こんばんわ。
今日は大谷翔平とファンにとってめったにない、うれしい一日となった。なにせ、レイズ戦で10試合ぶり5号ソロを放ち、それだけでうきうきなのに、次の打席で、つづけて豪快な6号満塁弾をかっ飛ばしたのだから。大谷のグランドスラムは日米通じてキャリア初という歴史的な出来事。
さて、この”歴史的試合”をどこで見たか。なんと、我が家の大きなテレビではなく、小さな、小さなスマホのABEMAの映像で。何故か、その理由をまず明かそう。
母の祥月命日を少し過ぎてしまったが、午前中、川崎の菩提寺にお墓参りに行った。そのまま帰宅する予定が、大船で昼食をとっているうちに気が変わり、どうせ今日もホームランは出ないだろうから、スマホでいいやと、午後は北鎌倉の明月院の新緑の中で過ごそうと決めたのだ。
明月院に到着すると、門前に大きなシャクナゲが花をいっぱいつけていた。もう、この辺りではシャクナゲは終わっているから、こんないきのいいシャクナゲの花を見て、びっくりした。晩生の品種なのだろう。
花の色が見事なエンゼルスカラーだということに気づき、おっ!これは大谷の吉兆かもしれないと思った。
早速、入り口近くの新緑の中のベンチに腰を下ろし、スマホのABEMAの映像に目を落とした。ちょうど、トラウトが7号ホームランを放ったあとで、バッターボックスには大谷がいた。そして初球、カットボールを強振、ボールは左中間へ。第5号ホームラン!
豪快5号弾(スマホ画面では写真がとれないので”日刊スポーツ”からお借りした)
久々のホームランで、いい気分になって明月院の境内を散策。
紫陽花寺のメインロード。まだ新緑の紫陽花。
でも、よくさがすと、一つ二つ、もう色づいているのもある。大谷くん、おめでとうとささやいているようだ。
今、鎌倉市内は”鎌倉どの”が蔓延しているが、ここはいつも、”平家物語”。
丸窓の新緑。来月の丸窓は花菖蒲となる。
六地蔵さんのよだれかけ。なんと千代大龍の文字が。
何故、千代大龍か。調べてみると、千代大龍の本名は明月院 秀政とのこと。これが縁で、よだれかけを千代大龍関が寄付されたのか、ユーモアのあるご住職のアイデアか、それは知らない。
千代大龍、今日の相手は王鵬。負けてしまった。
花想い地蔵さんにお参りして、近くのベンチに腰掛け、そろそろ次の打席かなとABEMAをのぞく。
ちょうどバッターボックスに大谷が立ったところだった。それも無死満塁。解説者がグランドスラムが出そうですね、と言う。そんなうまくいくはずがないとぼくはつぶやく。でも投手はメジャー初登板で四球を連発している。カウント3-1となった。また四球かとちょっとあきらめかけたが、甘いカットボールが入ってきて、大谷が強振、ボールはレフトスタンドへ。確信歩きの大ホームラン!解説者がキャリア初のグランドスラムです、と喜ぶ。この記念すべき一発を明月院で見たことを(残り少ないけど)一生わすれないゾ(笑)。
(写真:ロイター)
これまでのうっ憤を一気に晴らした感じで、現地のメディアも大興奮。
『MLB.com』のエンジェルス番記者レット・ボリンガーは、あまりの衝撃的打球に「完璧に粉砕した」と目を丸くすれば、名物記者のジェレッド・カラービス氏も「ショウヘイ・オオタニ イズ ゴッド」(大谷翔平は神だ)と最敬礼せざるを得なかったようである。
さらに、米スポーツ専門誌『The Sporting News』のダニエル・ヤノフスキー記者は、「ショウヘイ・オオタニは、今年もMVPを受賞する準備は出来ているようだ」と熱狂ぶりを実況。また同僚のウオルシュは、「信じられない!第3打席の逆方向のホームランを見てヤツが帰ってきたと確信したよ」と昨シーズンのMVP男の復活を喜んでいる。
これでメジャー通算99号となった。節目の100号にリーチをかけたが、大谷選手は、「早く達成したいなというか、できれば明日打って、早めに超えたいと思います」と意気込んでいる。
明日の100号はどこで見るか、決められなくて眠られないかも。もしかして、明日も100号と101号の二発かも。いずれもグランドスラム。よけい眠られない。
。。。。。
大相撲夏場所3日目
照ノ富士と若隆景はそろって2勝目をあげたが、3大関はそろって土。正代は3連敗となった。一方、琴ノ若は御嶽海との接戦を制し、三大関撃破の3連勝。高安は貴景勝に勝ち、初日。
では、おやすみなさい。
いい夢を。