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【MJ】「文夫の部屋」

2009-07-29 02:51:23 | MJ
'09.07.17 高田文夫ドリームプロデュース 文夫の部屋

高田文夫主催の4日間連続のイベント。若手お笑い芸人、落語、ゲストとトークという構成。トークのゲストとしてMJことみうらじゅんご出演ということで行ってきた。青山スパイラルホールのB1、いつもはEATS and MEETS Cayという、ライブなんかも見れる飲食店のよう。なので、ちょっとしたステージのようなものがある。そこにパイプイスを並べてイベント会場にしているので、段差が全然ない。前説の立川志らら(だったかな?)によると、前3DAYSの教訓を生かし、ゲストの座るイスの高さを工夫したらしく、全身はムリでも顔は見えるハズとのこと。でも、なにしろチビッコなので・・・(涙) どうやらずっとお弁当を販売しているらしいけれど、事前にそんな情報もないので皆知らないので、売れ行きが悪いのだそう。かなりの値下げを敢行したけれど、この日も売れたのは1個(笑)

これまた志らら氏情報によれば、全日程を通して一番女子率が高かったらしいこの日の出演者は、U字工事、立川志らく、そしてMJ。誰目当てか聞かれて手を上げたけれど、やっぱり女子のお目当てはMJだったように思う。もちろん自分もですが(笑) 落語のことはサッパリ分からないけれど、高田文夫はどうやら立川一門の人らしい。立川談志を頂点とする立川一門には、A・B・Cとカテゴリーがあり、Aは本職の噺家さん達。Bは高田文夫のように別ジャンルで芸能活動しつつという人達、Cはサラリーマンなどいわゆるシロウトさん達。BやCの人達が寄席に出ることがあるのか全く分からないけれど、今回のイベントで出演するのはもちろんAの方々。水曜日は立川志輔だったらしい。

まずはU字工事から。かなり好きなので楽しみだった。いわゆる舞台とは違って、お客さんとの距離が近いせいか、かなり緊張してテンションが上がっているのがおもしろい。いちいち説明する必要はないかもしれないけれど、彼らの出身地栃木県をネタにした漫才。栃木を持ち上げているようで、実は落としている(笑) でも、その兼ね合いが絶妙で、しかも栃木弁全開なのがいい。関東地方でありながら北関東ということで、神奈川・埼玉・千葉にはかなわないというスタンスで、茨城を強烈にライバル視。でも、茨城を落とすつもりで、栃木を落としちゃう(笑) テンションがあまりに高いとこちらが引いてしまったりして、空回りになってしまう場合もあるけど、早口でまくしたてる栃木弁とこの絶妙な落としぶりがすごくおもしろい! しかも緊張のせいか益子のテンションがホント高くて、謙遜して栃木を悪く言う相方福田を叩く時も、スゴイ勢いで叩いてしまい、ちょっと客席がザワついてしまうくらい(笑) まぁ、でも以前は益子が自分を殴るというネタもあって、これまたスゴイ勢いで殴っていたので、そういう感じなんだろうとは思うけれど。でも、福田に興奮し過ぎて顔が怖いとツッコまれていたのが「栃木検定ネタ」よりおもしろかった。最後のしめはやっぱり「ごめんね、ごめんねぇ~」だけど、これも興奮しすぎて聞き取りにくかったような・・・(笑)

U字工事の後、高田文夫が登場し、軽くトーク。そしてMJ登場。実は見る前spiral cafeでビールを飲んでしまったのでトイレに行きたくなってしまった! でも、MJが登場してしまったので見逃すわけには・・・ ってことで、けっこう辛かった(涙) 高田文夫とMJもビールで乾杯ってことで、ビールを運んできたのは"タモリ倶楽部"でたまに見かける乾貴美子。MJの大ファンなのだそう。そういう意味では好感が持てるけれど、タモリ倶楽部でもMJとタモリのダラッと感とかみ合ってない気がする。今回も何となくかみ合わない印象だったような・・・。2日目に登場したナイツの兄はなわ(笑)と、東MAX登場。なんでもそれぞれの弟が舞台をやるそうで、チケットが若干余っているのではなく、若干売れているのだそうで、どうやらその宣伝らしい。ゲストはこれで終了。高田文夫とMJが普段どんな感じなのか分からないけれど、明らかにいつものMJペースではなかった気がする。四ツ谷を乳母車押している姿を目撃したとか、慰謝料はどうなのかとかMJという人物をゲストに呼ぶ場合、あまり必要でないであろう部分に対してサラリとツッコむ高田文夫。イマヒトツその狙いが分からないけど、タジタジとなるMJが見れるのもおもしろいかも(笑) ちなみに慰謝料はもう少しで払い終わるらしい。なんてネタにしたら元の奥様に失礼か・・・ おもしろかったのはゴジラ泥棒の話。日比谷のゴジラをMJが盗んだのはわりと有名な話。後日、自首したMJ宅にマスコミの取材がやってきた。明るく対応するMJに対し、泥棒は泥棒らしくして欲しいと言われ、下からライトを当てる不気味演出をされたのだそう。ゴジラ泥棒は知ってたけど、そんな裏話があったとは(笑) 慰謝料問題より、そういう話をもっと聞きたかったなぁ。

休憩を挟んで立川志らくの落語。スミマセン 落語のことは全く分からないもので、存じ上げませんでした。立川談志の物マネが得意らしく、何度も披露していた。似ている気もするけど、談志自体の記憶が曖昧・・・ 落語を聞くのは初めて。死神のネタは、たしかオリジナルと言っていた気がしたけど、違ったかな? 「遊び人の男が借金を返すお金を作ってこいと女房に家を追い出される。途方に暮れていると死神が現れる。自分の手違いで男の父親の命を取ってしまったお詫びに、ニセの医者としてお金を稼ぐ方法を教えてくれる。病人の足元に死神が座っていたらまだ寿命があるので、呪文を唱えて死神を追い払えばいい。でも、枕元に座っていたらこれは寿命であると教えられる。そのとおりにすると病人は良くなり、医者として繁盛するけれど・・・」という話。当たり前だけど1人で話すわけだけだから、ナレーション+全ての登場人物を演じるわけで、その演じわけ自体は役者のそれとは違っている。確かにあまりに演技って感じになってしまうと別モノになってしまう気もする。その辺りの兼ね合いが良くておもしろかった。江戸の町を行く人は悪くないけどちゃらんぽらんな男の姿が目に浮かぶよう。死神の不気味で、ちょっと滑稽な姿も見える気がする。なかなかおもしろかった。

ラストは出演者全員が揃ってトーク。しかし、高田文夫以外は人見知りらしく、なんともかみ合わない。志らくなんて誰とも目を合わせない。いくらなんでも、それはどうなんだろう(笑) でも、まぁダラッとした感じもまた良しってことで。

MJ目当てで行ったので、MJ本領発揮とはいかなかったのがやや残念だけど、そこはMJ、それはそれで楽しませてくれた。高田文夫の仕切ってないようで、実は仕切ってる感じもいいし、落語初体験もおもしろかった。U字工事も見れたし! 良かったのではないでしょうか。


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