【art】「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」鑑賞@Bunkamura ザ・ミュージアム
140年の歴史を持つライフスタイルブランド イッタラの日本初となる大規模巡回展。450点以上の作品が展示されるとのことで、北欧好きとしては大興奮の企画展。開催を知ってからずっと心待ちにしていた。早速行ってきた!
1881年にフィンランドのイッタラ村でガラス工場としてスタート。その後、数々のフィンランドを代表するデザイナーとともに発展してきたイッタラ。今展はその創業140年を記念したフィンランド・デザイン・ミュージアムで開催された展覧会を再構築したもので、日本との関係にも焦点をあてている。
今回も感想をツイートしておいたので、それに追記する形で記事として残しておく。
#イッタラ展 見てきた!アアルトベースなど代表的な作品は、北欧系の企画展で見たことあったけど、イッタラ単体の企画展に行くのは初めて。140年の歴史を約450点の作品で見せる。めちゃ楽しかった✨ pic.twitter.com/KBuTywFqhw
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) October 1, 2022
数年前に偶然あるインテリアブロガーさんのブログを拝見したことをきっかけに、北欧インテリアにハマった。家具の買い替えなどは現実的ではないので、小物を少しずつ購入している。そんな中で一番購入しているのがイッタラの製品。どれも素敵✨
以前から美術展に行くのは大好きだったけど、北欧系の美術展を見つけたら可能な限り見に行っている。アルヴァ・アアルトの企画展(感想はコチラ)などで今展入口にズラリと展示されていたアアルトベースなどは見てきたけど、イッタラ単体の企画展は初めて。450点の展示は圧巻で大興奮だった!
#イッタラ展 ティーマなど陶器類もあったけど、ほぼガラス作品。デザインはもちろん、それらを生み出す道具も展示してあって興味深い。気泡を作る木の棒とかコレで?となる。職人技。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) October 1, 2022
イッタラは今でこそ様々なジャンルの商品を扱っているけど、そもそもはガラス工場ということで、今展も一部陶器などの展示はあるものの、ほぼガラス作品となっている。
そしてガラス作品を作るための型や、気泡を入れるための木の棒などの道具類の展示もあり興味深かった。
#イッタラ展 デザイナーごとの展示も楽しく、タピオ・ヴィルカラのFINNAIRロゴ入りウルティマツーレがあったり、オイバ・トイッカコーナーには憧れのシェッポ。ティモ・サルパネヴァのシンプルなデザインとスモーキーな色が好きすぎる💕
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) October 1, 2022
イッタラを代表する8人のデザイナー アイノ・アアルト、アルヴァ・アアルト、カイ・フランク、タピオ・ヴィルカラ、ティモ・サルパネヴァァ、オイバ・トイッカ、アルフレッド・ハベリ、ハッリ・コスキネンの作品を数点ずつ展示して紹介するコーナーがとっても良かった。それぞれ個性的でおもしろい。
イッタラの人気シリーズの1つであるタピオ・ヴィルカラのウルティマツーレ。その水差しセット?が展示されていたのだけど、その注ぎ口あたりに"FINNAIR"のロゴが!
ウルティマツーレが発表された1968年頃って航空機がめちゃめちゃオシャレだったんだよね🛫✨ 十数年前にブームになったブラニフ航空とかエミリオ・プッチの制服だったり、アレキサンダー・カルダの塗装とか、有名デザイナーや芸術家が手掛けた旅客機が飛んでいた時代。この水差しもフィンランド航空で使われていたのかな? ちょっとわくわくする。
イッタラのロゴ「i」マークをデザインしたティモ・サルパネヴァ。キャセロールが日本人にもなじみ深い気がするけど、展示されていたのはシンプルながら優美なデザインのガラスコップなど。好きだったのは色合い。くすんだ感じのパープルやモスグリーンが素敵✨
3年前に亡くなったオイバ・トイッカがデザインしたバードたち。シエッポとかかわい過ぎないのがいい。オイバといえばバードという感じなのかな? でも、自分が持っていることもありフルーツモチーフのフルッタや、フラワーモチーフのフローラが好き。繊細なガラスにポップなデザイン。フローラはなかったけど、フルッタは別の場所に展示があった。やっぱりカワイイ。
#イッタラ展 ガラスの器、特にグラス類の展示では、器の色の影が出来ていて、それがガラスの層ゆえか、年輪のような模様になっていて、とても美しかった✨全体的に無駄がなくスタイリッシュな展示。雪原背景とか素敵だった✨
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) October 1, 2022
今回の企画展でとても好きだったのが影! 例えばサルパネヴァのパープルのグラスのは影もパープルで、それがおそらく作品自体の形の変化などが影響してなのか年輪のようになっていて素敵だった。こういう演出も素敵。
そしてそれらがとても映えたのは、全体的にシンプルでスタイリッシュな展示だったからだと思う。その感じも良かった。
入口にはたくさんのアアルトベースが展示してあり撮影可能! 大きさや高さ、色も様々でとても素敵だけど、使いなせる気がしない💦 きちんと生ける技術も、ましてや無造作に生けるセンスもないので💦💦
出口付近にはオイバ・トイッカのバードたち。これは圧巻! どれもカワイイ。カラーも模様も様々だけど、意外に黄色などに惹かれる。
ここも撮影OKだったけど、なかなか難しい💦 あんまり納得いかない仕上がりに😑 バード欲しいけどお値段がね💦💦 まぁでも一体一体マウスブロウで作っているのだから、お高いのも納得なのですが。
#イッタラ展 プレスリリースいただいた🤗
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) October 1, 2022
お土産はポストカードとマグネット🦉
東急本店のウィンドウディスプレイも素敵だった✨ pic.twitter.com/zl5apjXf3e
入場にプレスリリースいただいた。チラシと重複する部分もあるけど、これは貴重でうれしい💕
お土産にドーンとバードとか行きたいどころだけど、そうもいかないので美術展では必ず購入しているポストカードにする。これはティモ・サルパネヴァのiラインコレクション。このシンプルで優美な形と色! 大好き😍
そしてウーフーのマグネットも購入。これ実物はなり大きい。なんとも言えないオトボケ感。ちょっとムックを感じさせる。
東急本店のBunkamuraザ・ミュージアムの企画展のディスプレイがされていて、これを見るのも毎回の楽しみの一つ。今回も素敵だった。
イッタラ140年の歴史を一気見。小さな村のガラス工場から世界的なブランドになったのは、その時代に合った、でもいつの時代にも合う飽きのこないデザインを生み出したデザイナーと、それを形にし続ける名もなき職人たちの丁寧な仕事なのだなと改めて考えさせられた企画展だった。
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき:2022年9月17日~11月10日 @ Bunkamuraザ・ミュージアム
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