【art】「東北へのまなざし 1930-1945」鑑賞 @ 東京ステーションギャラリー
巡回中の企画展。実は全くのノーマークだった。
シャネル展を見て帰ろうとチェックしたら当日分の日時指定チケットは売切れ💦 当日券はあるだろうと思ったけど、なんとなく気が反れた😅
東京ステーションギャラリーは何やってるかなと検索したらコレ! これは見たいとチケット購入✨ ということで行って来た!
これはホントに素晴らしい企画展で目からウロコ状態だった👀
#東北へのまなざし めっちゃ良かった!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) August 5, 2022
ブルーノタウトから始まり、柳宗悦の民藝運動、雪調まで。
東北の素朴な暮らしが芸術を産んでいく様子や、人々(主婦)の暮らしを楽にするための設計など興味深い。
やっぱり民藝運動で集められた工芸品の素晴らしさが際立つ!
これは見て良かった‼️ pic.twitter.com/w0u4uWR1b0
東北の芸術については、民藝運動とか棟方志功くらいの知識しかない。とにかく素朴という印象だった。それが今回新たな視点が加わることとなった。
今回は国内外の先端的な人々が東北に注目した1930~1945年の間の、東北の美術、それを生み出した芸術家たち、そしてそれを見出した人々にスポットを当てる。これがとっても分かりやすかった。
1933年に来日したブルーノ・タウト(Wikipedia)を中心に、彼を取り巻く人々の作品や流れを見せて行く。タウトが来日した際、お世話したのが上野伊三郎としりビックリ。上野リチの旦那さん!今のところ、今年見た企画展のベスト1かもしれない「上野リチ展」(感想は
コチラ)こんなところで繋がった!😳
タウトはドイツ語でKitshにあたる"いかもの"という言葉を使っていたそうで、これはインチキというような意味だそう。タウトは桂離宮などの建築を絶賛した一方、日光東照宮をやり過ぎと思っていたそうで、東照宮はいかものだと語っていたのだそう😅
ブルーノ・タウト「マガジンラック」
原型指導も含めてタウトの作品も展示。どれもシンプルで素晴らしい。上の画像の「マガジンラック」などは全く古さを感じない。これは欲しい!
東北へのまなざしは民藝運動へとつながって行く。民藝運動のきっかけは他にもいろいろあるけれど、やっぱり東北の芸術を語る上では重要だと思う。
柳宗悦(Wikipedia)を中心とした民藝運動の頃の作品はどれも素晴らしくて全部欲しい!
特に気に入ったのが芹沢銈介(Wikipedia)の「『手仕事の日本』の挿絵原画」で、器などを版画のようなタッチでイラスト化したもの。
今回展示の作品画像が見つからなかったのだけど、2018年に静岡市立芹沢銈介美術館で開催された「芹沢銈介のいたストレーション」展のポスターがあった! これめちゃめちゃ好き。
「刺子足袋」
こぎん刺しなどの衣装もどれも素朴でありながら、びっしりと刺繍がされていて素晴らしい!
これらが素敵なのは生きて行く上で必要な物に、特段なくてもいい装飾をしていくということ。補強の意味もあったと思うけれど、なにもそんなに苦労してまでびっしり刺繍をする必要はないわけで、でもする感じ。それがとても好き。
雪調というのは1933年に旧農林省積雪地方農村経済調査所の略称で、雪国の生活を建て直す目的で作られたもの。当時の雪国の暮らしを写した映像が貴重!
その雪調で東北地方の農家を研究し、農家の主婦の仕事を少しでも軽くしようと導線を考えたりしていたのが、今和次郎(Wikipedia)・今純三(
Wikipedia)兄弟。
この模型がどれも興味深くて楽しかったのだけど、残念ながら画像が見つからず😢
シャネル展見ようと思ったら、今日の日時指定売り切れで、急遽代替えで行ったけどホント良かった!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) August 5, 2022
空いてて見やすいし、こんな素敵ギャラリーで見れる✨
お土産にこぎんざしコースター買ってしまった💕 pic.twitter.com/B0hEzVKOwd
東京ステーションギャラリーは東京駅構内にある。建物の3階と2階部分がギャラリーになっているので、移動の際に階段を使うことになるのだけど、そのレンガの壁は創建当時の物! これは貴重!
恥ずかしながら、雪調や今ご兄弟のことを知らなかった💦 今回、東北の文化を守りつつ、農村の暮らし特に主婦の仕事を楽にしようという企画があったことを知れてとても良かった。
#東北へのまなざし
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) August 6, 2022
お土産はこぎん刺しコースターと福島のドライもも🍑 pic.twitter.com/jkjayw2G6w
お土産はいつもポストカードを購入しているのだけど、展示品のポストカードがなかった😢
こぎん刺しのブックカバーなど欲しい物たくさんあったのだけど、予算の都合でコースターに。でもこれカワイイ😍
福島のセミドライももは大きめカットとはいえ3切だった💦💦 でも、めちゃめちゃおいしかった😋
日時指定なので混んでいなくて余裕をもって見ることが出来た。こじんまりしたギャラリーなので展示数は多いけれど、会社帰りでもじっくり鑑賞できる。
とにかく素朴ながらとっても素晴らしいので是非!!
東北へのまなざし 1930-1945:2022年7月23日~9月25日 @東京ステーションギャラリー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます