士 トホホの白鵬

2015-03-21 20:41:39 | Weblog

大相撲春場所14日目。今日のお目当ては、昨日、全勝白鵬を破り、一差に迫った、照ノ富士対逸ノ城戦。そして、因縁の対決、白鵬対稀勢の里戦だ。

照ノ富士対逸ノ城戦は近来にない見応えのある大相撲だった。互いに、いずれは横綱、大関かという逸材。堂々と真っ向勝負。互いに力を出し合い、観客を沸かす。なんと、先場所に続く、水入りとなる。その後も全力を出し合い、ようやく、照ノ富士に勝利の女神が微笑んだ。みんな大満足の大相撲だった。天晴れ!照ノ富士と逸ノ城!

そして、もう一つの一番。今や大相撲看板取組となった、白鵬対稀勢の里戦!誰もが、照・逸戦のような大相撲を期待していた。さあ、お願いすますよ、と目を凝らした瞬間!な、なななんと、横綱が変化!!!。一瞬にして勝負が決まった。 いくらなんでもと、思う。連敗するわけにはいかないと思ったかもしれない、先場所の稀勢との取り直しの一番が頭をよぎったのかもしれないが、照・逸のように、真面目にやれ!と言いたい!トホホの白鵬。

解説者の千代の富士さんにも文句を言いたい。水入りの大勝負をほめないで、もっと早く、けりをつけるべきだとサ。そして、白鵬の変化より稀勢の立ち合いをとがめたのサ。もう少し、大相撲ファンの目をもってくだされやと、言いたい。

稀勢の里フアンとしては、とても腹のたつ14日目だった。目には目を歯にを歯だ、明日は、弟弟子のために、(対白鵬戦で)日馬富士にお得意の(汗)、立ち合いの変化を期待したい。 もちろん、照ノ富士が優勝決定戦で初優勝を決める!そうなれば、ぼくの機嫌も直るノダ! がんばれ照ノ富士!くたばれ白鵬!

あっぱれ照ノ富士

水入り。行司さんが足跡を確認する。

勝ち名乗り。

とほほの横綱。お見事な立ち合いの変化。横綱ともなれば、相手のどんな立ち合いにも真正面から受け止めなければならないと言っておられた名横綱・常陸山を見習ってくだされ!

 

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東慶寺 彼岸桜に白木蓮

2015-03-21 06:07:36 | Weblog

おはようございます。今日はお彼岸のお中日。これからお墓参りに行こうと思っています。秋の彼岸といえば彼岸花、そして、春の彼岸といえば彼岸桜、そして白木蓮でしょうか。

彼岸花と白木蓮といえば、この辺りでは東慶寺と相場が決まっています。昨日、訪ねてきましたので、そのご報告を。どちらも、ちょうど見頃になっていましたよ。

彼岸桜

白木蓮

茶室の奥にも

梅は終わりに近づきましたが、枝垂れ梅はまだまだ。

梅花の花いかだ

もう諸葛菜も

水仙もあり

苔もあり、東慶寺

今日、行くお寺さんのバイモの花も楽しみ。


 

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よくやった!照ノ富士

2015-03-20 21:28:30 | Weblog

大相撲大阪場所12日目結びの一番。全勝、白鵬に対するは、2敗で追う、照ノ富士。もう、稀勢の初優勝の夢が消えたあとは、白鵬の連勝(この日まで、36連勝)の阻止、6場所連続34回目の優勝阻止しか、楽しみはないでんがな!!!

そのためには、今日、照ノ富士にはどうしても勝ってほしかった。張り手で入って、がぶり四つ。照、優勢、押す、押す、勝った!勝った!勝った!よくやった照!照!照!座布団が舞う!久しぶりにみる光景!興奮のるつぼ!

これで、明日、稀勢は意地でも、白鵬を土俵の外に放りださねばならない。これで、今日のような日馬富士戦のような、無様な負け方をしたら、もう、稀勢はいらない、道頓堀川に放り込むしかないノダ!
がんばれ、照ノ富士!新関脇初優勝!新旧交代だ!・・・これで、白鵬だけではなく、稀勢も沈むということか。でも、これが世の常!新陳代謝も必要でんがな

 さあ、がっぷり四つ

照、頭をつける

ぐいぐい寄る。白鵬、土俵の外へ!

照、勝つ!座布団が舞う!37連勝を阻止!連勝ストッパー稀勢の里のお株を奪う快挙!

茫然、白鵬!

夢のよう、兄弟子の、休場した安美錦の、がんばれというメッセージがあって、是非、勝とうと・・・

よくやった、照ノ富士!今晩は串かつで祝杯でんがな いや、初優勝確定まで待ってナ。

大船駅前仲通りに昨日、オープンした、大阪の串カツでんがな。明日まで、全商品半額でんがな


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桜の開花宣言します!大船から

2015-03-20 08:19:31 | Weblog

おはようございます。今日はおめでたいニュースをお届けします。
早朝散歩で、みつけました。ソメイヨシノの開花!ここに、どこよりも早く、おそらく関東一(汗)、桜(ソメイヨシノ)の開花宣言を致します!3月20日早朝:大船撮影所開所記念植樹桜並木の内、一本です。

砂押川沿いの桜並木のこの桜木です。

左に伸びる太い枝の上方に咲く2,3輪

随分、お年寄りだって?撮影所が出来た年の生まれだから80歳位。まだまだ花を咲かせますよ!男盛り、女盛りはこれからこれから!

昭和11年4月/2000本植樹/贈松竹大船撮影所 

原節子桜(ぼくがつけたあだな)も、2,3日で開花か!


おめでとうございます。昨日、六本木ミッドタウンで買った、金沢の酒屋さんの祝い酒をどうぞ。


いよいよ桜の季節到来。そわそわ(汗)。

。。。。。。

早朝散歩の花々。ハクモクレンが一気に開いてきました。

大長寺のハクモクレン




旧家のハクモクレンはもう一息

ハクモクレン開花のお祝いに白い縁起物を(とらやミッドタウンの企画展より)。

紅白咲き分け椿(大長寺)

お見事、紅白そろい咲き。お祝いに紅白縁起物を。これも、とらやから。

黒猫登場、擦り寄ってきた。


とらやの暖簾をあげましょか。黒と黒

すみれも咲き始めました

すみれさんには差し上げるものがないので、この歌を。 スミレの花咲く頃

レンギョー

ユキヤナギ

レンギョウさんとユキヤナギさんにはこの歌を。大船撮影所の音楽担当で大船にお住まいだった万城目正さん作曲、この世の花を。

 

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六本木で遊び過ぎたせいで、稀勢の終戦

2015-03-19 22:31:13 | Weblog

ぼくが、今日、本木で遊び過ぎたせいか、稀勢が連勝でストップ、初優勝の夢が完全に途絶えてしまった。御免!稀勢

今日の三強

稀勢の里、十分な態勢ながら、栃の心に痛い黒星。初優勝の夢が完全に途絶える。こうなったら、白鵬の連勝記録をストップさせて、おとこをあげてほしい。もちろん、日馬富士、琴奨菊にも勝ち、11勝して、3場所連続11勝のイイ男になってほしい(汗)。


照ノ富士、強敵、豊ノ島を下し、2敗を維持。これで、明日の白鵬戦に、逆転初優勝の夢を繋いだ。是非、白鵬の連続優勝をストップさせてもらいたい。

白鵬、琴奨菊を寄せ付けず。しかし、明日から3連敗!優勝は、照ノ富士に転がり込むでしょう。

本木で遊び過ぎて、稀勢、連勝でストップ、ご免、稀勢!わては、でなしでんがな。

サモトラケのニケの修復に日本テレビが支援したので、その複製がここ、ミッドタウンにある。ルーブル展も日本テレビが後援。

↓そうそう、原宿駅前のこぶしが満開でしたよ!

さあ、いよいよ、桜も開花かな!

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グエルチーノ展/よみがえるバロックの画家

2015-03-19 10:25:44 | Weblog

 ぼくは、熟年世代を対象にした、近くの大学の公開講座を受講しているが、一年ほど前の、伊藤淳先生の美術史の中でグエルチーノが出てきたことを思い出した。”バロック美術の魅力(1)/ルネッサンスの後継者たち”のシリーズで、カラッチ一族、グイド・レーニにつづきグエルチーノが取り上げられていた。あの彫刻家ベルニーニもこのシリーズだった。カラヴァッジョは、これとは別に5回連続。

そのテキストによると、グエルチーノ(1591-1666)は、エミリア(チェント)の出身でローマ、ボローニャで活躍した。グエルチーノという名は”やぶにらみ(guercio)という意味で、彼のあだ名だったとのこと。17才のとき、ボローニャ派の画家、ベネデット・ジェンナーリと友人関係となり、1615年(24才)のとき、ボローニャに移り、ルドヴィーコ・カラッチの称賛を得る。グエルチーノの初期のスタイルはアンニーバル・カラッチの影響を受けるが、後期になると同時代の巨匠、レーニの作風に接し、より明るく、明瞭な絵を描くようになる。またローマ滞在中は、教皇や枢機卿に依頼されて、サン・ピエトロ寺院等の巨大な祭壇画を106点も制作した。

さて、展覧会では、時系列にグエルチーノの作品が展示されていく。大きな絵が多く、紺色あるいは深紅色の背景の中に浮かび上がる様は見事だった。

はじめに、グエルチーノを認めてくれた、ルドヴィーコ・カラッチの絵を。ルドヴィコ・カラッチ 《聖母子と聖人たち》

1615~16年(24歳)、カラッチの影響を受けた、グエルチーノ ”聖母子と雀”。幼いキリストのスズメをみる眼のカワイイこと。

そして、初期画風が確立した頃(1617年、26才から)の作品。グエルチーノ”聖イレネに介抱される聖セバスティアヌス

二つ折りちらしの裏表紙に採用された、1618年(27才)、グエルチーノ”キリストから鍵を受け取る聖ペテロ”。迫力満点!ゲーテは”彼の筆の軽妙さ円熟さはただただ驚異のほかはない”と語り、スタンダールは”最後の大画家”とまで言った。

グエルチーノ”ロレートの聖母を礼拝する聖ベルナルディーノと聖フランチェスコ”もこの頃の作。

第3章では、ローマ滞在と画風の変容がテーマ。表紙に採用された、1622年(31歳)作、”グエルチーノ”聖母被昇天”。

1628-30年(37才頃)グエルチーノ ”聖母のもとに現れる復活したキリスト

グエルチーノ”放蕩息子の帰還”、グエルチーノ ”聖母と祝福を授ける幼児キリスト”もこの頃の作。

第4.5章に入り、グエルチーノの後半生の画業。初期の自然主義的で光の効果を駆使した表現法に代わり、明るい光を当てられた理想的な人体像を好んで制作。同時代の巨匠、レーニの影響が大きい。この章では、グエルチーノとレーニの、同じ主題の絵が並べられていて、面白い。聖と俗のはざまの女性像。ラファエロの再来とまで言われたレーニの”美人画”はさすが。ぼくは、女性美に関しては、グエルチーノよりレーニに軍配をあげる(笑)。

グエルチーノ”説教する洗礼者聖ヨハネ”

グエルチーノ”ゴリアテの首を持つダヴィデ”

グエルチーノ ”スザンナと老人たち”

グイド・レーニ ”ルクレティア”

グイド・レーニ ”巫女”


出展作品の多くはチェント市立絵画館からのもの。2012年5月の大地震で被害を受け、絵画館はいまもって閉館し、復旧のめども立っていない。本展は震災復興事業でもあり、収益の一部は絵画館の復興に充てられるとのことです。

とても素晴らしい展覧会でした。放蕩息子の帰還

国立西洋美術館、常設のフェルメールもいいですよ。

今日はこれから、六本木のフェルメールさまにご挨拶。

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稀勢、勝ち越し 初優勝へ一歩近づく

2015-03-18 21:42:02 | Weblog

春場所11日目。稀勢、激闘の末、豊ノ島を制し、勝ち越しを決める。6連勝!初優勝へ一歩近づいた。ホントは、今日、大阪・寝屋川市出身、豪栄道に男をあげてほしかったが、白鵬に惨敗!いつまで寝てんやがんだ、豪栄道!でも、ぼくの予想の中ではこれも想定内。明日の琴奨菊戦も同様。13日目からの3連戦が重要。照ノ富士、稀勢の里、日馬富士戦で白鵬は3連敗する!そして、白鵬、稀勢の里、照ノ富士の三者による12勝3敗優勝決定戦となる!もちろん、優勝は、稀勢の里!

どうでしょうか、この予想!十分、初優勝の可能性があると思いませんか。 でしょうか、でしょうか。あるいはでしょうか。

。。。。。

今日の三強

稀勢の里、激闘の末、豊ノ島を小手投げで仕留める!

照ノ富士、魁聖に苦杯。二敗に後退、これで良し、ぼくの計算通り。でも、もうひとつ、逸ノ城にも負けて、3敗になってもらわないと困る。漁夫の利で、13勝2敗、新関脇初優勝になっては困るノダ!うまく計算して、すもうをとってもらわんと。

豪栄道、地元の大声援に応えられず、白鵬に投げられ、男をさげた。負け越しの可能性さえ出てきた。

稀勢さま、がんばって

前祝いにどうぞ ミラノ風仔牛のカツレツ (グエルチーノ展特別メニュー) 


 

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西美の常設展から ”フェルメールに帰属”作品も

2015-03-18 10:17:05 | Weblog

上野の国立西洋美術館の常設展で”フェルメール作品”の展示が始まったというので、初日、3月17日に訪ねた。フェルメール作とはいっても、いわくつきの作品だ。はじめに、その絵の前にあったリーフレットの説明文をかいつまんで紹介しよう。

本作(聖プラクセデス)は、1969年に初めて、フェルメール作ではないかという説が出され、その後、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの学芸員のフェルメール専門家が、その説を支持する論文を発表し、一躍、有名になった。2014年のオークションで、ある個人収集家(日本人らしい)が本作を購入、2015年に西美に寄託された。これまで、真作か、贋作か、調査研究が行われてきてるが、最終的な結論は得られていない。当館では”フェルメールに帰属”として寄託を受けているので、美術フアンや専門家に実際、観てもらい、検証の機会を提供しようというものだ。

さらに、リーフレットは、こう続ける。本作は、イタリア人画家フェリーチェ・フィケレッリ(1605-60)の同主題に基づいて、23才のフェルメールが模写したものではないかというのだ。そして、二つの絵の写真が並べられている。これをみると、”フェルメール作”は、手に十字架をもつ点が原作とは違っている。さらに、空の青色には高価なラピスラズリも用いられているという。また、フェルメール説のきっかけとなったサインと年記(Meer 1659)が画面に記されているが、筆跡等で反論もあるとのこと。さて、真偽はどうか。いずれにしても、フェルメール全作品制覇を狙う人は、みておかねばならないかも(笑)。真作だろうが、贋作だろうが、とてもいい絵でしたよ。この作品だけ写真撮らせもらえないのは残念!

このほかの新収蔵作品もいくつかありましたので紹介しておきます。

ドメニコ・プリーゴ アレクサンドリアの聖カタリナを装う婦人の肖像 1520年代 ぼくの今年の”展覧会美女ベストテン”入りの可能性大! 


フアン・バン・デル・アメン 果物籠と猟鳥のある静物 1621年頃
  

ポール・セリュジエ 森の中の四人のブルターニュの少女 (”新収蔵作品”のカードがあったが、昨年から展示している)

常設展示の風景 いつみてもいい豪華な風景 

世紀末の幻想/近代フランスのリトグラフとエッチングから

モーリス・ドニ ”化粧する娘”

ウジューヌ・カリエール ”オーギュスト・ロダン”

シャルル・コッテ ”行列”

シャルル・コッテ ”祈り”

ポール=アルベール・ベナール ”クレール”

ポール=アルベール・ベナール めざめ

エミール・ベルナール レ・カンティレーヌのための挿絵/伯爵夫人は髪をとかす

それではみなさん、今日もお元気で!ロセッティ(愛の杯)より

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